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「痛みを感じる時間がなかったので、その分の慰謝料を支払う必要はない」という理屈は逆を返せば、「痛みを感じる時間があれば(長ければ)、その分の慰謝料を(追加して)支払う必要がある」ということ。
例えば、即死に対する慰謝料相場というものがあったとして、何時間も苦痛に苛まれた挙げ句に死亡した場合、それより高額な慰謝料を請求するというのはおかしいのか、とも言えるだろう。
もちろん、即死についての立証責任の問題はあるし、事故前に予兆があって恐怖にさらされたのであれば痛みがなくても苦痛はあるだろうから、それも含めて法廷で争うことになるだろう。
# 被害者感情とかからの観点からはどうかとも思うが、それは別の話
>例えば、即死に対する慰謝料相場というものがあったとして、何時間も苦痛に苛まれた挙げ句に死亡した場合、それより高額な慰謝料を請求するというのはおかしいのか、とも言えるだろう。
つまり経営計画的に最適解なボーイング社の今後の旅客機の設計としてはなんか墜落しそうな事案(あるいは乗客が不安そうになってストレスが感じられるうな事象)があったら、即座に座席の背後から心臓を一突きして絶命させるナ〇フが滑る出るような旅客機が、経営計画的に最適なんですね(違
そんな旅客機に乗りたいとはどうなんでしょうか
なんか墜落しそうな事案(あるいは乗客が不安そうになってストレスが感じられるうな事象)があったら、即座に座席の背後から心臓を一突きして絶命させるナ〇フが滑る出るような旅客機が、経営計画的に最適なんですね(違
その場合、死因は事故ではなくて殺人になるのではないでしょうか。経営計画的には最悪では?
>経営計画的には最悪では?
はい、そういう反応(20世紀の漫才落語的には「突っ〇み待ち」)を期待してのコメントです。
ありがとうありがとう。
ツッコミ待ちを仕込むのは勝手ですけど、単体で一定の面白さを備えていて更に相手がネタを盛れる余地がないと意味がないですよ。
むしろ副作用少な目に気を失わせるような薬やら仕組みがあれば、本当に旅客機に実装しかねないなアメリカ人って
そこは自爆装置で
# 間違って発動するまでがお約束
自爆ボタン(ポチっとな)は別として、自爆装置ならサイレント赤色灯とカウントダウンのアナウンスは外せないでしょうから、結構な精神的苦痛を味わうことになりそうですねぇ。
タレコミを見るとボーイングは「客は即死で痛みなんて感じる訳ないからその分の慰謝料いらんでしょ」と言っているかのように見える
ハフポストの記事を見ると、原告側が痛みがあったぶん追加で慰謝料を払えと言ってきたことに対して「(痛みはなかったはずだから)そこまでは払えません」と言ってる感じとれる
つまりトッピングお断りであって、メインを値切っているわけではないんですね。それなら特別に奇異な感じではなさげ。
イリノイ州の裁判所では、こういった精神的な恐怖や苦痛に対して請求できるかが検討されていないためだとしている。
必要が「ある」とも「ない」とも判例が無いと言っているじゃないか。
北朝鮮が高射砲で銃殺って話を聞くと、苦しまずに殺してるんだからいいじゃねえかと思う。批判してる奴らは22口径のしょぼい銃で撃たれて苦しんで死にたいの?と。# 銃殺すること自体はおかしいけど、それは別の話
古代か中世か、とにかく人の命が安かった時代は、殺人より傷害の方が罪が重かった時があると聞いたことがあります。死んじゃった人はもう苦しまないけど、ケガした人は苦しむし家族の負担も大きいから、と。
戦前の残念事件という判例があり、慰謝料は死亡する前にどのように思っていたかによる、というのが罷り通っていました。即死した人は慰謝料請求できないけど、「残念」と言い残した人は請求できる、というものです。理屈としては違うのですが、慰謝料がらみとしては似ているかもしれません。
死亡事故の損害賠償 [shared-server.net]のコラム「死者の慰謝料」
ですが戦前の判例で、「被害者が死亡する前にそれ(慰謝料請求)を行使する意思を表明した場合に限って相続される」とされました。これは「残念事件」といって有名なのですが、被害者が「残念、残念」と言って死亡した場合には慰謝料を請求する意思を表明した、というものです。
その後の判例で「悔しい」は意思表明した、「助けて」は意思表明していない、など、いくつかの判例が出ました。
「・・・なんだそりゃ」
って感じですよね。あんまり変なので、昭和42年の最高裁で判例が変更されました。「死亡慰謝料は、被害者の死亡によって当然に発生し、これを放棄、免除する等特別の事情の認められない限り、被害者の相続人が相続する」
今では当然に、相続人が死者の慰謝料を相続したとして、損害賠償されています。
現代でも現地の通貨価値で賠償するから、途上国での航空機事故はめっちゃ安上がりと聞いたような。
ワルソー条約とモントリオール条約の違いもあるかもね。
銃に撃たれて死んだ人にも適用するの?
苦痛というと身体的なものと精神的なもの2種類がある。日本ではそれらを区別することなく慰謝料請求ができるけど、アメリカでは当初、精神的苦痛は制限的だった(客観性が無い、訴訟の助長が理由) [jst.go.jp]。
半世紀前の話で、州によっては制限は緩められている(もっともどういう条件で苦痛を認めるかは議論があるらしいが)。しかし、イリノイ州ではその限りでなく、ボーイングはそれを狙って精神的苦痛に客観的な根拠がないと主張しているということだろう。
何を真とするかの人のエゴだよなぁ死の恐怖は感じなかったかといえばNoでしょうんでもって危機にあって人の知覚できる時間間隔は一瞬が永遠にもなり得る
# 立証できないから存在しなかったことにしようみたいな
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
理屈としてはあり (スコア:2)
「痛みを感じる時間がなかったので、その分の慰謝料を支払う必要はない」
という理屈は逆を返せば、
「痛みを感じる時間があれば(長ければ)、その分の慰謝料を(追加して)支払う必要がある」
ということ。
例えば、即死に対する慰謝料相場というものがあったとして、何時間も苦痛に苛まれた挙げ句に死亡した場合、それより高額な慰謝料を請求するというのはおかしいのか、とも言えるだろう。
もちろん、即死についての立証責任の問題はあるし、事故前に予兆があって恐怖にさらされたのであれば痛みがなくても苦痛はあるだろうから、それも含めて法廷で争うことになるだろう。
# 被害者感情とかからの観点からはどうかとも思うが、それは別の話
Re: (スコア:0)
>例えば、即死に対する慰謝料相場というものがあったとして、何時間も苦痛に苛まれた挙げ句に死亡した場合、それより高額な慰謝料を請求するというのはおかしいのか、とも言えるだろう。
つまり経営計画的に最適解なボーイング社の今後の旅客機の設計としては
なんか墜落しそうな事案(あるいは乗客が不安そうになってストレスが感じられるうな事象)があったら、
即座に座席の背後から心臓を一突きして絶命させるナ〇フが滑る出るような旅客機が、経営計画的に最適なんですね(違
そんな旅客機に乗りたいとはどうなんでしょうか
Re:理屈としてはあり (スコア:2)
なんか墜落しそうな事案(あるいは乗客が不安そうになってストレスが感じられるうな事象)があったら、
即座に座席の背後から心臓を一突きして絶命させるナ〇フが滑る出るような旅客機が、経営計画的に最適なんですね(違
そんな旅客機に乗りたいとはどうなんでしょうか
その場合、死因は事故ではなくて殺人になるのではないでしょうか。経営計画的には最悪では?
Re: (スコア:0, フレームのもと)
>経営計画的には最悪では?
はい、そういう反応(20世紀の漫才落語的には「突っ〇み待ち」)を期待してのコメントです。
ありがとうありがとう。
Re:理屈としてはあり (スコア:2)
ツッコミ待ちを仕込むのは勝手ですけど、単体で一定の面白さを備えていて更に相手がネタを盛れる余地がないと意味がないですよ。
Re: (スコア:0)
むしろ副作用少な目に気を失わせるような薬やら仕組みがあれば、本当に旅客機に実装しかねないなアメリカ人って
Re: (スコア:0)
そこは自爆装置で
# 間違って発動するまでがお約束
Re: (スコア:0, すばらしい洞察)
自爆ボタン(ポチっとな)は別として、自爆装置ならサイレント赤色灯とカウントダウンのアナウンスは外せないでしょうから、結構な精神的苦痛を味わうことになりそうですねぇ。
Re: (スコア:0)
タレコミを見るとボーイングは「客は即死で痛みなんて感じる訳ないからその分の慰謝料いらんでしょ」
と言っているかのように見える
ハフポストの記事を見ると、原告側が痛みがあったぶん追加で慰謝料を払えと言ってきたことに対して
「(痛みはなかったはずだから)そこまでは払えません」と言ってる感じとれる
Re:理屈としてはあり (スコア:2)
つまりトッピングお断りであって、メインを値切っているわけではないんですね。
それなら特別に奇異な感じではなさげ。
Re: (スコア:0)
イリノイ州の裁判所では、こういった精神的な恐怖や苦痛に対して請求できるかが検討されていないためだとしている。
必要が「ある」とも「ない」とも判例が無いと言っているじゃないか。
Re: (スコア:0)
北朝鮮が高射砲で銃殺って話を聞くと、苦しまずに殺してるんだからいいじゃねえかと思う。
批判してる奴らは22口径のしょぼい銃で撃たれて苦しんで死にたいの?と。
# 銃殺すること自体はおかしいけど、それは別の話
Re: (スコア:0)
古代か中世か、とにかく人の命が安かった時代は、殺人より傷害の方が罪が重かった時があると聞いたことがあります。死んじゃった人はもう苦しまないけど、ケガした人は苦しむし家族の負担も大きいから、と。
Re:理屈としてはあり (スコア:3)
戦前の残念事件という判例があり、慰謝料は死亡する前にどのように思っていたかによる、というのが罷り通っていました。即死した人は慰謝料請求できないけど、「残念」と言い残した人は請求できる、というものです。理屈としては違うのですが、慰謝料がらみとしては似ているかもしれません。
死亡事故の損害賠償 [shared-server.net]のコラム「死者の慰謝料」
ですが戦前の判例で、「被害者が死亡する前にそれ(慰謝料請求)を行使する意思を表明した場合に限って相続される」とされました。これは「残念事件」といって有名なのですが、被害者が「残念、残念」と言って死亡した場合には慰謝料を請求する意思を表明した、というものです。
その後の判例で「悔しい」は意思表明した、「助けて」は意思表明していない、など、いくつかの判例が出ました。
「・・・なんだそりゃ」
って感じですよね。
あんまり変なので、昭和42年の最高裁で判例が変更されました。
「死亡慰謝料は、被害者の死亡によって当然に発生し、これを放棄、免除する等特別の事情の認められない限り、被害者の相続人が相続する」
今では当然に、相続人が死者の慰謝料を相続したとして、損害賠償されています。
Re: (スコア:0)
現代でも現地の通貨価値で賠償するから、途上国での航空機事故はめっちゃ安上がりと聞いたような。
Re: (スコア:0)
ワルソー条約とモントリオール条約の違いもあるかもね。
Re: (スコア:0)
銃に撃たれて死んだ人にも適用するの?
Re: (スコア:0)
苦痛というと身体的なものと精神的なもの2種類がある。
日本ではそれらを区別することなく慰謝料請求ができるけど、
アメリカでは当初、精神的苦痛は制限的だった(客観性が無い、訴訟の助長が理由) [jst.go.jp]。
半世紀前の話で、州によっては制限は緩められている(もっともどういう条件で苦痛を認めるかは議論があるらしいが)。
しかし、イリノイ州ではその限りでなく、ボーイングはそれを狙って
精神的苦痛に客観的な根拠がないと主張しているということだろう。
Re: (スコア:0)
何を真とするかの人のエゴだよなぁ
死の恐怖は感じなかったかといえばNoでしょう
んでもって危機にあって人の知覚できる時間間隔は一瞬が永遠にもなり得る
# 立証できないから存在しなかったことにしようみたいな