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既にあるミサイル技術を利用するのでしょうから、打ち上げ能力に関するコストは償却済みなんじゃないでしょうか。そうすると、ロシアからわざわざ赤道付近まで移動するのがコストに響いてきそうな気がします。移動に時間がかかると直前のドタバタへの対応が不便そうですし。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
バレンツ海 (スコア:2, 興味深い)
かなり興味深いのですが、何故バレンツ海のような高緯度の所から
打ち上げるのですかね?
赤道付近の地表の自転速度を利用して東向きに打ち上げるのが
一番低コストなのだと教わった記憶があるのですが・・。
#まさか、気温が低いほど酸素供給効率が良いようなピストン式内燃機関を搭載?
Re:バレンツ海 (スコア:3, 参考になる)
そして、赤道から真東に低軌道衛星を打上げると、赤道付近の基地としか更新できないというデメリットがあります。
アメリカやロシアで交信可能にするためにはかなり軌道傾斜角をつける必要があるわけで、高緯度で打上げるのと打上げ難度は変わらなくなってしまうのです。
Re:バレンツ海 (スコア:1)
それとも浮上して?
Re:バレンツ海 (スコア:1)
リンク先でも「from a submerged submarine in the Barents Sea.」
…潜らないと撃てないのだったか?
## ところで,「潜水艦発射弾道弾」は SLBM (Submarine-Launched Ballistic Missile)。
"Patriotism is the last refuge of a scoundrel." - Samuel Johnson
Re:バレンツ海 (スコア:0)
ただSLBM自体の試験の際は浮上した状態で発射することもあります。
(失敗の際の事故防止の為に船体を傾斜させて発射するケースも有り)
Re:バレンツ海 (スコア:0)
潜っているほうが揺れが少ないの?
海中の方が海面より外乱が少ないとしても、
発射されたロケットが海面を通過するときには外乱は受けないの?
Re:バレンツ海 (スコア:1)
既にあるミサイル技術を利用するのでしょうから、打ち上げ能力に関するコストは償却済みなんじゃないでしょうか。そうすると、ロシアからわざわざ赤道付近まで移動するのがコストに響いてきそうな気がします。移動に時間がかかると直前のドタバタへの対応が不便そうですし。
Re:バレンツ海 (スコア:2, 参考になる)
SS-N-18はソビエトが1970年代後半に開発したSLBMで、東側SLBMとしては初めてMIRV(個別誘導型多弾頭再突入核弾頭)を搭載したシステムです。最終的に、14隻建造されたDeltalll級に、1隻あたり16基のSS-N-18が搭載可能で、最大構成のMod3なら1隻あたり117個の100kt級水爆を搭載することができました
米ロのSTART-l(戦略核戦力削減条約)とSTART-ll条約により、SS-N-18は3個以下の核弾頭しか搭載できないことになり、Deltalll級も最新型のDeltalV級に主任務を譲り退役する予定です。スペアをあわせると300基近く生産されたSS-N-18ですが、ヒドラジン・四酸化窒素を主燃料とする二段式ロケットで、海中での爆発事故がしばしば発生している厄介なミサイルだったようです。ただし、打ち上げ能力には優れていて、130キロの衛星を低軌道に投入する能力があると主張しています。実際、ロシア宇宙省はイロイロ提案 [rosaviakosmos.ru]してるみたいですが
バレンツ海で打ち上げるのは単純に、Deltalllの基地がこの辺りだからです。Deltalllの主要基地のYagelnaya AreaとOlenya BayはいずれもMurmansk近郊(といっても50キロくらい北だけど)ですし、造船所やミサイル保守設備なんかも集中しているのでやりやすいのでしょう。冷戦期にSLBMの発射実験なんかも、しばしば白海かバレンツ海周辺で行われました
Re:バレンツ海 (スコア:1, 参考になる)
>一番低コストなのだと教わった記憶があるのですが・・。
静止衛星軌道に関しては、半分だけ正解です。
極軌道(北極と南極上空を通過する)に関しては、どこから打ち上げてもコストはほとんどかわりません。
赤道上空の静止軌道に乗せるには、赤道上から東向きに打ち上げるのが、方向修正のエネルギーがかからないので一番低コスト、というのが理由です。自転の影響は微々たる物です。
東京から打ち上げた場合は、一旦赤道上まで移動してから静止軌道まで吹かすんだ、と考えても、あながち間違いではないでしょう。
逆に、静止軌道に乗せる必要がなく、特に精密な軌道にのせる必要もない実験衛星の類なら、赤道から上げようが北極からあげようが、たいした違いはありません。