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死にゆくNetBSD」記事へのコメント

  • by soda (30755) on 2006年09月01日 17時49分 (#1009593) ホームページ
    注: 私は NetBSD プロジェクトの一員ですが、これはプロジェクトを
    代表しての意見ではありません。プロジェクトを構成する単なる個人
    としての意見です。

    正直、mycroft の指摘は当たってないと思います。

    彼の主張は、NetBSD Foundation を解散し、プロジェクトの運営機構を、
    強力なリーダーを中心とした、新しい仕組みに変更すべきだというもの
    ですが、現在のプロジェクト内で、彼の意見に賛成している人はほとんど
    いないと思います。この件は内輪でも話題になって、mycroft の意見にも
    一理あるという人は若干いるんですが、「じゃあ、現在の core グループ
    制よりも、強力なリーダ制の方がいいの?」と聞くと、「いや今の方が
    いい」って意見なんですね。

    mycroft がこのような主張をした背景には、かつてはプロジェクトの
    president であり director であった彼が、今では単なる developer の
    一人に過ぎず、プロジェクト全体の意志決定機構から外れていることに
    対する失望があると思います。しかし、それは、彼が、対人的な能力に
    関して問題があったことの結果に過ぎないんですね。

    ソフトウェアの開発に必要なのは、王様の命令に盲従せざるをえない奴隷
    ではなく、自分で考えて自発的に動ける自由な人間なわけですから、
    mycroft の主張するような一人の強力なリーダは不可欠だとは言えないと
    思います。そもそも、自分で考えるより人に命令された通りに動く方が好
    きな人間に、優れたソフトウェアが作れるはずがありませんし。
    mycroft は技術的方面では非常に優れているんですが、そんな彼でさえ、
    たびたび技術的な間違いを犯してます。core グループのような形で複数の
    人間で相互チェックする仕組みは、どうしても必要でしょう。

    「NetBSD に未来はない」という書き方のせいで、話題にはなってますが、
    私には、このメール自体が、プロジェクト運営といった人間的側面に対する、
    mycroft の能力の不足を示しているように思えます。
    • by urandom (26447) on 2006年09月01日 18時23分 (#1009620)

      当たってないなら、それはそれでよいのですが、

      • あまりにネガティブな印象を与える内容
      • 曲がりなりにも開発者、しかも生粋のメンバからの発言
      • さらにタイミングよく(悪く?)開発者の変更 [netbsd.org]といったアナウンス

      といった面で、世の中一般から「もうダメなん?」とか「内紛?」といった誤解を招くことが怖い気がします。

      親コメント
      • by soda (30755) on 2006年09月01日 18時53分 (#1009642) ホームページ
        > さらにタイミングよく(悪く?)開発者の変更といったアナウンス

        これは、developer agreement を交わしてない人が、プロジェクトから
        引退するというアナウンスですね。
        ほとんどのメンバーは、単に忙しくてプロジェクトに貢献する時間が
        とれなくなったから、とりあえず引退するというものだと思います。
        日本人だと、BeBox ポートの portmaster である坂本さんの名前が
        挙がってますが、坂本さんの場合は間違いなくそうでしょうね。こう
        いう人は、もしまた暇ができたら、再度 developer 登録をして戻る
        こともあるかと思います。実績もあるので手続きは簡単でしょう。

        タイミングという意味では、偶然ではなく、agreement の提出期限に
        なったので、mycroft は、ああいうメールを出したのかもしれません。
        ただ、この点に関しては、私の全くの想像ですので違うかもしれません。

        > といった面で、世の中一般から「もうダメなん?」とか「内紛?」とい
        > った誤解を招くことが怖い気がします。

        確かにそうですね。
        そこら辺も、mycroft の対人スキルに関する問題点の一つでしょう。

        内紛という観点では、mycroft が現在の運営方針を嫌っているというのは
        確かです。ただ、運営側は、別に mycroft を追い出そうとしているわけ
        ではなくて、mycroft に developer agreement を交わしてプロジェクトに
        残ってくれと頼んでいます。しかし、どうも、mycroft はそれに応じる
        気がないように見えます。もしそうだとすると、非常に残念です。
        親コメント
    • どちらかというと、優秀なマネージャ不在のNetBSDの姿が垣間見えました。

      強いリーダ = 服従 ではないと信じたいです。
    • 独裁者になることがリーダーシップだと勘違いしている時点で、このプロジェクトのもう先は見えていると思います。
      • 「独裁者になることがリーダーシップだ」と、プロジェクトの総意が取れたわけでも何でもないのですが、
        なんでそれで「先は見えている」となるのでしょうか?
        親コメント
      • 問題は、技術的判断を一人の人間に任せてしまうと、誤りを避けられないことでは?
        Linus にしても、Theo にしても時々間違いを犯してるよね。

        Linus の場合、ちょっと時間はかかっても、間違いをただすことが多いから、まだ被害は少ないけど、Theo みたいに自分の間違いを決して認めないタイプだと、結構悲惨だと思うな。
        おかげで、OpenBSD は、セキュリティを重視してると言いつつ、最近のセキュアOSの持つセキュリティ機構に、まったく乗り遅れてるし。
    • >ソフトウェアの開発に必要なのは、王様の命令に盲従せざるをえない奴隷
      >ではなく、自分で考えて自発的に動ける自由な人間なわけですから、

      その仮説が外れている可能性はありませんか?
      実は奴隷も必要だったという可能性は?

      (奴隷「だけ」じゃ動かないのは自明ですが。)

      たしかにプログラマ個々人から見れば「奴隷じゃなく自由人!」と感じるのですが、
      それが系全体についても素直に同じことが言えるかどうかは別ですよね。

      ちなみに、ある層において自由人A君が自由に仕事をしていたとすると、それより下の層はA君の奴隷です。だってA君の下に居る人
      • > ちなみに、ある層において自由人A君が自由に仕事をしていたとすると、それ
        > より下の層はA君の奴隷です。だってA君の下に居る人がA君の奴隷になってく
        > れないと、A君は「自由」だとは言えないから。

        軍隊とか、あるいは会社組織においても、これは正しいかもしれませんが、
        フリーソフトウェアプロジェクトでは、これは正しくないと思います。
        フリーソフトウェアプロジェクトでも、一応の階層関係はあったりするわけ
        ですが、下にいる人間が、A君の奴隷だと感じた場合、その下にいる人間は、
        単に何もしないという選択をするか、あるいは他のプロジェクトに逃げる
        という選択をするだけでしょう。
        フリーソフトウェアプロジェクトには、軍隊や会社組織のような強い強制力
        はありませんから、下にいる人間が、A君の望む通りの仕事をするのは、下に
        いる人間が自由意志で、自分の望みが、A君の望むことと同じであると選択した
        場合だけです。

        結局必要なのは、プロジェクトメンバーが納得できる目標を示すことなんだと
        思います。

        > ただ、協調人の集まりでも、時折起こるデッドロックを回避できないんですよ
        > ね。そのロックを無理やり斬ってくれる管理人が必要なのではないか…という
        > のが「リーダー」というものの主旨なんじゃないでしょうか?

        そのためには、強力なリーダは不可欠ではなく、現在のコアグループ制の方が、
        むしろマシでしょう。このことは前のポストでも書いた通りです。
        親コメント

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