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それでもやはりこのKopenhagen Univ.の論文はあまりにぶっ飛びすぎていると思うんですよ。
Moreover, it is to be emphasized that thermodynamics is not inimical to microscopic (e.g.,ion-channel) descriptions of the same phenomena. (Biophys J)(超訳:別にイオンチャンネル説に喧嘩売ってるわけじゃないですぅ)
>麻酔が動物の種に関わらず効く(タンパク質をターゲットとするなら種間で差がありそうなのに)
ってだけじゃあちょっと弱いですよね。膜自体には種でそんなに差がある訳じゃないですから、例えば膜の厚さや流動性なんかがちょっと変われば膜蛋白全体に非特異的に影響しそうですし。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:3, 参考になる)
何か勘違いしてるんじゃないでしょうか?
神経における電気信号の伝達って言うのは、電線が電気を通すようにスーっと流れるものじゃありません。
ある神経細胞が興奮すると、ミエリンという絶縁体を挟んだ隣の神経細胞がびっくりして興奮するんです。
で、次々に伝搬していくと。
(電気生理苦手なので詳しくは忘れましたが)
この理論だと、抵抗的な要素があまり無いように思えますが、はてさて。
# って書いたら先越されてた……
Re:原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:5, 参考になる)
ソリトンを音と言い始めたところから始まっているようですね.
本家のこのコメント [slashdot.org]が参考になるのですが,
電位差が起こることを否定する論文ではなく,生体膜が融解して元に戻る
状態変化をすることで信号を伝達し,この反応がソリトンを起こしている
ことで減衰せずに長距離を運ぶことが出来ているという説明のようです.
アナロジーとして言えば,電気で物理的な振動を起こして音を出すように,
音の振動で電気が発生するような相互的な関係があることを示しているので
あり,このモデルであれば様々な条件で起きる麻酔効果をうまく説明でき
るということだそうです.
kaho
Re:原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:2, 興味深い)
やっぱ英語を勉強しなきゃなあと思う今日この頃。
kaho氏のご説明を元に話を進めたいと思いますが、
それでもやはりこのKopenhagen Univ.の論文はあまりにぶっ飛びすぎていると思うんですよ。
(世界の革新的な発見の多くが、こうしたぶっ飛んだ着想から生まれていることは承知しています)
まず、電気信号説を否定するための最大の壁となりそうなのが、イオンチャネルやイオントランスポーターの存在かと思います。
各種イオンを選択的/非選択的に細胞内外へ移動させますが、これによって電気信号(インパルス)が生じます。
で、イオンチャネルやトランスポーターの存在を前提にした説
Re:原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:4, 参考になる)
いえいえ,筆者らはこういった喧騒を嫌ってわざわざ
とまで言っていて,例えば麻酔が動物の種に関わらず効く(タンパク質をターゲットとするなら種間で差がありそうなのに)といった現象に対して,タンパク質の方からだけではなくて脂質の物性から考えるモデルも(ある種の麻酔が効く機構の説明に)必要じゃないか,と言っているわけです.
筆者らはそこまで言っていないかもしれませんが,イオンチャンネルによって発生した電位差をエネルギーとして膜の相変化が起こり,ミエリン鞘の中間地点までソリトンによって運ばれてきた信号を関知したら電位差を起こして増幅してまた末端まで伝える,という経路もあり得ると私は理解しています.
またこの段階では電気信号のみによって伝えられる神経信号の存在も否定しておらず,生体が使用する神経のうちどちらが重要か,あるいはどのような比率で使われているのか,といったことまでは踏み込んでいませんので,電気信号説の否定は今のところなされていません.
kaho
電位差だけでなく、電流も流れているのでは? (スコア:1)
流れているんじゃないでしょうか?
Re:原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:1)
>麻酔が動物の種に関わらず効く(タンパク質をターゲットとするなら種間で差がありそうなのに)
ってだけじゃあちょっと弱いですよね。膜自体には種でそんなに差がある訳じゃないですから、例えば膜の厚さや流動性なんかがちょっと変われば膜蛋白全体に非特異的に影響しそうですし。
Re:原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:0)
懐疑的な視点を撤回します。
同時に、伝言ゲームがいかに良くないものかということも分かりました。
物事について議論するときは、原文をしっかりと読まなきゃ駄目ですね。
(言い訳がましくなってしまいますが、最近トピックのタイトルが不適切なことが多くありませんか?)
疑問なのは、ソリトンにより運ばれた信号を隣の細胞がどういう機構で感知するのか、でしょうか。
電気刺激だと明快なモデルがあるのですが、このあたりに説得力のあるデータを持ってこれるかが
鍵なのかなあ、と個人的には思ったりもします。
Re:原文を読めないので的外れかもしれませんが (スコア:0)
あくまでも単一細胞内の話なのでは?
#そんなふうに読める。
コメントすらろくに読んでいませんが (スコア:0)
-- A.C., nothing more, nothing less.