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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
もしSEだったら (スコア:5, すばらしい洞察)
へっぽこ管理者ではなくて、迅速なパッチ当てとか日々の管理業務とかは人並み以上に完璧にこなし毎月200時間の残業にも耐える優良管理者だったけど、なんか内部事情を知る者のバックドアによって、ほとんど不可抗力的な巧妙
Re:もしSEだったら (スコア:0)
第1回公判(平成19年1月26日)の検察側の冒頭陳述によれば、
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被告は検査の結果、被害者の胎盤は子宮口を覆う全前置胎盤で子宮の前壁から後壁にかけて付着し、第1子出産時の帝王切開のきず跡に及んでいるため癒着の可能性が高いと診断した。無理にはがすと大量出血のリスクがあることは所持する専門書に記載してある。
県立大野病院は、高度の医療を提供できる医療機関の指定を受けておらず、輸血の確保も物理的に難しいため、過去に受診した前置胎盤患者は設備の充実した他病院に転院させてきた。
だが、被告は、助産師が「手術は大野病院でしない方がいいのでは」と助言したが、聞き入れなかった。助産師は他の産婦人科医の応援も打診したが、「問題が起きれば双葉厚生病院の医師に来てもらう」と答えた。先輩医師に大量出血した前置胎盤のケースを聴かされ、応援医師の派遣を打診されたが断った。
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この話に基づいて「もしSE(?)向けにこの話を書き換えるなら」、こうでしょう。
・サーバに、突然大量のDOS攻撃とゼロデイ脆弱性を突いた巧妙な攻撃がやってくるかも知れないと専門書に記載してあった。
・いつもなら数万人の顧客情報を扱うような案件は設備の充実した他の会社を紹介していた。
・先輩に他の管理者の応援を打診されたが断った。
その結果、シャットダウン試みる暇すらなく、ものの数分で数万人の顧客情報が盗まれた、というような状況を想像すればいいかと思います。
Re:もしSEだったら (スコア:2, 参考になる)
前置胎盤を全例搬送していたというのは多分嘘です [umin.ac.jp]。その双葉厚生病院でも1人で何例もやってると証言されています。判決で無視されてるので、事実認定としては何とも言いませんが。
「いつもなら他の会社を紹介していた」のくだり。企画会議の時点で、実際のサーバ管理もできない下っ端が確かにそんなことも言ったが一同に無視された、といった程度のものかと思います。専門外とのことで、「異常産における助産師」の役割をどの程度ご存じか知りませんが、彼女だって自分に降りかかる責任は回避したいでしょうから、そういうこと警察に述べてても不自然ではないでしょう。自分から見れば、「えっ、異常産について何の手出しもする資格のない立場の人間の発言が起訴状に載るほどに検察の材料は少ないの?」という印象。
管理者の応援の打診を断った点については、それも含めて彼の判断でしたから、確かにその通りですね。それを含めていいと思います。それが加わって犯罪を構成する要件になり得るかどうかというと、厳しいかと思います。2人いたところでどうしようもなかったという証言 [lohasmedical.jp]が裁判中にあったのも書き添えておきます。
まあたとえ話ってことで(^-^;
Re: (スコア:0)
剥離を続けても死亡、子宮摘出しても死亡、じゃあどうすればいいんですかね?
Re:もしSEだったら (スコア:1)
母胎を守るために胎児をあきらめることになるんじゃないかと思います。
(大野病院の方も、紹介先の一つでは中絶をすすめられた、とかありましたよね?)
具体的にどういう術式になるかは存じませんが、例えば最初から単純子宮摘除術であれば
帝王切開後に胎盤をはがして子宮収縮を促すとか、帝王切開後に子宮摘出するよりは
出血量は俄然少なくなると思います。
「ハイリスクかもしれない」という予見性だけで胎児をあきらめたり、子宮を摘出したり、というのはなかなか
判断に苦しむところではないでしょうか。
Re:もしSEだったら (スコア:1)
子宮摘出しなきゃ死んでたと言われてもとうてい納得しそうにない。
TomOne
Re:もしSEだったら (スコア:1)
あなたの書いているのは検察の立場ですから、悪意満載になります。
冒頭陳述などを読めるのであれば、ぜひ周産期医療の崩壊をくい止める会 [umin.ac.jp]の公判記録を読んでみてください。
「医療の素人である裁判官」に対して素人にわかるように、じっくり専門家が解説して、その結果無罪という判決が出ています。
きっと医療について素人でも読めるはずです。
また、wikipediaにも分娩についてはある程度かかれています。
かつて自分が経験した(生まれてきましたよね?)か、今後経験するかは
わかりませんが、分娩がいかに大変なことかを知っておくのは悪いことではないでしょう。