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流通、品質が優れているというのもはずせないかと。
書籍の場合、取次流通というのはなんだかんだで優秀でして、売れ線の本を売れるところにタイムリーに配ってくれます。そして、品切れになりそうならすばやく重版がかかる。予想以上の売れ行きがあったらPOSの情報をフィードバックして、早ければ発売日当日に作者に重版決定の連絡がくるなんてこともしばしばあるようで。 そんなわけで、都市圏のでかい書店に行けば話題の本はたいてい手に入るので、電子書籍デバイスの利便性のひとつである「欲しい本がすぐに買える」という点があまり目立ちません。 また、日本の書籍印刷品質もきわめて高いので、今の電子書籍端末の性能ではどうしても見劣りします。組版が複雑でページの大きさにあったレイアウトを考えると、単純に書籍の印刷データを電子化するというわけにもいかず、電子書籍化自体にも結構なコストがかかるとか。
つまり、環境として、電子書籍をアピールしにくいってことです。動きが遅い一番の原因は、まだまだ儲からないからでしょう。 携帯電話向けコンテンツのように、それなりに売れる見込みがあれば手間隙かけて販売してますし、電子書籍端末でも本が売れる見込みが出てくれば参入するでしょう。 Kindle程度ではまだ性能も足りないし、高すぎるってことじゃないですかね。
まぁ、日本が遅れているとは思わないが、総じて売る気がないとしか思えない。
# 紙媒体よりも高額な電子書籍なんてのもあるし。
日本の場合、文化庁が「公の機関」であることを完全に放棄しているのが原因でしょう。
先日の「東芝、デジタル放送専用レコーダーの私的録画補償金を支払わず」において [srad.jp]興味深い話 [srad.jp]が有りましたが。
この話から考えるに・文化庁は完全に著作権団体のロビイストと堕している・監督官庁が事実上の使いっ走りなので、著作権団体としては妥協する必要がない・日本のマスコミは露骨な利益誘導機関でしかない上著作権団体側なので、このルートから国民に知られることはない・その結果「何するにしても保守的で動きを遅くしていれば、文化庁が都合の良いようにお膳立てしてくれる」
このような現状ができあがるわけで。個人的には文化庁、特に著作権課は一度完全に解体する以外救いようがないと感じています。
日本の動きが遅い!ということならチャンスでしょう。あなた自身のコンテンツを既存の団体に委ねないで使っても良いですし、団体を説得するハブのような役割もできるのでは?ぜひ頑張って下さい。
英語の本を読める電子ブックリーダーは、(今まさにamazonがやろうとしているように)日本でもある程度の売り上げが見込めます。では日本語の本を読める電子ブックリーダーは、海外で売れるでしょうか?つまりそういうことです。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
日本市場は何に関しても遅い (スコア:1, 興味深い)
アメリカなど海外ではすでに音楽の広告モデル無料配信やテレビ番組をオンラインで無料で見れるなど、新しいメディアに参加しようという権利者が多いように思います。もちろん、この電子ブック含め。
特に日本では、デジタル化によるコピーの恐怖、があまりに大きいと感じます。さらに、既存のシステムがまだ有効だからとあぐらをかいていることもあるだろう。
すでにいくつかの電子ブックリーダーがあったようですが、やはり権利者側の強力がとれず魅力に欠けた、というのが敗因じゃないだろうか。やはり外国がある程度の実績を作り、世界がそういう方向に向いていくだろうとだんだん周知されてきてから、日本市場も動き出すのかなと。それはまだもう少し先なんだろうと思う。
まぁ、言語による市場規模の違い(英語は容易に世界規模)もあるし、同じ土俵で考えることは難しいかもしれませんが。
その時に旬な(今で言えば村上春樹氏の書籍など)が電子ブックですぐに入手できるようになるのは、まだ5年はかかる気がします。
Re:日本市場は何に関しても遅い (スコア:4, 興味深い)
流通、品質が優れているというのもはずせないかと。
書籍の場合、取次流通というのはなんだかんだで優秀でして、売れ線の本を売れるところにタイムリーに配ってくれます。そして、品切れになりそうならすばやく重版がかかる。予想以上の売れ行きがあったらPOSの情報をフィードバックして、早ければ発売日当日に作者に重版決定の連絡がくるなんてこともしばしばあるようで。
そんなわけで、都市圏のでかい書店に行けば話題の本はたいてい手に入るので、電子書籍デバイスの利便性のひとつである「欲しい本がすぐに買える」という点があまり目立ちません。
また、日本の書籍印刷品質もきわめて高いので、今の電子書籍端末の性能ではどうしても見劣りします。組版が複雑でページの大きさにあったレイアウトを考えると、単純に書籍の印刷データを電子化するというわけにもいかず、電子書籍化自体にも結構なコストがかかるとか。
つまり、環境として、電子書籍をアピールしにくいってことです。動きが遅い一番の原因は、まだまだ儲からないからでしょう。
携帯電話向けコンテンツのように、それなりに売れる見込みがあれば手間隙かけて販売してますし、電子書籍端末でも本が売れる見込みが出てくれば参入するでしょう。
Kindle程度ではまだ性能も足りないし、高すぎるってことじゃないですかね。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:日本市場は何に関しても遅い (スコア:1)
Re:日本市場は何に関しても遅い (スコア:1)
DRMと無縁のZaurus文庫(XMDF形式)がKindleより前から存在してますし、他の電子書籍のダウンロード販売
(DRMはあったり無かったり)も割と前からやってるので市場は既に存在してます。
無料の配信も講談社が漫画でやってたりするので日本が遅れているという感じは全くありません。
Re:日本市場は何に関しても遅い (スコア:1)
昔はもちろん、現在もラインナップは微妙な感じのものが多いです。
それで電子書籍が広まらないのは当然じゃないですか。もともと電子じゃなくても売れないもの
売ってるんだから。
存在してるとか、無料とかあまり関係ないと思います。
売れ筋の書籍を売り出さなければ売れないのは当然。
Re: (スコア:0)
だいたいは、実際の本で売れない人気のないものをオンラインで(ダメもと+試験として)売る、というのがあるように思います。本当にやる気があるなら、最新の人気作を出すべきでしょう。まだそれがないということは、まだ市場がないと認識しているのではないでしょうか。
電子ブックではないですが、まだまだ日本の音楽業界もオンライン販売には本腰ではないですしね。iTunesStoreを見ても、提供される楽曲の少ないこと・・・さらに、DRMフリーなものがほとんどないこと・・・
着うたはもうできあがってますけどね。儲かる市場としてちゃんと認識してるのでしょう。DRMの安心感ですかねぇ。それならiTunesStoreも一応DRMつけれるのに。パソコンでの違法ファイル共有という悪いイメージのせいですかねぇ。
Re: (スコア:0)
まぁ、日本が遅れているとは思わないが、総じて売る気がないとしか思えない。
# 紙媒体よりも高額な電子書籍なんてのもあるし。
Re:日本市場は何に関しても遅い (スコア:1)
日本の場合、文化庁が「公の機関」であることを完全に放棄しているのが原因でしょう。
先日の「東芝、デジタル放送専用レコーダーの私的録画補償金を支払わず」において [srad.jp]興味深い話 [srad.jp]が有りましたが。
この話から考えるに
・文化庁は完全に著作権団体のロビイストと堕している
・監督官庁が事実上の使いっ走りなので、著作権団体としては妥協する必要がない
・日本のマスコミは露骨な利益誘導機関でしかない上著作権団体側なので、このルートから国民に知られることはない
・その結果「何するにしても保守的で動きを遅くしていれば、文化庁が都合の良いようにお膳立てしてくれる」
このような現状ができあがるわけで。
個人的には文化庁、特に著作権課は一度完全に解体する以外救いようがないと感じています。
商機では? (スコア:1, 興味深い)
日本の動きが遅い!ということならチャンスでしょう。
あなた自身のコンテンツを既存の団体に委ねないで使っても良いですし、
団体を説得するハブのような役割もできるのでは?
ぜひ頑張って下さい。
Re: (スコア:0)
英語の本を読める電子ブックリーダーは、(今まさにamazonがやろうとしているように)日本でもある程度の売り上げが見込めます。
では日本語の本を読める電子ブックリーダーは、海外で売れるでしょうか?
つまりそういうことです。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)