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人生unstable -- あるハッカー
は? (スコア:1, 参考になる)
> 宇宙開発に詳しいジャーナリストの松浦晋也さんは「過剰な秘密主義のため、きちんと使えているのか分からない。衛星の費用は民生用の宇宙開発費を削ってねん出されたが、現状では5050億円の価値はなく、国民への説明責任も果たしていない」と厳しい。
宇宙開発費が削られて何が喜ばしいんだか。
国が存在しないと宇宙開発費できません Re:は? (スコア:2, 興味深い)
Re:国が存在しないと宇宙開発費できません Re:は? (スコア:1)
ということですが、巨大隕石が衝突すれば、核攻撃への準備すら不可能になります。
まずは小惑星の軌道を監視し、必要に応じて軌道をかえることで危機を回避する仕組みの構築が必要でしょう。
そのためには宇宙開発に資金を極限まで投入して、技術レベルを高めなくてはなりません。
という反論をみればわかるように、リスク・リターン分析が全く書かれていないので、説得力もなにもありません。
核戦争のリスクがどのくらいで、今回の監視衛星を含め、それぞれの施策にどのくらいの抑止効果があって、
どれくらいのコストがかかるかをみないと、まともな議論はできません。
国を思う熱い思いとかが見えなくて申し訳ありませんが、結局は金額で考えることです。
核戦争のコスト(金額)や確率、他国に主権を奪われた場合のコスト(金額)、それらを防ぐためのコスト(金額)、
何でもまずお金で考えられないと、行政を含めた経営なんて不可能です。
その上で、国を愛するとか、美しい国だとか、どのようなものを選好するかについて人々の思いが入る余地はかなりあります。
でもそれはあくまで*冷徹な計算ができた上での*ことです。
まさにこの種の議論が問題なのですよ (スコア:1, 興味深い)
>リスク・リターン分析が全く書かれていないので、説得力もなにもありません。
とのことですが、日本の現状において、今回程度の予算で偵察衛星を打ち上げるという文脈での国と宇宙開発とのかかわりについて
>核戦争のリスクがどのくらいで、今回の監視衛星を含め、それぞれの施策にどのくらいの抑止効果があって、
どれくらいのコストがかかるかをみないと、まともな議論はできません。
というのは、家を建てるに当たって雨露をしのぐ屋根を作ることそのものについて細かな分析を要求されているような滑稽さを感じます。家に屋根を設けることについて説明が必要ですか?そうですか。
百歩譲って分析するにしても、分析のためには現状の把握が必要ですが、そもそも日本は自らの置かれた環境が自分自身で分からないという状態なのです。あえて言えば偵察衛星は分析の前提条件を整える手段でしかなく、日本の経済的技術的要件を考えれば、今回程度で済むのなら(金持ちが家に屋根と壁を作るかを深く考えない程度に)入手すべきものなのです。
誤解しているかもしれないので申し上げておきますが、民族主義的な議論をしたいわけではありません。愛国とか「美しい国」とかを持ち出されてくるところをみると、ソノ筋のお方かなと想像してしまいます。国防がからむと、反射的にある種の民族主義的議論と直結し、敢えてそれと距離を置きたがるヒトが日本にはけっこういますね(笑)。
例えば、日本が今のアメリカ合衆国に支配される場合のリスク・コスト・効果などはある程度分析可能でしょうし、何らかの理由があってアメリカが今それを強力に要求、もしくは強制してきた場合、かつてのハワイ王国がそうしたように、アメリカの一部になるかどうか精査分析すべきでしょう。
しかし現在、日本の国防を考えるに当たって潜在的仮想敵と想定する周辺国家は北朝鮮や中国などの独裁国家か、ロシアのように国家運営が事実上非民主的で不安定な国々であり、それらの支配下に入ることが現在の日本国民にとって圧倒的に不利益であることは明らかです。ましてや、それらのなかでも最もひどい北朝鮮がミサイルを日本列島を越えて落下させ、核開発が確実視されているのはご存知ですよね?そのような国の支配下で日本国民のための宇宙開発などありえないでしょう(笑)。また、この種の国に対して、
>何でもまずお金で考えられないと、行政を含めた経営なんて不可能です
などという態度で、分析できるヒトなんていませんよ。軍事専門家が「お金で考える経営」的思考で北朝鮮を分析した例を私は知りません。ありますか?あるならそんな分析はマトモなもんじゃありません(笑)。北朝鮮を巡って紛糾を続ける六カ国協議がそんな資料を前提にして議論が進んでいたらおもしろいですね(爆笑)。
はっきり言っておきますが、国防で経営的に考えられるものは極めて限られた部分でしかありません。どこの国でも防衛予算が大きな問題になりやすいのは金銭的数字の分析だけで国防を捉えられないからなのです。
私が前の書き込みで申し上げたいたいのは、まさに、このような「国防における常識」が欠けている日本人が、人類史的に普遍的な防衛という当たり前のことについてさえイチイチ説明を要求し、独善・偽善的な難癖をつけた上、しばしば理解できず、結局、民主主義であるがゆえに彼らにかまわざるを得ないので備えを遅らせるという、これまでの日本の問題をどうにかしましょうということなのですよ。
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「バカの壁」は存在する
Re:まさにこの種の議論が問題なのですよ (スコア:1)
#中長期的には日本は米国の一部となるのが合理的ではないかと私は考えています。
今回のあなたの書き込みは、前回のものに比べて遙かに私にとっては説得的です。
常識的にみて、北朝鮮が日本の安全保障にとって短期的には最大の驚異であることに異論はありませんし、
北朝鮮の核兵器の脅威についてのお話もよく分かります。
しかし、私がもし北朝鮮の最高指導者で、いざ日本に対して実力行使にでようとするなら、
核ミサイルではなくスパイによるBC兵器の持ち込みを行います。
逆に、同じ数千億の予算を使うならHUMINT活動のほうがコスト対効果(リスクを減じる程度)では
優れているということはないのでしょうか。
国防のために金をかけることに異存があるわけではありませんが、重要だからこそ効率や必要性は十分に
吟味すべきですが、国防となると「効率を犠牲にしても」というエモーショナルで不合理な思考を捨てきれない
人が多いように感じ、懸念しています。
#同じことは、「子ども」「食の安全」などにも言えます。
Re:まさにこの種の議論が問題なのですよ (スコア:0)
おもしろおかしい +5