rocket booster, called the Breeze-M, that sat atop a Russian Proton rocket carrying an Arabsat-4A communications satellite launched on Feb. 28, 2006. Shortly after liftoff, the rocket malfunctioned, leaving the satellite in the wrong orbit and the Breeze-M floating in space.
さて。その上でわからなかったら調べるのも基本中の基本です。 デブリ低減策としての軌道に残ってしまうロケット上段の推進剤の排出について、一番最初に明確に記述されているのは、NASAの1995年度の文書であるNSS1740.14 [nasa.gov] NASA SAFETY STANDARD GUIDELINES AND ASSESMENT PROCEDURE FOR LIMITING ORBITAL DEBRISです。4.1あたりを読むとはっきりとわかるでしょう。これを受けて、NASDA、CNES、ESAも同様のガイドラインを定めています。 そして、Inter-Agency Space Debris Coordination CommitteeによるIADC Space Debris Mitigation Guidelines では「全ての宇宙システムが偶発的な爆発事故を防ぐように設計・運用されるべきである」とされています。COPUOSにも同様の記述があります。
#ちなみに、プラテネス厨のために付け加えておくと、NASA Orbital Debris Program Officeによる調べでは、2004年までに起きた軌道上での分裂は少なくとも174件で、79件が推進剤に関連したもの、54件が故意の破壊によるもの、8件がバッテリーに関連したもので、軌道上での偶発的な衝突によるものは1件だけだそうです。まあ、残りの32件は原因不明ですが、それがすべてデブリによるものではないでしょう。
基本 (スコア:4, 参考になる)
放っておくと、日射で暖められてタンク内で膨張することで爆発する可能性がありますし。まして、混合するだけで発火するヒドラジン+四酸化二窒素なら当然です。
まあ、今回は故障のため排出させることはできなかったからどうしようもないんでしょうけど。バルブがどういう状態だったかもわかりませんしね。
#それにしても、テクノバーンの記事はあいかわらずひどい。古いのはまだ許すけど、原因をわざとぼかすのもアレだし、なにより「ARABSAT-4A」なんて文字列をまともにコピペすることもできないのか。
ケスラーシンドローム? (スコア:1, 参考になる)
>古いのはまだ許すけど、原因をわざとぼかすのもアレだし、
原因をわざとぼかすというより、ハッキリとは書けないんですよね。
ただ、状況から考えて可能性として指摘されている、中国の衛星破壊
実験によるケスラーシンドロームの序章じゃないかということを
匂わせているだけで。
#それがぼかすってことか。
>なにより「ARABSAT-4A」なんて文字列をまともにコピペすることもできないのか。
このロシアのブースターの正式名称は知りませんけど、ロシア語を
そのままコピペすることができない環境とか、表示できない環境を
考慮してのことでは?
#そのまま英語のアルファベットで代用できる名称ならコピペで
#構わないかもしれませんが。
Re:ケスラーシンドローム? (スコア:5, 参考になる)
#確かなことは何も分かりません。ただ、史上最大級の軌道上での爆発だったというだけで。
ちなみにデブリの元は、
デブリっていずれ自然消滅しないの? (スコア:0)
(いつになるかは置いておく)
衝突で質量もエネルギーもどんどん分散して行くなら、やがて無害な程度になってしまうのでは
ないだろうか。
Re:デブリっていずれ自然消滅しないの? (スコア:1, 興味深い)
Re:デブリっていずれ自然消滅しないの? (スコア:1, 参考になる)
Re:デブリっていずれ自然消滅しないの? (スコア:1)
ΩΩ Ω <な、なんだってー
Re:基本 (スコア:0)
東スポに一々怒っても、おなかが減るだけですよ。
Re:基本 (スコア:0)
Re:基本 (スコア:0)
設計というものではないのか? ロシアのロケットはそうはなってないの?
Re:基本 (スコア:1)
打ち上げから衛星分離までの予定時間内にそれが起こらないのなら 信頼性とペイロード重量を優先して 部品点数を増やさないというのも設計のトレードオフでは。
プロトンロケットって古いものだし、 一応司令で制御できる状況下では燃料を捨てる機構もあったわけでしょ? だから今回の事態は想定の外に置かれていたんじゃないかしら。
いや、改良できるもんならした方がいいのは確かですけれども。
ときに、燃料タンクって燃料を送り出すためのブローダウンとか、 液体燃料の自重による圧力とかもあるだろうし、 気化と熱膨張による内圧上昇を想定した逃がし弁の作動圧って 解があるのかしら?
Re:基本 (スコア:0)
どこの基本? (スコア:0)
衛星本体ではなくロケットの最終段なんだから、燃料は打ち上げ時に最後まで使うのが前提。つまり「燃料が余る」=「失敗」。
「衛星を軌道に乗せる」という目的に極度に最適化されたロケットというモノは、目的達成のために必要な要素以外のモノは切り捨ててる。制御系の冗長化などは「成功させるための保険」なので必要なもののうちに入るが、「失敗した時の後始末」のためのモノを宇宙まで運び上げる余裕は今の人類には無い。
軌道速度に達する前に不具合が
基本はどこでも基本 (スコア:2, 参考になる)
#そもそも、エンジンやモータをカットオフするのは何のためさ。
さて。その上でわからなかったら調べるのも基本中の基本です。
デブリ低減策としての軌道に残ってしまうロケット上段の推進剤の排出について、一番最初に明確に記述されているのは、NASAの1995年度の文書であるNSS1740.14 [nasa.gov] NASA SAFETY STANDARD GUIDELINES AND ASSESMENT PROCEDURE FOR LIMITING ORBITAL DEBRISです。4.1あたりを読むとはっきりとわかるでしょう。これを受けて、NASDA、CNES、ESAも同様のガイドラインを定めています。
そして、Inter-Agency Space Debris Coordination CommitteeによるIADC Space Debris Mitigation Guidelines では「全ての宇宙システムが偶発的な爆発事故を防ぐように設計・運用されるべきである」とされています。COPUOSにも同様の記述があります。
#ちなみに、プラテネス厨のために付け加えておくと、NASA Orbital Debris Program Officeによる調べでは、2004年までに起きた軌道上での分裂は少なくとも174件で、79件が推進剤に関連したもの、54件が故意の破壊によるもの、8件がバッテリーに関連したもので、軌道上での偶発的な衝突によるものは1件だけだそうです。まあ、残りの32件は原因不明ですが、それがすべてデブリによるものではないでしょう。
Re:基本はどこでも基本 (スコア:0)
あと、自分でもわかりにくいので追記。
> まあ、残りの32件は原因不明ですが、それがすべてデブリによるものではないでしょう。
というのは、その32件のうちいくつかはデブリの衝突によって起きたかもしれないけど、全部がそうではないしデブリが当たって壊れる確率はそこまで高くないでしょう、という意味です。ある程度大きいのはかわせるし、本当に小さいものは防げるというのもありますが。
> 「全ての宇宙システムが偶発的な爆発事故を防ぐように設計・運用されるべきである」
shouldが単なる努力目標に思えるかもしれませんが、実際にペガサス(もちろんロケット)は、推進剤が残ってしまう設計に変更したことがバレてFAAから打ち上げ許可を停止されたことがあります。