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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
特許の基本精神は (スコア:2, 参考になる)
つまり、第一義が「公開」であり、第二義として「権利の保護」があるわけ。今の特許論議は、企業の利益ばかり追求するからこれが本末転倒しているものばかり。まぁ、米国
Re:特許の基本精神は (スコア:0)
発明者の権利保護が目的というよりも、(期間限定ながら)独占的な利得を与え、
技術革新を奨励することが目的。で結果として社会全体の便益を増やす、と。
要は技術開発にインセンティブを与えてるわけだよね。
だから、
>つまり、第一義が「公開」であり、第二義として「権利の保護」があ
>るわけ。今の特許論議は、企業の利益ばかり追求するからこれが本末
>転倒しているものばかり。
というのは、ちょいずれてる。
企業が利益を後回しにすることを促す法律なら、だれも特
Re:特許の基本精神は (スコア:2, 興味深い)
>(実際にパクラれたくない技術を公開していない企業は多々ある。)
>あくまで企業が儲かるから技術革新のインセンティブになるわけで、
>企業が儲けを優先し、そのために特許制度を利用するのは当然、というか特許制度の狙い通り。
こちらがずれてるんじゃないかな。
発明した企業は、その発明を公開してもしなくても、
同発明を利用する事ができますよね。なので本来はどちらでも良い。
特許制度がある場合には、特許を取得後に発明を公開したとしても
公開しなかった場合に比べて、特に損害は生
Re:特許の基本精神は (スコア:0)
>同発明を利用する事ができますよね。なので本来はどちらでも良い。
>特許制度がある場合には、特許を取得後に発明を公開したとしても
>公開しなかった場合に比べて、特に損害は生じない。
発明を利用する能力のない企業や個人は何処へ?
>企業が特許を取るのは、特許を取る事によって儲ける事
Re:特許の基本精神は (スコア:0)
> 少なくとも多数派ではないと思いますが?
>
> どうも現実以外のところを見てる気がするね。
あのぉ~、もう少し「現実」をお勉強なさったほうが
よろしいように思います。
;; 世界人類が平和ボケでありますように。
Re:特許の基本精神は (スコア:0)
(1) 本当に技術を独占したい、もしくは儲けたい
(2) クロスライセンスのネタにする
相手が使いたいと思う強力な特許を持っている必要がある
(3) 訴訟のときのネタにする
すぐに訴えても益が少ないが、相手から訴えられたときに
「おまえもうちの特許をこれだけ侵害しているぞ」と
反論できるように準備しておく
(そして(2)につながる)
企業の事業部なんてところにいないと(2)とか(3)なんて実感が
わかないでしょうが。
少なくとも、↓は企業にほとんど当てはまりません。
> >企業が
Re:特許の基本精神は(フレームでスマソ) (スコア:0)
わかってますか?
特許をとることが
Re:特許の基本精神は(フレームでスマソ) (スコア:0)
特許を取らなければ、永遠に独占できると思っているのですか?
(ごく一部にそういうものもありますが、それは例外でしょう)
たとえば、青色ダイオード関連の技術について、日亜が特許を
出していなければ、日亜がこの技術をずっと独占できたとお思
いですか?
Re:特許の基本精神は(フレームでスマソ) (スコア:0)
何のために20年の期限がついているか、何のために特許をとった技術が公開されてしまうのか、特許法の第一条になんで産業の発展についての記述があるのか、よーく考えてくださいね。
Re:特許の基本精神は(フレームでスマソ) (スコア:0)
> 特許が企業の利益にしか奉仕しない、と考えることもまた例外なのですよ。
見方の問題です。
企業から見たら、特許は利益に直結するものです。まあ、ハード
メーカと媒体メーカみたいにお互いの製品が補完しあう関係に
ある場合はただで使わせるでしょうが、競合するハードのメーカ間
では「ただ」はまずないでしょう。
逆に、一般社会から見たら、特許は企業などの閉じた組織の中での
成果を外部に公開していることになりますから、知恵の共有と
言ってもいいものです。
私が入社したときに特許に関する教育を受けましたが、そこで
「特許をとること」と「特許を取らずに社内のノウハウにすること」の
違いを教えられました。
まあ、簡単に言うと、
・メカニズムなど、目で見て簡単に使っていることが分かるものは
特許にしろ
・製法などで他社に侵害されていることの判断が難しいものは
ノウハウとして隠せ
というものです。
根底にある考え方は、「他社に対して権利を主張できないものは
特許なぞ取るな」です。(出願にも維持にも金が掛かるし、裁判を
やっても勝てるかどうか分からないし)
企業だって自社の利益が最優先ですから、ちゃんと損得勘定は
しています。(でなければ、出資者に対する背反行為)
で、「特許を取らずに独占」ですが、これは他社が偶然にも同じ
製法を(後から)開発したとか、悪意を持った旧社員(もしくは
産業スパイ)が他社に技術を持ち出したりした場合に無力ですね。
産業スパイを捕まえることは出来ても、他社製品の出荷を止める
手段がありません。
また「20年の期限」ですが、通常の企業は20年後にその技術が
公開されてしまうことより、20年間の権利独占の方を重視するで
しょう。そもそも、「1つの未公開技術」で20年間アドバンテージを
保とうなんて考えは滑稽にしか思えません。
#541320と#541508が同じACかは分かりませんが、#541320には
↓のように書いてあります。
> 理由はどうあれ、特許制度そのものは、企業に永遠に利益を独占させるものではありません。なんどもいわれているのに、わからないのですか?
常識的には、「この特許が切れる前に次の強力な特許を取れば
いい」という風に考えるのが普通でしょう。期限付きのことを
知らない人なんかいませんし。
それを、特許に期限があることをもって企業による独占を第1に
考えるのはオカシイ、と考えるのは、それこそオカシイことです。
> 何のために特許をとった技術が公開されてしまうのか、特許法の第一条になんで産業の発展についての記述があるのか、よーく考えてくださいね。
あの~、「他社の特許ではこんなことを言っているが、そのある
部分を修整すると、このようによくなります」という形式の特許も
あります。(あんまり見ないけど)
この元の特許をA社のa特許、後の特許をB社のb特許とすると、
B社がb特許に元づいた製品を作ろうとすると、必ず基本特許として
a特許を使わないといけない。しかし、A社が製品を改良してb特許に
触れるようなものを作ってしまうと、B社とライセンス契約を
結ばない限り販売出来ない、という事態になります。
この例からは、b特許はa特許を元にすることにより、B社がその
技術を0から作る必要がなかった、車輪の再発明をしなくて済んだ、
と言えるわけです。その分、技術の進歩が早くなったでしょ?
でも、技術の権利独占はきちんと出来ています。
ちなみに、このときa特許とb特許が対等のレベルだと、A社とB社で
クロスライセンスが結ばれるのが普通です。a特許が本当に基本特許
と言えるものだったりすると、B社がそれに見合った数の特許を
出したり、ライセンス料を払ったりしますがね。