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Now, using telecloning, the identity and location of the eavesdropper can be concealed.
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
何か逆のこと言っているみたいなんですけど (スコア:2, 興味深い)
ただ。
記事を読むと、テレクローニングだと盗聴者を隠蔽できるって言っているんですよね。本当ですか?
/.configure;oddmake;oddmake install
Re:何か逆のこと言っているみたいなんですけど (スコア:3, 参考になる)
>言っているんですよね。
今PRLの論文を流し読みしました.
#流し読みなんで間違ってる可能性あり.
量子通信で秘匿性が保障されるのは,以下のような理由によります.
あらかじめA-B間でentangleした量子対を保持しておいて,例えば
ある粒子対1Aと1Bに対しAとBの二人が同時にある量子状態(例えば
upとdownとか)を測定すれば,両者で必ず同じ(別に必ず逆でもいい
のですが)が得られます.
この際,この測定と共役な物理量(例えばここではleftとrightと
しましょうか)は不確定性より破壊され,1Aと1Bでleft-rightの
測定をしても何の相関もありません.
#1Aがleftだからといって1Bがleftとは限らないと言うこと.
逆に最初に1A-1Bでleft-rightの測定をすれば,そちらは1A-1Bで
同じ値になりますが,今度は逆にup-downが不定になります.
もしここで盗聴者がいたとして,1A-1BのペアのBに送られる方を奪って,
up-down測定をしてupと言う値を得たとしましょう.で,傍受を隠匿
するためにupの量子状態を持つ粒子をBに送ります.
ここでA-Bが量子通信として1A-1Bのペアの測定としてup-downを選べば
傍受はばれません.なぜなら1Aも(送られた偽の)1Bもupの状態だからです.
ところがもしここで送信者が,「じゃあ1A-1Bのペアにはleft-right
測定を行おう」と言い出すと,1Aと(偽の)1Bでは相関がありませんから,
測定結果は互いにバラバラなものとなります.このため盗聴者の存在が
判明するわけです.
#もちろん,ランダムでも確率的に1/2で一致しますが,テストビット数を
#十分増やせば盗聴者の有無の確からしさは1-1/2^nで増えます.
で.
今回のtelecloningは,1Bを測定することなく1B -> 1B'-1Cペアを
作成できる,と言うことです.この時1A-1B'はentangleしていますが,
同時に1A-1Cもentangleしています.
つまり,1A-1B'-1Cにup-down測定(left-rightでも可)を行うと全て
同じ値を返すと言うことです.
ですから盗聴者Cはまず1Bという粒子を経路上で奪って,複製して1B'-1C
ペアを作って,1B'を何食わぬ顔をしてBに送りつけて,A-B間で行われる
測定とまったく同じものを自分の粒子1Cに行えば,A-Bと同じ結果を
得られるから,結果として盗聴が可能になる,と言うこと.
・・・だと思います.流し読みした感じでは.
#間違ってたら読み込んだ人,訂正お願いします.
Re:何か逆のこと言っているみたいなんですけど (スコア:2, 参考になる)
論理学的にかいつまむと、
量子通信に於いて1A-1B-1Cには相関性を持たせることができるが、
中継点1Bの略奪者(盗聴者)である1B'は不確定性原理に支配されるから盗聴は不可能と言うのが今までの量子通信の理論だったが、
実際に測定してみたら略奪者である1B'と1Bに相関性を持たせる事が出来てしまった。
従って中継点である1Bの複製を使用した盗聴が可能である。と結論づけることが出来る。
と言う感じなんでしょうか?
量子P2P? (スコア:0)
って読んでしまうとダメですか。