もともとこのソフトはImageStylerというWeb用部品作成ソフトを焼き直したものだ。Adobe版Fireworksといった位置づけであった。ImageStyler Windows版は、当時のAdobe製品としては珍しくMicrosoft Foundation Classを使っていた。それ故に操作性が他のAdobe製品とは微妙に異なり、またMFC42.DLLのバージョンにも敏感であった。しかしこのソフト特有のエフェクトが得られるため、一時は重宝したものだ(最近のWebデザインにおける流行には合致しないが)。
ImageStylerのなれの果て (スコア:5, 参考になる)
LiveMotionはImageStylerにタイムライン機能とFLASHエクスポート機能を付加したものである。ImageStylerの*.istファイルを*.livに拡張子変更すると問題なく読み込めることから、データフォーマットが上位互換なのだろう(LiveMotion2では、ImageStylerのプリセットスタイルを使ったファイルを読むとクラッシュすることがある)。ImageStylerのソースコードを元にLiveMotionが開発されたのは明らかだ。
にもかかわらず、ImageStylerからLiveMotionへのアップグレードパスは提供されず、腹立たしい思いをしたものだ。ImageStylerにはユーザーがオリジナルシェイプを描画する機能はなかったから、豊富なプリセットシェイプやスタイルが用意されていた。また欧文Type-1フォントが多数付属していた(ITC Flola等)。これらはLiveMotionには付属しなくなった。
いつしかLiveMotionはGoLiveのオマケのような存在になった。既存製品を使い回す等、当初から志が低かったのだから、消滅するのも当然だろう。
Re:ImageStylerのなれの果て (スコア:1)
SuperPaintが懐かしいがPageMaker6.5しか持ってない貧乏人なのでID