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そしてコモンモードのみで規定しようとしているんですが、つい先日こんな論文 [kyoto-u.ac.jp]が発表されました。つまるところディファレンシャルモードで規定しなければ意味がない、と。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
正直言って (スコア:-1, フレームのもと)
短波? ラジオ日本なら海外に送信局を移せばよいこと。
ラジオNIKKEIは何故狭い日本国内の放送で短波なんか使うのか。救済を兼ねてモバHO!に移動しろ!
アマチュア無線は人口が減る一方で趣味としてはもはや斜陽。
滅ぶ運命の趣味にしがみつく爺どものために貴重な電波帯域を無駄にするな!
電波天文はこれを機に宇宙空間に移行してはどうか。
ハッブルみたいに衛星軌道に設置するわけだ。
総務省は万難を排してPLCを推進してもらいたい。
正直言って (スコア:1, 興味深い)
国民へのメリットが見えない。
Re:正直言って (スコア:2, 参考になる)
>国民へのメリットが見えない。
国内マーケットだけについて言えば、そういう話もあるわけですが、国内で普及して安くてよい製品を作って海外市場を狙う、って観点から見てみると、既に国内メーカは基礎的な研究に大きな投資をしてそれなりの成果(電波漏れが少ないとか)をあげていますが、製品出荷の点では海外メーカに先行されているって現実があるわけで。
今後、海外でも高速なブロードバンドの普及は確実でsすから、その周辺市場を確実に押さえるってことは外貨を稼ぐって点では国民へのメリットと言えるような気がしなくもなかったり。
#フレームのもとっぽいけど、誰もこの観点を示していないのであえて書いてみました。
Re:正直言って (スコア:3, すばらしい洞察)
一度でも出回ってしまったら、後から回収するのが困難なのだから、瀬戸際で止めている今の状態は決して悪くないですよね。
万難排して採用ということなら諸手を挙げて賛成。
だけど、それが技術的に難しいから政治的解決を、という現状の姿勢には大反対です。
#技術者としてのモラルが反対させている、というと良いのかも。
Re:正直言って (スコア:2, 参考になる)
これって屋外通信の方じゃないんでしょうか。それとも屋内通信でしょうか。
ソースがわかったら教えてください。
少なくとも現状では北米、ヨーロッパでは屋内の電力線通信機器については新製品が投入されており、コンピュータ関連を扱う量販店では結構売れているようです。
>#技術者としてのモラルが反対させている、というと良いのかも。
この気持ちはわからくもないんですが、ユーザ側に立った場合どうか、って話もありそげです。
北米で売られている製品の場合
Re:正直言って (スコア:3, 参考になる)
ユーザの立場に立った場合、当事者のあずかり知らぬ所で電波法違反を行うことになる、ということを踏まえてもPLCが問題ないと言いきれるのか疑問です。
そもそも、木造家屋の壁による減衰なども計算でしか出てきておらず、実測データが検討の場にまともに出てきていない状態のようなんですが。
更に言えば、建物から10m離れた地点を前提に基準値を検討しているわけで、お隣さんが10m以上離れているところって、どこですかね?
そしてコモンモードのみで規定しようとしているんですが、つい先日こんな論文 [kyoto-u.ac.jp]が発表されました。
つまるところディファレンシャルモードで規定しなければ意味がない、と。
これらも踏まえた上で「技術者としてのモラル」と書いたんですけどね。
Re:正直言って (スコア:3, 参考になる)
この論文 [kyoto-u.ac.jp]、説得力ありますね…。そんなに長くないので、みなさん読んでみてください。
要約すると、家庭内配線には「片切りスイッチ」をはじめとした、位相をズラす要因が沢山ある。
位相がズレていると、不要輻射を出さない「ディファレンシャルモード」の信号が、輻射バリバリの「コモンモード」に転換してしまう。
コモンモードのノイズを除去する「コモンモードチョーク」等のフィルタをPLCモデムの近く、及び配電盤付近に設置しても、その近辺でのノイズ除去しか行えず、他の機器や片切スイッチ付近でのコモンモード電流は除去できない。
つまり、ノイズフィルタはほとんど役に立たない。
ちょっと衝撃的というと言い過ぎかな。
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片切スイッチとは、天井の電灯をオンオフする時に使うようなスイッチです。
(電源)
| |
| +――――スイッチ
| +――――――+
| |
[電灯]
こんな感じに、電源線の片方だけ伸ばしてスイッチをつけています。
この場合、位相が揃った状態(逆位相)で電源方向からやってきた信号は、スイッチへ寄り道して長い距離を走るため、電灯に到達した時には位相がズレます。
もし同位相にまでズレた場合、信号は100%コモンモード電流となり、電波となって放射されてしまいます。
同位相になるまでズラすには、半波長の距離が必要ですので、例えばPLC上限の30MHzの時は5m、片切スイッチなら往復なので2.5mとなります。これぐらいの配線は普通にありますし、キッチリ半波長ズレていなくてもコモンモード電流は大幅に増えるわけで…。
正直、実際の家で測定したら、非常に強い不要輻射を放出するような気がするんですが…。
到底実現可能なレベルとは思えませんし、これを知らんぷりしたまま実現させようとしているなら到底許されるものでは無いと思います。
Re:正直言って (スコア:1, 参考になる)
この辺の解説 [cocolog-nifty.com]も参考になるかと。この記事以外にも有用な情報が多数書かれていますので、他も読んでみることをお勧めします。
> これを知らんぷりしたまま実現させようとしているなら
他にも色々としらんぷりしたままの懸念事項が山積みです。
たとえば意見募集の結果に対する総務省の考え方(PDF) [soumu.go.jp]の3ページ目あたりで「妨害が発生した場合に速やかに機能を停止させる機能への言及が無い」という指摘に対して「コンセントから機器を外せばよい」って…。そういうこと心配してるわけじゃないのに…。