火曜日の朝。自宅からメールが読めない。職場のIMAPサーバが落ちているならば、"no A record found"なんて言われやしない。どうやら市の学術ネットワーク全体が止まっている模様。郊外にあるバックボーン接続点への光ファイバが地下鉄工事の為に0200 - 0600の間、断線する事は予告されてたが、もう朝9時。
職場に行ったらメールは0200までに到着したメールは読めたが、City Area Network (クラスB数個規模)の外には出ていけない。slashdot.jpも見れない。論文収集の日の予定だったのがネットにつながらないんじゃ話にならないので、つまらないMobile Communicationの講義(アンテナ偏)の間はAoEを遊び、興味深いSoftware Architectの講義と副専攻のゼミに出た。そしてネットが復旧したのが1600。この間、市内のアカデミック分野はかなり活動停止していたことだろう。ネットって電気並に基本的な道具だ。
そして障害の原因が笑えない。予定通りに早朝5時頃に光ファイバを再接続したはいいが、電話会社の工事員が回線品質の試験に使ったレーザーの出力が高すぎて反対側のSDH-Multiplexerを完全に破壊してしまったとのこと。(-_-#
さらにお約束として、たしか10Gbps用のやつだったからか、交換の部品が市内になくて、やっと確保できた数百キロ先の都市からヘリで飛んできたらしい。ひとつの大都市の大学や専門学校、国立研究所やらスパコンセンターのネット接続が丸一日切れたら、どれほどの損失なのだろう。学生・職員だけで15万人くらいだったはず。電話会社は平謝りなんだろうね。
というわけでslashdot.jpへのストーリ掲載もうまくいかなかった。ごめんなさい。
Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
コネクタの抜去しないでやったの? (スコア:3, 参考になる)
というのも、通信線の切替作業を行う際には、ケーブルを収容しているBOX(成端架や光パネルなど)の装置側のコネクタを両端ともはずして、現用の装置がないことを確認してから工事に入るのが通常なものですから。で、通信線の切替が終わったら装置つなげ直して確認して終了という手順で終わりなはずなんだけど。
今回の事故は、業者さんがちゃんと手順を確認していたのか?通信事業者さんが、ちゃんと指示するもしくは装置側の対応をすることをしていたのか?という疑問が残ります。
#基本的に装置側のコネクタは通信事業者側で対応するので
線路屋のはしくれとして気になって書きました。
Re:コネクタの抜去しないでやったの? (スコア:1)