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何か甘い夢を見てるようですが:-D たとえば現在の地上波放送が全てInternet2に置き換わったとしましょう。 で、その放送を全てVideo on demand対応するとしたらどれだけの帯域が必要でしょうか?
国勢調査によると、日本の世帯数は平成12年度で47百万世帯。 1世帯に1台テレビがあるとして(実際はもっと多いだろうけど)、47百万台のテレビがあると仮定しましょう。 視聴率が1%であったとしても47万台に向けてデータを送信しなくてはいけません。 むろん、on demandなので個々の送出内容は異なりますから、ブロードキャストも使えません。 1プログラムあたりの帯域を、地上波デジタルのSDと同じ7Mbpsとしても、3.29Tbpsの帯域が必要になってきます。 今回やっとバックボーンで1Gbpsを切るぐらいが達成できたと騒いでいるのに、その1000倍以上の帯域がないと実現不可能です。 ここで挙げた数字はテレビの台数にしても視聴率にしても、現実的でない程少なく見積もっていますので、実際はもっと必要でしょう(テレビは1億台とも言われてるし、世帯視聴率はピーク時には数十%台になります)。
ではon demandをあきらめて放送局の作るタイムテーブルに沿った形でブロードキャストできるようにすればどうかを考えてみましょう。 在京キー局だけで5局、それにNHKを足して6局が、地上波デジタルと同じ約20Mbpsを占有するとして120Mbps。 大阪や地方局の番組なども流せば、この数倍が必要になってきますが、まぁこの程度ならバックボーンは問題ないでしょう。 問題はアクセスラインです。 たとえばフレッツ系のサービスであれば、県内網はISPごとにそれぞれブロードキャストする必要がありますから、大所でOCN/DION/@nifty/biglobe/IIJなど5ISPだけで1Gbpsを超えてしまいます。 ではネットワーク構成の違うY!BBなどではどうでしょうか? Y!BBの場合、各収容局まで数百Mbpsの帯域を上乗せする必要が出てきますから、全国全ての収容局までギガ単位の回線で結ぶ必要が出てきます。 技術的に破綻はしませんが、経済的にはちょっと無茶でしょうね。
更にもっと足元を見てみると、現在ブロードバンド回線として最も利用者が多いと思われるADSLで最高速が12Mですね。 12Mと言っても滅多な事では12Mも出ないことは周知の事と思いますが、仮に12M本当に出たとして、それでも地上波デジタル放送の1チャンネル分しか転送できません。 家に2台テレビがあっても、同じ番組しか見られません :-D むろん、ハイビジョンなんて無理です。
こういう事を考えれば、Internet2に投資するよりも、地上波デジタルに投資した方が安上がりなんですよ。実際の所。
偉い人はバックボーンしか見てないのでわからないようですが:-D
Internet2は地上波放送に置き換わるものではないと思うのです。
この話は「地上波をデジタルにしよう」という話が発端で「地上波デジタルにするぐらいならInternet2に投資した方が効率が良い」という異論が出てきてる訳ですよね。 であれば地上波デジタルに望まれる機能全てをInternet2で置き換え可能でなければ意味が無いでしょ? って言うか、地上波デジタル/アナログの一番主要な機能である「TV画像の伝送」すらできないのであれば、地上波デジタルとは全く別の次元の話であって、地上波デジタルに絡めて云々するような話ではないと思います。
帯域よりも著作権関連の方が問題では?
実際、昔はうちの弟から頼まれて、録画した番組をうちのサーバーに入れといて、弟が夜中にFTPで落とす、なんてことをしてました。 が、この頃聞かないなっと思ったら理由が「MXで落とせる」だったりします。(Winnyだったかな
それに加え、Internet2ならば「個人TV局」の開局すら可能になります。
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人生unstable -- あるハッカー
Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか? (スコア:4, すばらしい洞察)
国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの『地上波デジタル放送への国費投入に反対する』(http://www.glocom.ac.jp/project/chijo/2002_10/2002_10_02.html) というテキストによりますと、総務省がデジタル化を推進する理由として、以下の5項目が挙げられています。
1.クリアな画像と音声を楽しむことができる。
2.欲しい情報を簡単に入手することができる。
3.放送番組に参加することができる。
4.見たい番組を簡単に選ぶことができる。
5.お年寄りや耳や目が不自由な利用者に対してやさしい放送をすることができる。
この5項目全てがInternet2によって実現可能ではないかと思うのです。
さらにInternet2ならば、前述の通りIP・TV電話にもなります。
また、地上波デジタルで2,3の双方向通信が必要なサービスを利用するには、別途通信回線が必要になるのに対し、Internet2は単体でそれが可能です。
それに加え、Internet2ならば「個人TV局」の開局すら可能になります。個人でTVコンテンツを作成・運営するのは大変なことかもしれません。が、新海誠氏(http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/)のような、個人では不可能と思われていた高品質の映像作品が生み出されたという例もあります。他にも私などの頭には想像もつかないような可能性がInternet2には秘められているのではないか、とてもワクワクさせられます。
転じて、地上波デジタルには上に上げた5つ以外に、何か新たな可能性があるのでしょうか? 我々をワクワク・ドキドキさせてくれる何かがあるのでしょうか?
地上波デジタルTVの推進には「景気対策」という意味もあるそうです。なるほど、確かに景気対策は重要かもしれません。地上波デジタルにどのくらいの経済効果があるのか知りませんが、目先の景気対策のために苦しい財政の中から「米百俵」を投じるべきなのでしょうか? 「それよりも…」と考えてしまうのです。
#ネタスレ気味になっているところ、マジレスしてすみません。
#Intenet2というより地上波デジタルの話になってしまってごめんなさい。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:2, 参考になる)
オンラインビデオレンタルとかできると便利だし、 ニュース(映像つき)なんかも、何時でも見れる。
放送だと、放送時間に家に居られなかったら 録画しとかないと見れないし。
# 以前、録画型のDVDとかなんて高速なネットワークがあれば必要ない
# と言う主張をどこか(含む妄想)で見たような気がする。
地上波デジタルだと周波数を有効利用できるのはメリットだと思います。
社会的に無理と主張しているサイト( 地上波デジタル放送への国費投入に反対する [telecon.co.jp]) もあるし、あんまり大きなメリットではないのかなぁ?
# 確か、電波を有効に使えるって聞いたぞと思って 検索 [google.co.jp]したら、
# こんなん出ました。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:2, 参考になる)
何か甘い夢を見てるようですが:-D
たとえば現在の地上波放送が全てInternet2に置き換わったとしましょう。
で、その放送を全てVideo on demand対応するとしたらどれだけの帯域が必要でしょうか?
国勢調査によると、日本の世帯数は平成12年度で47百万世帯。
1世帯に1台テレビがあるとして(実際はもっと多いだろうけど)、47百万台のテレビがあると仮定しましょう。
視聴率が1%であったとしても47万台に向けてデータを送信しなくてはいけません。
むろん、on demandなので個々の送出内容は異なりますから、ブロードキャストも使えません。
1プログラムあたりの帯域を、地上波デジタルのSDと同じ7Mbpsとしても、3.29Tbpsの帯域が必要になってきます。
今回やっとバックボーンで1Gbpsを切るぐらいが達成できたと騒いでいるのに、その1000倍以上の帯域がないと実現不可能です。
ここで挙げた数字はテレビの台数にしても視聴率にしても、現実的でない程少なく見積もっていますので、実際はもっと必要でしょう(テレビは1億台とも言われてるし、世帯視聴率はピーク時には数十%台になります)。
ではon demandをあきらめて放送局の作るタイムテーブルに沿った形でブロードキャストできるようにすればどうかを考えてみましょう。
在京キー局だけで5局、それにNHKを足して6局が、地上波デジタルと同じ約20Mbpsを占有するとして120Mbps。
大阪や地方局の番組なども流せば、この数倍が必要になってきますが、まぁこの程度ならバックボーンは問題ないでしょう。
問題はアクセスラインです。
たとえばフレッツ系のサービスであれば、県内網はISPごとにそれぞれブロードキャストする必要がありますから、大所でOCN/DION/@nifty/biglobe/IIJなど5ISPだけで1Gbpsを超えてしまいます。
ではネットワーク構成の違うY!BBなどではどうでしょうか?
Y!BBの場合、各収容局まで数百Mbpsの帯域を上乗せする必要が出てきますから、全国全ての収容局までギガ単位の回線で結ぶ必要が出てきます。
技術的に破綻はしませんが、経済的にはちょっと無茶でしょうね。
更にもっと足元を見てみると、現在ブロードバンド回線として最も利用者が多いと思われるADSLで最高速が12Mですね。
12Mと言っても滅多な事では12Mも出ないことは周知の事と思いますが、仮に12M本当に出たとして、それでも地上波デジタル放送の1チャンネル分しか転送できません。
家に2台テレビがあっても、同じ番組しか見られません :-D
むろん、ハイビジョンなんて無理です。
こういう事を考えれば、Internet2に投資するよりも、地上波デジタルに投資した方が安上がりなんですよ。実際の所。
偉い人はバックボーンしか見てないのでわからないようですが:-D
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:1)
いくつか疑問に思ったことがありますので、質問させてください。
>たとえば現在の地上波放送が全てInternet2に置き換わったとしましょう。
現在のアナログ放送は(デジタル化が安価で実現可能になるまで)現在のまま継続することが望ましいと思います。無線電波による放送は、災害時の事などを考えると必要だと考えます。
Internet2は地上波放送に置き換わるものではないと思うのです。
>たとえばフレッツ系のサービスであれば、県内網はISPごとにそれぞれブロードキャストする必要があります
これはフレッツスクウェア [ntt-west.co.jp]のような形でではダメなのでしょうか?
マルチキャスト技術 [rbbtoday.com]の類を利用しても、やはり厳しいのでしょうか?
ラスト1マイルに関しては確かにそうですね。さらに高速な通信手段が安価で利用できるといいですね。それまでは映像配信に関してはMPEG4のような低画質・小容量のものがその役を担うのでしょうね。
#甘いかもしれませんが、夢すら見られないようなものは寂しいなぁ。
夢と現実。すりあわせて、よりよいものになるといいですね。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:0)
この話は「地上波をデジタルにしよう」という話が発端で「地上波デジタルにするぐらいならInternet2に投資した方が効率が良い」という異論が出てきてる訳ですよね。
であれば地上波デジタルに望まれる機能全てをInternet2で置き換え可能でなければ意味が無いでしょ?
って言うか、地上波デジタル/アナログの一番主要な機能である「TV画像の伝送」すらできないのであれば、地上波デジタルとは全く別の次元の話であって、地上波デジタルに絡めて云々するような話ではないと思います。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:0)
帯域よりも著作権関連の方が問題では?
実際、昔はうちの弟から頼まれて、録画した番組をうちのサーバーに入れといて、弟が夜中にFTPで落とす、なんてことをしてました。
が、この頃聞かないなっと思ったら理由が「MXで落とせる」だったりします。(Winnyだったかな
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:2, 興味深い)
全部ストリーミング。ローカルに保存できないくらい大容量&無駄に
高品質で。
・・・ってのはどうかな。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:0)
Closed Caption自体にまで今の日本の法律では、著作権者の同意が必要な環境なので、みんなにやさしいTVは遠いと聞いたことがあります。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:1)
simon さんの言われるようにストリーミングとかになって、
保存するのはコレクションしたいものだけになるとか。
以前、友人がダイアルアップからケーブルに変えたときに
(と言っても10Mbpsへ)、それまで保存していたオンライン
ソフトを何時でも取ってこれるという理由で、ブックマーク
しかしなくなりました。
桁違いのスピードアップ(量の変化)は、使い方を変える
という意味で質の変化を生むのではないかと思います。
# とっても悪いたとえかもしれませんが、飛行機なんて
# たかが自動車@高速の10倍の速度しかありませんが、
# 移動できる(する気になれる)距離が大幅に伸びると思います。
一度、ダウンロードしてから見るのと、"ポチッとな"で
そのまま映像が動き出すのでは感じが違うと。
現状でどの程度の映像がストリーミングで見られるのか知らない
のですがm(._.)m、きっと大勢の人がほぼ同時にアクセスすると
今ままではきっとつらいのでは。
法律についてはまったく分かっていないので。。。。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:1)
FAX.E-mail,電話などで双方向性を持たせている番組も多数ありますし。
5は、技術的にやれる土壌が揃っているのに、経費対利益やら格好良くないやらヤル気がないやらで、進んでいないだけの様な気も。
5がキッチリ出来ていると、例えば食堂で見るニュース番組が
・周りがうるさくて、何を言っているのか聞き取れない。
・距離が遠くて、何が映っているのかよく見えない。
といった状態でも、情報を受け取れるハズなんだよなあ。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:1)
政府や役所はそーゆーことをされたくないんでは?
そもそも (スコア:1)
という人が増えてきている気もするのですが、気のせい?
Re:そもそも (スコア:1)
少し前まではもうPCの前に座りっぱなしで、ほとんどテレビを見てなかった("聞いて"はいた、隣の部屋から問答無用で聞こえてくるので)のですが。
GBC版Wizardry [gung-ho.co.jp]買ったり、旧型のpalm買ったりと
「お茶の間」に居ながら「遊べる」ものを色々と仕入れてしまい、
またレポートetc...の季節なので現実逃避したい(文章書くためにPCに向かうということをあまりしたくない)という事情も手伝ってそういう事になってます。
gy0
お風呂テレビがはやっています (スコア:0)
皆さんいかが?
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:0)
いまでも、ド田舎では、ISDNが最速のインターネット環境だったりするから。
それとも、インターネットプロバイダにNTTばりにユニバーサルサービスを義務付ける。それはそれでいいですけどね。
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:1)
(その部分を指して「経済効果」なんつってやがるのでしょうが)
だったら、その分を僻地でのブロードバンド通信環境整備に充ててInternet2に備えましょうよ、という主張なのではないでしょうか。
ユニバーサルサービスとして義務付ける、のも良いでしょうが、国費で通信インフラを整備しちゃう、で、ISPやら利用するサービスやらは各自で選んでね、というのも、アリかも。
#ネット放送が本格化したら、日本中、或いは、世界中何処にいても、ローカル番組を見られるじゃないですか。
#まあ、「キー局の番組を勝手流してるだけの地方局」とかは大変になるでしょうけどねぇ…
#ああ、もちろん、魅力的な独自の番組を作ってる地方局が沢山あるってのは、分かってますよ
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:Internet2と地上波デジタルTVどちらに投資すべきか (スコア:0)
ITが使えないダメおじさんたちがいっぱいいるので、2.が実現できず、無理でしょうねぇ。
現状のテレビと同程度の操作でInternet2を利用して映像を見られれば問題ないのでしょうが・・・