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バイオ燃料といっても、今回ネタに上がってるBDFの他にもバイオメタノールとかあるんですけど、いったいどのバイオ燃料の話をしてます?それぞれ特性も違うので、ひとまとめにしていいとは思えません。
ちなみにさっきぐぐってたら、揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令について(PDF) [meti.go.jp]なんて資料が引っかかりました。法律上は軽油へのBDFの混入が3月以降認められるようです。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
バイオ燃料の問題 (スコア:5, 参考になる)
コストはかかる、熱量も確保できないので燃費が悪くなったりノッキングしたりして、対応が不十分な車では故障の原因にもなりかねません。
あと、タンクやエンジンの材質等によっては、腐食したりする可能性もあるそうで。
将来的には廃棄物を原料として作るといってますが、当面は穀物とかから作るしかないので、それらの穀物の値段が上がり、食生活にも影響が及ぶでしょうね。
マスコミパワーなのかは知りませんが、利点ばかり強調されることが多いですよね。
最近バイオ燃料は夢の燃料みたいな勘違いをして
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:2, 参考になる)
バイオ燃料といっても、今回ネタに上がってるBDFの他にもバイオメタノールとかあるんですけど、いったいどのバイオ燃料の話をしてます?それぞれ特性も違うので、ひとまとめにしていいとは思えません。
ちなみにさっきぐぐってたら、揮発油等の品質の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令について(PDF) [meti.go.jp]なんて資料が引っかかりました。法律上は軽油へのBDFの混入が3月以降認められるようです。
Re:バイオ燃料の問題 (スコア:3, 参考になる)
ガソリン車向けならバイオエタノール燃料なんでしょうから、まずそこから。
エタノールは水を吸収しやすいので腐食の原因になる可能性(なら水抜き剤って何よ?と思うのだが、気にしてはいけないのかな?)。
で、ETBE(Ethyl Tertiary Butyl Ether)とかいうのに変えてから突っ込むそうです。
そのままエタノール突っ込むと古い車はアウトだろうと思われますが、これなら大丈夫・・・らしいです。
燃費は悪くなるでしょうしコストもかかるでしょうけど。
バイオエタノールを直接ガソリンに混合したE3(混合比率3%)とかE10(混合比率10%)もすでにあるそうですが、NOxがガソリンより増えてしまうそうで(CO2は減るけど)・・・この辺はガイアックスでも同様だったようで問題になったようです。
もともとMTBE(Methyl Tertiary Butyl Ether)使うとかだったけど、発がん性が疑われてたりしてて地下タンクから漏れて地下水に溶けたとかでアメリカでは禁止になったそうです。
でも、ETBEも刺激作用、呼吸機能への影響、生殖機能への影響が挙げられているし、発がん性についてはデータ不足につき不明とか。
バイオメタノールに関しては、日本では法令的に制限がありますね。
天ぷら油を使ったバイオ燃料というのは、メタノールと混ぜてメチルエステル化したBDFですね。
これもやはり腐食するので、車の部品自体を腐食しないものに交換する必要があるとのことです。
ただし混合比率5%以下なら部品交換しなくても大丈夫らしいです(20%とするページもあったけど、どれが正しいのかは知らないし車にもよりそう)。
400LのBDFを作るのに500Lの廃食油が必要だそうです。
BDFを混合させた軽油にごっそり置き換えていくとしたら、その廃食油はどこから出てくるのでしょう?
結局、バイオ燃料を作るための原料をどうやって確保するかが一番の課題というのは、エタノール系、メタノール系ともに同じかと。
少なくともコストの問題は直接的に消費者にくるでしょうし(穀物から直接作った場合は当然食用穀物の価格が上昇する(すでにしてます))。
あとは、上でも毒性について触れましたが、スタンドで給油する人間の健康とかにも問題を生じる可能性がありますね。
しっかり研究・検証してから導入しても遅くはないと思うのですが。