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昔の名品が当時としては優れていたのは確かだろうけど、当時と同じだけのコストをかけて現代のテクノロジーを駆使して作れば、今のほうがよいものができるのは当たりまえ。
昔はよかったというノスタルジーと品質を混同している人がたまにいるけど、昔のほうがよかったことなんてそうそうない。だから、良し悪しで評価すれば、今のもののほうがよくなるのが本来当たり前なのではないかと思う。
まあ、今回使った現代の品は当時ほどのコストをかけて作ったものではないんでしょうけどね。値段のありがたみではなくて、技術のありがたみを認識すべき実験なのではないかと思う。
昔は良かった、というよりは、『ストラディバリウスが良い音を出している』だったはずが、いつの間にか『ストラディバリウスが出している音が良い音だ』みたいに主客転倒しちゃってるような印象があります。
・ストラディバリウスの音と区別できるからダメだ。・ストラディバリウスの音と区別できないから素晴らしい。みたいな評価って、何か違うんじゃね? とか思ったりします。
それは余りにも唯物論的マルクス史観すぎるのでは。
例えば、2000年ごろのVHSのビデオデッキの場合、「バブル期の方が質が良かった」っていう評価はそこかしこにあった。つまり、製造部品のデジタル回路化が進みすぎた結果、歯車などのメカニカルな部品にかける金が減ったから、工場レベルでの技術の「退化」があったわけだ。加えて、世間の風潮も「今更アナログ?}って感じでメーカー側も設備投資する気にはなれなかっただろう。
「技術」ってひとことにいうけど、伝承を目的としない技術があるってのが問題であって、料理のレシピとかはいともたやすくロストテクノロジー化する。学問っていうのは恐ろしいくらい伝承に比重を偏らせているからこそ漸進しているわけで、その他の技術はけっこうすぐに廃れるよ。伝統芸能と呼ばれるものですら、伝承の比重は軽すぎる場合がほとんどだし。
ただ、ヴァイオリンに限って言うと、現代のは悪くない。というか、むしろ良い。技術の蓄積がかなりしっかりしている。
木工品だから、コストで計れないのでは又、テクノロジーが進化したからって良い物が作れるとは限らないし現代のテクノロジーで再現できない昔のテクノロジーもあるだろうし例えば、北宋 汝窯の青磁とか、古刀とか300年前の木材やニスは再現出来ないだろうし
ニスといえば、映画「レッドバイオリン」面白い映画だったなぁ、赤いニスの原料に・・・・
古刀は技術が継承されなかったから途絶えたわけで。テクノロジーが退化したからよいものが作れなくなった例に当たります。
よいものってのはなんだろう?ダヴィデ像の「よいもの」を作ったとしてそれは「よいもの」?
素材の問題が有るから当たり前ではないですね
ストラディヴァリウスと現代のヴァイオリンとを比べる意味も無かったりします両方とも良い楽器ですから
バイオリンって、良さの基準がストラディバリウスなわけでしょう?と言う事は、どこまで技術が進歩しても99%の良さにしかならず、100%は達成不可能なのでは。ましてや現代技術じゃ、あの手の複雑な木工製品を完コピする技術なんてありませんし。「昔が良かった」事そのものは多分正しいのだと思います。
その「良さ」の基準がどうなの?って疑問はあり得ると思いますが。
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
テクノロジーは進化し続けている (スコア:1)
昔の名品が当時としては優れていたのは確かだろうけど、当時と同じだけのコストをかけて現代のテクノロジーを駆使して作れば、今のほうがよいものができるのは当たりまえ。
昔はよかったというノスタルジーと品質を混同している人がたまにいるけど、昔のほうがよかったことなんてそうそうない。
だから、良し悪しで評価すれば、今のもののほうがよくなるのが本来当たり前なのではないかと思う。
まあ、今回使った現代の品は当時ほどのコストをかけて作ったものではないんでしょうけどね。値段のありがたみではなくて、技術のありがたみを認識すべき実験なのではないかと思う。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:テクノロジーは進化し続けている (スコア:4, すばらしい洞察)
昔は良かった、というよりは、
『ストラディバリウスが良い音を出している』
だったはずが、いつの間にか
『ストラディバリウスが出している音が良い音だ』
みたいに主客転倒しちゃってるような印象があります。
・ストラディバリウスの音と区別できるからダメだ。
・ストラディバリウスの音と区別できないから素晴らしい。
みたいな評価って、何か違うんじゃね? とか思ったりします。
Re:テクノロジーは進化し続けている (スコア:3, 興味深い)
それは余りにも唯物論的マルクス史観すぎるのでは。
例えば、2000年ごろのVHSのビデオデッキの場合、「バブル期の方が質が良かった」っていう評価はそこかしこにあった。つまり、製造部品のデジタル回路化が進みすぎた結果、歯車などのメカニカルな部品にかける金が減ったから、工場レベルでの技術の「退化」があったわけだ。加えて、世間の風潮も「今更アナログ?}って感じでメーカー側も設備投資する気にはなれなかっただろう。
「技術」ってひとことにいうけど、伝承を目的としない技術があるってのが問題であって、料理のレシピとかはいともたやすくロストテクノロジー化する。学問っていうのは恐ろしいくらい伝承に比重を偏らせているからこそ漸進しているわけで、その他の技術はけっこうすぐに廃れるよ。伝統芸能と呼ばれるものですら、伝承の比重は軽すぎる場合がほとんどだし。
ただ、ヴァイオリンに限って言うと、現代のは悪くない。というか、むしろ良い。技術の蓄積がかなりしっかりしている。
Re:テクノロジーは進化し続けている (スコア:1)
木工品だから、コストで計れないのでは
又、テクノロジーが進化したからって良い物が作れるとは限らないし
現代のテクノロジーで再現できない昔のテクノロジーもあるだろうし
例えば、北宋 汝窯の青磁とか、古刀とか
300年前の木材やニスは再現出来ないだろうし
ニスといえば、映画「レッドバイオリン」
面白い映画だったなぁ、赤いニスの原料に・・・・
Re: (スコア:0)
古刀は技術が継承されなかったから途絶えたわけで。
テクノロジーが退化したからよいものが作れなくなった例に当たります。
Re: (スコア:0)
よいものってのはなんだろう?ダヴィデ像の「よいもの」を作ったとしてそれは「よいもの」?
Re: (スコア:0)
素材の問題が有るから当たり前ではないですね
ストラディヴァリウスと現代のヴァイオリンとを比べる意味も無かったりします
両方とも良い楽器ですから
Re: (スコア:0)
バイオリンって、良さの基準がストラディバリウスなわけでしょう?
と言う事は、どこまで技術が進歩しても99%の良さにしかならず、100%は達成不可能なのでは。
ましてや現代技術じゃ、あの手の複雑な木工製品を完コピする技術なんてありませんし。
「昔が良かった」事そのものは多分正しいのだと思います。
その「良さ」の基準がどうなの?って疑問はあり得ると思いますが。