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私がドイツにいるなら、私もそれを信じるでしょうし、そこに起こっているすべてを理解し、それがどうこうすべきものではなく、なるがままにしておかなければならないことを知るのです。誰も抵抗することはできません 「分析心理学」レクチュア V, P.265
-- cooper
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
冷静と狂気のはざま (スコア:1)
全体的にとても良い映画だと思うのですが、戦争の悲惨さを強調しようとするあまり、ショッキングで残酷な場面を、お化け屋敷のように用意する演出がちょっと鼻につきました。思わず目を覆いたくなるくらい強烈なシーンもあったので、僕としてはもうお腹一杯といった感じです。
そう言えば、精神分析家のユングはヒトラーと同時代を生きた人でもありますが、彼はヒトラーを「普遍的無意識」の象徴と見なして次のように語っています。
つまり、ヒトラーは「救世主」としての「元型」であり、これを与えられた人間は、そこから逃がれることも逆らうこともできないと言うのです。もちろんユングがナチズムに反対していることは明白ですが、彼ほどの知性を持ってしても、そこから逃がれることはできないと断言しています。
個人的には、この見解に賛同しがたいところがあるのですが、もし自分があのような状況に置かれたとしたら、一体どう行動してただろうかと考えずにはいられません。
-- cooper
Re:冷静と狂気のはざま (スコア:1)
> つまり、ヒトラーは「救世主」としての「元型」であり、これを与えられ
> た人間は、そこから逃がれることも逆らうこともできないと言うのです。
> もちろんユングがナチズムに反対していることは明白ですが、彼ほどの知
> 性を持ってしても、そこから逃がれることはできないと断言しています。
>
> 個人的には、この見解に賛同しがたいところがあるのですが、もし自分が
> あのような状況に置かれたとしたら、一体どう行動してただろうかと考え
> ずにはいられません。
当時のあの状況下で、しかも一応国民が選んだ強力なリーダーのもとでは、みんな、あのような行動になってしまうのは仕方なかったんじゃないかと私も感じます。
でも、イスラエルの論評「ドイツはユダヤ人大虐殺の歴史を取り繕い美化している」の言葉の重みには、返す言葉がないんじゃないかと私も個人的に思っています。
そう言う歴史があったこと、そう言う政治家がいたこと、は忘れないようにしなければいけないと感じました。