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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
アマチュア→営利組織に転換なるか? (スコア:5, 参考になる)
イベントの規模は1回あたりの参加者20~30万人ととてつもなく、
国内(世界)最大の同人誌即売会であると同時に、数々の問題も抱えています。
脅迫状・ぼや騒ぎなど嫌がらせ、卑猥表現問題、著作権問題など懸念材料は尽きず、
最終日の後は無事に終了できたことに(=次も開催できると)毎回安堵するものです。
現在のコミケの理念は米沢さんだけが積み上げたものではありませんが、
その中心に米沢さんが居たのは事実です。
代表交代のあいさつでは「現状維持」を掲げていますが、
ボランティア精神でどこまで継続可能なのか疑問視もしていて、
米沢さんの亡き後、どうなっていくのか興味がつきません。
# コミケには20年以上世話になっています。
# ご冥福をお祈りいたします。
Re:アマチュア→営利組織に転換なるか? (スコア:5, 興味深い)
晴海でやってたころでしょうか。
規模が年々拡大し、集まる人数も動く金額も巨大になりすぎて、個人サークルの集合体みたいな形態では関係各方面の理解が得られなくなってきました。
世間一般に受け入れられるためには法人格を取得するしかなかったのです。
出版社や広告代理店との協賛イベントの話しもあったようですし、当日は都バスの臨時直行便が出るなど実態として個人イベントの延長線にあるよりもプロのイベントになりつつありました。
当時、参加各サークルに口コミで広がった情報では、協賛企業からアドバイスがあったとか、税務署から指摘を受けたとか会場を管理する都の外輪団体から指摘を受けたとか囁かれてれていました。
>国内(世界)最大の同人誌即売会であると同時に、数々の問題も抱えています。
いろいろな問題点は元をたどれば参加者の意識にたどり着きます。
それはつまりコミケを創るのも壊すのも参加する全ての皆さんの心の持ち方次第なのではではないかと思います。
コスブレや長物などの規制が始まったのも会場周辺から苦情が出たり警察に通報されたりしたことが原因ですから。
抽選に外れたサークルの一部の心無い者が嫌がらせの手紙を送って来たりH系サークルの中でわざわざ過激描写をして火種を撒くなど自分本位な行動をする者がいるからです。
そして社会的影響力の大きくなった現在のコミケにはかつての包容力が備わっていません。
問題は起こるべくして起きているのです。
しかしながら、生じた問題から参加者が何かを学ぶ点は今も昔も変わることはありません。
わたくしごとですが。
同級生にワケもワカラズにムリヤリに連れて行かれたのが横浜でやった時でした。
その前の川崎の話しをちらりと聞いていたので実際に参加者のパワーを見せ付けられてただ驚愕するだけでした。
多くの情熱に支えられていたからこそ今まで続けて来られたのでしょう。
米澤氏は周囲から「よねさん」と呼ばれ、いつも会場内を歩き廻り著名同人作家にも私達のような無名サークルにも分け隔てなく接して下さいました。
コミケは参加者サークルも入場者も全員が一体となって創りあげて行けるような同好者の集まりでありたい、と御本人から直接お伺いしたこともありましたが、米澤氏御自身がそのような参加者同士の交流や会場の雰囲気を何よりも好んでおられたように感じました。
イベントが巨大化していくにつれ会場の混雑が激化し入場制限が行なわれるに及び平和島の頃はサークル参加者自身がトイレにも行けない時期がありましたが、この時期の米澤氏は次第に神格化されつつあり会場内で見かけることも少なくなり、お見かけしても会釈すらままならない雰囲気になっていました。
確かにイベントの知名度も同人愛好家の地位も向上しましたが、反面、失われたものを米澤氏御自身はどのようにお考えになられていたのか、マイナーな趣味からメジャーな趣味へと移り変わった後の趣味人のあり方をぜひお伺いしたいと思ってから長い時が経ちましたが、その機会は失われてしまいました。
いまの心境は、
人生のある時期にいろいろな出会いや経験を積ませてくれた機会を与えていただいて感謝しています。
本当にありがとうございました。