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部門名を見てふと思った。 実際、宇宙からはTeVの素粒子が降ってきてるわけでしょ。 そーゆーのを収集・選別してルミノシティを上げるって 方法はダメ?
建設地は北極か南極。岩手の原野より、さらに土地代は 安いよ。(わ
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
人類はいつまで巨大加速器を作り続けるのでしょうか、 (スコア:0)
素人考えなんだけど (スコア:0)
部門名を見てふと思った。 実際、宇宙からはTeVの素粒子が降ってきてるわけでしょ。 そーゆーのを収集・選別してルミノシティを上げるって 方法はダメ?
建設地は北極か南極。岩手の原野より、さらに土地代は 安いよ。(わ
Re:素人考えなんだけど (スコア:1)
宇宙からはTeV(=10^12eV)どころか、10^20eVの粒子が
降って来てます。ルミノシティは低いですが。。
Re:素人考えなんだけど (スコア:3, 参考になる)
これまではTeV領域まで加速できる加速器が
なかったので宇宙線が使われてきた経緯があります。
しかし、宇宙線を利用していると実際はバックグランド
(ノイズ)の除去が大きな問題になります。
要は、望む種類の粒子を取り出すまでに手間が掛かります。
そもそも、地球に降って来るTeV領域の粒子といっても、
種類は千差万別だし、今の技術ではそいつらを捕獲して
判別が出来るだけでもたいした事なんです。
実際をちょっとだけお話しますと、まず捕獲が大変です。
ルミノシティが小さいということは検出器の面積を巨大に
してやる必要があります。TeV領域やそれ以上ともなると、
東京ドーム数個分の面積なんてざらです。
さらには、TeV領域以上のエネルギーを持つ粒子の選別を
するのに大変な(しかも結果には直結しづらい)労力が必要
なのが現状です。
; 予算請求の関係上、結果に直結しづらいことは
; やりづらいというのも悲しいかな、現実です。
そこから、さらに素粒子としての素性を解明するなんて
いうことは、正直なところ至難の技です。
質量の大きい粒子はさらにルミノシティが低いので
判別がより困難になっていますが、レアな粒子なので
研究対象としては面白い部分を多く含んでいるはずです。
しかし、ルミノシティが少ないので上に書いた通り結果が
出るまでに時間が掛かり過ぎるという問題があります。
天然のものが相手なので、人間がコントロールできない
部分も多いですし。
そういうわけで、もしTeV領域まで加速できるような
加速器が完成して稼働すれば、比較的簡単に素性が
分かって制御されたTeV粒子が大量に手に入ります。
これは素晴らしいことだと思います。
; 決して安価ではありませんが。
そして、どこまで加速器を作れば気が済むのかという
当初の問に対する解答はきっとこうです。
研究者の気の済むまで
ただし、人類(あるいは研究者)が自然に興味を持って以来、
満足できたことなんてなかったはずです。