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SFにわかとしては、炭素生命体は炭化水素が常温で気体・液体でいられるのに珪素生命体がだめな理由が珪素系物質が固体系ばかり、っていう設定を鵜呑みにしてたんですがシリコン系でも液体なのはめじゃーなの?
じゃあ、珪素系生命体が地球にハイブを形成して炭素系生命体を材料に(ry
Siの化学の面倒なところは,C-C結合に比べてSi-Si結合が弱いんですよ.いや,結合の強さ自体はそれなりに強いんですが,他の元素との結合(代表的にはもちろん酸素)がそれと比べて強すぎて,そう言った他の元素が近づくと容易に切れて結合が組み変わってしまいます.特に不飽和結合(Si=Siとかそう言う多重結合)で顕著で,事実上Siの場合は単結合しか使えません.非常にバルキーな置換基で保護してやればSi=Siとかも出来ますが,まあ例外的なものです.そうなると,Si-Si結合を持つ化合物が安定に存在できる環境というのはかなり限定されてきて,さらにCに比べ
平均単結合エネルギーは、C-C が347kJ/molなのに対して、Si-Siは176kJ/molと約二倍の値になりますね。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
「液体シリコン」! (スコア:0)
SFにわかとしては、炭素生命体は炭化水素が常温で気体・液体でいられるのに
珪素生命体がだめな理由が珪素系物質が固体系ばかり、っていう設定を鵜呑みにしてたんですが
シリコン系でも液体なのはめじゃーなの?
じゃあ、珪素系生命体が地球にハイブを形成して炭素系生命体を材料に(ry
Re: (スコア:5, 参考になる)
Siの化学の面倒なところは,C-C結合に比べてSi-Si結合が弱いんですよ.
いや,結合の強さ自体はそれなりに強いんですが,他の元素との結合(代表的にはもちろん酸素)がそれと比べて強すぎて,そう言った他の元素が近づくと容易に切れて結合が組み変わってしまいます.特に不飽和結合(Si=Siとかそう言う多重結合)で顕著で,事実上Siの場合は単結合しか使えません.非常にバルキーな置換基で保護してやればSi=Siとかも出来ますが,まあ例外的なものです.
そうなると,Si-Si結合を持つ化合物が安定に存在できる環境というのはかなり限定されてきて,さらにCに比べ
Re:「液体シリコン」! (スコア:1)
平均単結合エネルギーは、
C-C が347kJ/molなのに対して、
Si-Siは176kJ/molと約二倍の値になりますね。