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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
効率的にはどうなんでしょうか (スコア:2, 興味深い)
当然のことながら太陽エネルギーを化学エネルギーに転換する際、穀物を食って育った家畜から加工するよりも穀物から直接加工したほうが転換効率は優秀であり、現在北米ではエタノールの原料としてトウモロコシが大量に使われるようになった結果、トウモロコシの相場が上がるような現象も起きているようです。
とはいえ、人間が食肉を消費する限り、副産物としての廃脂肪は大量に出続けますから、これを単に焼却処分するよりはディーゼル燃料に加工して消費した方が、そのぶん化石燃料の消費を抑えられて好ましいようにも思えます。
しかしながら1ガロンあたり50セントの補助金が必要ということは、単に処分する場合と比較してそれだけ余計なコストがかかっているということであり、その過程で余計なエネルギーを消費しているものと思われますが、節約できる化石燃料と比較してどの程度のエネルギーを使っているんでしょうかね。
貯めておくことの難しい電気エネルギーを貯めておきやすい化学エネルギーに転換することにもメリットはありますから、話はそう単純でもないのですが。
Re:効率的にはどうなんでしょうか (スコア:2, 興味深い)
「競争力のための補助金の額=余計なエネルギーコスト」というみなしは、国内のガソリン価格を政策的に低く抑えているアメリカの場合は必ずしもあてはまらないかと。
アメリカは国民にとってわかりやすい豊かさの指標として、どんな貧しい世帯でも最低自家用車一台は持てるよう、ガソリンにかける税率を他の先進国に比べて政策的に低く設定しています。
(おかげでアメリカは人口一人あたりの自動車保有台数は世界一ですし、原油価格が上昇すると税率引き下げによる吸収余地が少ない分、国内のガソリン価格がもろに影響を受けて国民の不満に直結しやすい構造になっています)
だから逆転の発想で、別に補助金によらずとも化石燃料にかける税率を引き上げることによっても代替エネルギーが競争力を持てるようになるはず…なんですが、経済界寄りでしかも産油地帯のテキサス州が地盤の共和党のブッシュ大統領には絶対できない話ですね。
(まあアメリカの場合大統領がかわったとしてもあやしそうですが)