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それが許されるなら全部CUIにすれば良いのでは? でも、現実的にはそれが許されないから、 ボタン押しとかの「1機能1アクション」になってるんだと思うよ。
結局、操作する手数が少ない事、
そして何より「ユーザが”覚えなくても”ある程度使える事」がシンプルさでしょう。 いちいち「えーと、電話かけるのは何の単語だっけ?」と考えさせた時点で、 そのシステムはシンプルじゃないし。
Newtonの後のPDAが誰もそのシステムに追随しないってことは、 そのシステムが市場に受け入れられないとどの会社も判断したからでしょう。
#分かる人にとってのシンプルさは何の役にも立たないよ。 #なぜなら、それは「理解されている」と言う前提なしで語れないものだからね。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
「柔軟さ」を求める (スコア:2, 参考になる)
→柔軟さ
多機能にもかかわらず、インターフェイスがシンプルなPDAに
Newtonがあったんだけど、これはとにかくインターフェイスが
シンプルだった。
基本的なインターフェイスはメモを取るように使うのだけれど、
call (名前)と書いてAssistボタンをタップすると電話になり、
fax (名前)と書いて同様に操作するとFaxになり、
mail (名前)と書くとe-mail送信になった。
その他には、meeting 3pmと書くとDatesと呼ばれるスケジュ
ーラーアプレットを起動し、3時に会議の予定を入れてくれる。
シンプルな操作で色々なことが出来るのは、データの扱い方が
soupと呼ばれる変わった方法がとられていたからなんだけど、
これが提供しているのがアプレットの操作感や開発のやりやす
さを提供する柔軟性だった。
だから似たようなPDAがあればシンプルと多機能を求める両方
を満足させられるんじゃないかな?と思っています。
残念なことに、Newtonが出た頃は値段も高かったし、小型化
も上手くいかずに市場から姿を消してしまったけれど。
There is no spoon.
いまだにニュートン使ってます。 (スコア:2)
さすがに最近は持ち歩かなくなってきましたが、他のPDAは使う気になりません。
今あるPDAを含めても、紙に近い感覚で扱えるのはニュートン以外は私は知りません。
持ち歩くのには少々大きいですが、紙のメモ帳と同じ感覚で扱えるインターフェイスの為、大きな画面の方が有効に使えました。
正直、もっと大きな画面のものもあったら良いだろうと思ったくらいです。
(コンセプトモデルに、A4サイズのものがあったと記憶しています)
CPUの能力は2100と比べても圧倒的に上がっているので、今ニュートンと同様のコンセプトを持ったPDAが出来たらかなり使えると思うのですが。
リサ同様、少々早い登場だったと思います。
Re:「柔軟さ」を求める (スコア:1)
それが許されるなら全部CUIにすれば良いのでは?
でも、現実的にはそれが許されないから、
ボタン押しとかの「1機能1アクション」になってるんだと思うよ。
結局、操作する手数が少ない事、
そして何より「ユーザが”覚えなくても”ある程度使える事」がシンプルさでしょう。
いちいち「えーと、電話かけるのは何の単語だっけ?」と考えさせた時点で、
そのシステムはシンプルじゃないし。
#じーさんばーさんとか、アルファベットすら知らない人たちには敷居が高すぎるシステムだよね。
>だから似たようなPDAがあれば
Newtonの後のPDAが誰もそのシステムに追随しないってことは、
そのシステムが市場に受け入れられないとどの会社も判断したからでしょう。
#分かる人にとってのシンプルさは何の役にも立たないよ。
#なぜなら、それは「理解されている」と言う前提なしで語れないものだからね。
Re:「柔軟さ」を求める (スコア:1)
"某に電話"とか、"某と昼食"というメモが、そのままスケジュールに反映出来るのが売りでした。
(某と昼食、という場合、それをアシストで認識させる時間によって、当日の昼か、翌日の昼か自動的に割り振られます。日付を指定していたら、その日付の昼)
それが英語なのは英語版だからという理由で、日本語版は初代ニュートン・メッセージパットを作ったシャープでテストベッドまでは出来ていたはずです。
残念ながら、当時のCPUでは文字認識(というか、図形か文字かの自動判別までもしていました)が非常に重く、英語版でも何とか処理出来るという状態で、ひらがなを認識させる事まではとても処理能力が足らなかったと判断されたのでしょう。
ちなみに、ローマ字で住所録に登録されている名前であれば、辞書登録しなくてもきちんと認識してくれました。
図形はQuickDrawGX [ascii24.com]で扱われ、柔軟な修正が可能な上、ネットワーク越しにPSプリンタでプリントアウト出来るのも売りでした。
Re:「柔軟さ」を求める (スコア:1)
「call (名前)」と手書きすること?
それともCUI?
これには賛成だけど、でも「call(名前)」が必ずしも手数が多いとも思えない。
「メールだから、このアプリを立ち上げて、アドレス帳から山田君を探して…」とやることと比較して、「call 山田」の方が手数少なくないですか?
それはNewtonが残念ながら英語版しか出てなかったからで、英語で「電話をかける」=「call」はごく日常的な単語で「覚える」というほどのものではない。
日本語版で「でんわ」とかになってれば問題ないですよね。
必ずしもそうとも限らないでしょう。
「つねに機能的にすぐれたものが残っている」とは思えない。
新しいものを一から作るより、すでに使えるシステムを持っているなら、それに何かを付け足していくのはよくあることだし。
PDAにしても携帯電話にしても、OSメーカーはごく小数だし。
大枠ではその通りだけど、だからといって「少しでも新しいことを覚える必要があるものはすべてシンプルでない」ことにはならないと思う。
「いかに小量の学習で、多くの場面に応用できるか」というコストパフォーマンスを考えないと。
例えば「call(名前)」を覚えたら、「じゃあメールは『mail(名前)』、faxは『fax (名前)』か」って類推できる。
さらに「mail」だけじゃなく「メール(名前)」「めーる(名前)」でも対応するようにしていけば、覚えなければいけないことは少なく出来る。
Re:「柔軟さ」を求める (スコア:1)
「分からない人」には御説のようなレベルのシンプルさを持つPDAを、
「分かってる人」には見合ったレベルのPDAを用意すれば、どちらもハッピーでいいのでは。
どの程度のシンプルさを求めてるかは人によって違うから、
メーカーもそういった観点で製品のランナップを揃えて欲しいです。
Re:「柔軟さ」を求める (スコア:1)
Newton の UI は、Assist 機能使わなくても非常にシンプルです。
一貫性や可視性はもとより、グラフィックのテイストもよかった。
でもそれよりすごいのは、ペン入力による直接操作感だと思います。
画面上のオブジェクトを直接触る感じは、他の PDA や、
マウスを使うパソコンの GUI よりもはるかにタンジブルな
感覚で使うことができました。
つまりメンタルモデルの形成しやすさという意味で、シンプル。
Re:「柔軟さ」を求める (スコア:0)
>そのシステムが市場に受け入れられないとどの会社も判断したからでしょう。
パソコンにおけるMacと同じで他の会社がPDAという箱や形態のマネは
出来ても、中身の追随が出来ないだけですね。