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この業界の私が覚えている有名どころリスト、こうやってみるとその時代の売れ筋なので自分もやられたものが多い。記憶装置という性格から使用者へのダメージはかなりのものですね。
前世紀から Maxtor いろいろ ファーム不具合で突然認識しなくなる1999年 WesternDigital Caviarシリーズ 起動不良2001年 Quantum Fireballシリーズ チップ不良により焼損2002年 富士通 MPGシリーズ ベークライト不良2007年 Seagate ヘッド不良でディスクに傷がつく2008年 HGST P7K500 ドライババグにより特定領域にアクセスすると不具合2009年 Seagate ファーム不具合で突然認識しなくなる
HGST信者の戯言と流して頂ければ結構ですがHGSTは以前DTLAでやらかしたからなのか、WD/Seagate/HGST/三星の中だと一番ファームが安定してる感じがします。
今回の件に関しては1.5TBの時のkrazyさんのファームが酷いという発言 [srad.jp]がまんま表に出てきたという感じですねぇ。
IDE時代でから、WDはSingleとか言うモードじゃないと動かないとか(ネゴが下手)、SeagateはUDMAの実装ミスでデータ化けさせたり [rexpccard.co.jp]とかありましたし。SATA入ってからもWDはFirmware不良でStaggered Spin Upが解除出来ないとか(RocketRAID使用者がハマった)、Seagateはキャッシュ容量の認識ミス [seagate.com]とか。
それに対してHGSTは比較的ATA規格をきっち守っている感じがします。が、P7K500の例なんかもまんまですが規格を馬鹿正直に守るのでホスト側が適当に実装していると落とし穴に落ちます。あと、ジャンパがないのでIDE互換インターフェースを持ちGen2/SSCが有効でもちゃんと使える環境を1つ用意しておかないと認識出来ず悲しい思いをする可能性があります。
7K1000.Bはまだ数をそろえてないので評価は先送りですが、P7K500は結構良い感じでした。シーク遅いですが、WDGPよりはシステム寄りですね。7K1000.Bで1台比較的早期に不良セクタ置換が出たのが初期不良なのか否か気になる所です。後はヘッドやプラッタが世代的に遅れがちなのが性能重視な方にはウケなさそうです。
RMAでの保障が効けば最高なんだけどなぁ…# レシートとかうっかり捨てちゃうのを直せばいいのか
>HGSTは比較的ATA規格をきっち守っている感じがします。
ひょっとして、今回の対応ファームを入れると、Seagate、今までより遅くなるの確定?いや、そのままのファームで使えなくなるのとは、トレードオフにはならんとは思うけど…。
>ひょっとして、今回の対応ファームを入れると、Seagate、今までより遅くなるの確定?>いや、そのままのファームで使えなくなるのとは、トレードオフにはならんとは思うけど…。
プラッタ密度とかの物理特性ではトップレベルを行ってますのでそう簡単には遅くならないと思います。演算量増加とかワーク領域減少によって若干のキャッシュ転送速度とかコマンド処理能力が落ちる可能性ぐらいはあるかも?今回のはエラー処理か、状態遷移のどこかで見落として例外処理に失敗したとかその辺りじゃないかなーって勝手に思ってますが。
例えば、・Read After Write(RAW)(既定温度範囲内にないと書き込みが正常か確認する動作)という機能があるみたいですから、それの境界での誤作動という可能性。# HDDは冷やしすぎも良くないです。記録密度が上がったので物理媒体の熱による誤差が馬鹿にならなくなってきた。・余裕がある時は内部的にベリファイも行うみたいな処理が走って、その最中に別の処理が来ると固まるみたいなタイミング的な物とか。・実はファームのキャッシュメモリ(んな物あるのか?)や不良セクタ管理ミスでファームの一部を破損>チェックサムで失敗>自閉(サポ行き)orセーフモード(ファームUpdateのみ受付になる)とか。・Seagateの3.5インチは伝統のCSS方式なので、起動させるためのパラメータがおとなしすぎてプラッタ回せずファーム本体が読めないとか。# 今だとMaxtorの血が入ってるし鳴くのかな?辺りが門外漢の私には思いつきましたが、私はHDDの設計とか制御をやる人間じゃないのでさっぱりです。
技術的になぜ起きたのか気にはなりますが、こういう情報はまあ、表には出ませんよねぇ根底にあるのは複雑化したってのがあるんでしょうが。NCQも進化して、優先度つきのNCQとか(Rev2.6)まで登場しちゃってますし、性能を引き出すには制御回りも重要ですから色々大変そうですしねぇ。
# HDDは冷やしすぎも良くないです。記録密度が上がったので物理媒体の熱による誤差が馬鹿にならなくなってきた。
一般的に機械は暖まらないと調子が出ませんから. ましてや最近主流の流体軸受けなんかだと潤滑材の粘度が安定性の大きな要因になりますし, しかもなんだかんだ言って温度変移による粘度変化ってのはありますからね.
その昔は潤滑材がプラッタ表面に悪影響を及ぼすから, 固体潤滑材以外はHDDでは使用できないなんて時代もありましたけど.
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
HDD業界の過去事例 (スコア:5, 参考になる)
この業界の私が覚えている有名どころリスト、
こうやってみるとその時代の売れ筋なので自分もやられたものが多い。
記憶装置という性格から使用者へのダメージはかなりのものですね。
前世紀から Maxtor いろいろ ファーム不具合で突然認識しなくなる
1999年 WesternDigital Caviarシリーズ 起動不良
2001年 Quantum Fireballシリーズ チップ不良により焼損
2002年 富士通 MPGシリーズ ベークライト不良
2007年 Seagate ヘッド不良でディスクに傷がつく
2008年 HGST P7K500 ドライババグにより特定領域にアクセスすると不具合
2009年 Seagate ファーム不具合で突然認識しなくなる
Re:HDD業界の過去事例 (スコア:5, 参考になる)
HGST信者の戯言と流して頂ければ結構ですがHGSTは以前DTLAでやらかしたからなのか、
WD/Seagate/HGST/三星の中だと一番ファームが安定してる感じがします。
今回の件に関しては1.5TBの時のkrazyさんのファームが酷いという発言 [srad.jp]がまんま表に出てきたという感じですねぇ。
IDE時代でから、WDはSingleとか言うモードじゃないと動かないとか(ネゴが下手)、
SeagateはUDMAの実装ミスでデータ化けさせたり [rexpccard.co.jp]とかありましたし。
SATA入ってからもWDはFirmware不良でStaggered Spin Upが解除出来ないとか(RocketRAID使用者がハマった)、
Seagateはキャッシュ容量の認識ミス [seagate.com]とか。
それに対してHGSTは比較的ATA規格をきっち守っている感じがします。
が、P7K500の例なんかもまんまですが規格を馬鹿正直に守るのでホスト側が適当に実装していると落とし穴に落ちます。
あと、ジャンパがないのでIDE互換インターフェースを持ちGen2/SSCが有効でもちゃんと使える環境を1つ用意しておかないと認識出来ず悲しい思いをする可能性があります。
7K1000.Bはまだ数をそろえてないので評価は先送りですが、P7K500は結構良い感じでした。
シーク遅いですが、WDGPよりはシステム寄りですね。
7K1000.Bで1台比較的早期に不良セクタ置換が出たのが初期不良なのか否か気になる所です。
後はヘッドやプラッタが世代的に遅れがちなのが性能重視な方にはウケなさそうです。
Re:HDD業界の過去事例 (スコア:1)
RMAでの保障が効けば最高なんだけどなぁ…
# レシートとかうっかり捨てちゃうのを直せばいいのか
Re: (スコア:0)
>HGSTは比較的ATA規格をきっち守っている感じがします。
ひょっとして、今回の対応ファームを入れると、Seagate、今までより遅くなるの確定?
いや、そのままのファームで使えなくなるのとは、トレードオフにはならんとは思うけど…。
Re:HDD業界の過去事例 (スコア:2, 参考になる)
>ひょっとして、今回の対応ファームを入れると、Seagate、今までより遅くなるの確定?
>いや、そのままのファームで使えなくなるのとは、トレードオフにはならんとは思うけど…。
プラッタ密度とかの物理特性ではトップレベルを行ってますのでそう簡単には遅くならないと思います。
演算量増加とかワーク領域減少によって若干のキャッシュ転送速度とかコマンド処理能力が落ちる可能性ぐらいはあるかも?
今回のはエラー処理か、状態遷移のどこかで見落として例外処理に失敗したとかその辺りじゃないかなーって勝手に思ってますが。
例えば、
・Read After Write(RAW)(既定温度範囲内にないと書き込みが正常か確認する動作)という機能があるみたいですから、それの境界での誤作動という可能性。
# HDDは冷やしすぎも良くないです。記録密度が上がったので物理媒体の熱による誤差が馬鹿にならなくなってきた。
・余裕がある時は内部的にベリファイも行うみたいな処理が走って、その最中に別の処理が来ると固まるみたいなタイミング的な物とか。
・実はファームのキャッシュメモリ(んな物あるのか?)や不良セクタ管理ミスでファームの一部を破損>チェックサムで失敗>自閉(サポ行き)orセーフモード(ファームUpdateのみ受付になる)とか。
・Seagateの3.5インチは伝統のCSS方式なので、起動させるためのパラメータがおとなしすぎてプラッタ回せずファーム本体が読めないとか。
# 今だとMaxtorの血が入ってるし鳴くのかな?
辺りが門外漢の私には思いつきましたが、私はHDDの設計とか制御をやる人間じゃないのでさっぱりです。
技術的になぜ起きたのか気にはなりますが、こういう情報はまあ、表には出ませんよねぇ
根底にあるのは複雑化したってのがあるんでしょうが。
NCQも進化して、優先度つきのNCQとか(Rev2.6)まで登場しちゃってますし、性能を引き出すには制御回りも重要ですから色々大変そうですしねぇ。
Re:HDD業界の過去事例 (スコア:1)
一般的に機械は暖まらないと調子が出ませんから. ましてや最近主流の流体軸受けなんかだと潤滑材の粘度が安定性の大きな要因になりますし, しかもなんだかんだ言って温度変移による粘度変化ってのはありますからね.
その昔は潤滑材がプラッタ表面に悪影響を及ぼすから, 固体潤滑材以外はHDDでは使用できないなんて時代もありましたけど.