「耐性を持つ菌が現れにくいという新しい抗生物質」記事へのコメント

なぜ耐性を持ちにくいのか？

[Anonymous Coward]

ウォールストリートジャーナルの記事を読んだが、単に新しい抗生物質というだけで
細菌が耐性を身に付けにくいというメカニズムはよくわからなかった。

Re:なぜ耐性を持ちにくいのか？

[whitedog (12102)]

BBCニュース [bbc.com]が伝えるところによると、ここ３０年近く臨床で有効な抗生物質は新しく発見されていないんですね。
それでその根本原因を考えて解決法を追求していったら新しい有望株が見つけられた、と。
解説図を見ると、金属？プレートに微細な穴を開けて菌を入れ、それを土に埋めるみたいです。
門外漢なので詳細は専門の方にお任せしたいですが、記事によると“テイクソバクチンは細菌の細胞壁構築に必須な脂肪を標的としているため、
これに対する耐性を発達させるのは難しいと科学者は主張している”そうです。
「医薬品のゲームチェンジャー」とあるのも何かスゴいですが、乱用して耐性菌が出現なんて事にならなければいいなと余計な心配もしてしまいます。

Re:なぜ耐性を持ちにくいのか？

[Anonymous Coward]

英語版ウィキペディアでTeixobactinの作用機序は既にあるバンコマイシンと似てるとのこと。
なおバンコマイシンはその耐性菌が問題になっている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Teixobactin [wikipedia.org]
http://en.wikipedia.org/wiki/Vancomycin [wikipedia.org]

#しかし双方ともに化学式めちゃくちゃ複雑だな。

Re:なぜ耐性を持ちにくいのか？

[Anonymous Coward]

効き目が悪くならないようにこれとバンコマイシンを交互に使えばよさそうだな。

つまり“代わりバンコ”ということだ。

Re:

[Anonymous Coward]

しかしバンコマイシン同士がお好みなのであった

# バンコ乱 アッーー

Re:なぜ耐性を持ちにくいのか？

[Anonymous Coward]

バンコマイシン同様に，細菌の壁を構成するペプチドグリカンの材料 (lipid II) にアタックするんだけど，
バンコマイシンがアタックできない構造の材料にもアタックできる．
さらに，ペプチドグリカン層の加水分解を抑えるwall teichoic acidの材料 (lipid III) にもアタックする．
とのこと

Re:なぜ耐性を持ちにくいのか？

[BIWYFI (11941)]

MRSAがそうだけど、「耐性を獲得すると非耐性菌との競争に負ける」から、通常環境では蔓延しないって理屈じゃないかな？
ま、常用環境が構築されると耐性菌が優位になっちゃうから、やっぱり乱用は出来ないだろうけどね。

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Re:なぜ耐性を持ちにくいのか？

[Anonymous Coward]

BBCニュースの内容がカラパイアで翻訳されてます。専門家ではないので正しいかは不問に

　http://karapaia.livedoor.biz/archives/52182339.html [livedoor.biz]

きっと優柔不断な抗生物質なんですよ

[Anonymous Coward]

多分、しゅ耐性がないんでしょ・・・