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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
中途半端でじらしやがって (スコア:1, おもしろおかしい)
Microsoftの思い出(拙訳) (スコア:5, 参考になる)
MSには当時1万人の社員がいたけど、かなりフラットな組織だったと思う。要するに、ゲイツにレビューする時とかboopに問題を伝える時とかに、僕だろうと別のプロダクトマネージャーだろうとにかかわらず、同じ時間を公平に持つことができるって意味だ。ゲイツにプレゼンし、そしてそれを乗り切ることは、会社における技術的な成功の鍵だった。ゲイツはやる気を沸かせるようなポジティブなフィードバックをほとんどしない。彼はアメよりも効果的なムチを使うのだ。たとえそのアメが、一時的にせよかなりの効果をもたらすほどの物だったとしても、ムチを使う。
そんなわけできみは自分の製品プランをbillg(ゲイツ)、steveb(スティーヴ・バルマー)、mikemap(マイク・メイプルズ)の前でプレゼンするとしよう。Billgはたいてい目を閉じて、椅子を前後に揺すっている。寝ているのかもしれないし、何か別のことを考えているのかもしれない。あるいはきみが言っていることをすべて熱心に聞いているのかもしれない。問題は、これらすべてがあり得ることで、しかも今回がどれかはきみには分からないということだ。
もちろん、たとえきみが長い時間をかけて作ったPowerPointのスライドをbillgは見ていないと知っていても、きみは彼が熱心に聞いているかのようにプレゼンしなければならない。プレゼンの最中billgは、「こいつは僕がマイクロソフトで聞いた中で一番馬鹿げたアイデアだな」とか言う。本心からそう言っているように見えるのだ。しかし、彼はその手のことを言うものだときみは事前に知っているのだから、実際に言われてもうろたえてはいけない。そもそもうろたえているように見せる余裕なんかないのだ。覚えておきたまえ、billgはいじめっ子なのである。
「何か同意できない点はありますか、ゲイツ?」君は強引に尋ねる。ゲイツは君に答える。ユーザーインターフェイスのプランについてかも知れないし、製品の位置づけについてかも知れないし、問題点に関してあなたが取っている技術的アプローチについてかも知れないし、あなたの敵(ライバル製品だ)に関する評価についてかもしれない。君が自らのひどい過ちに気づけば(君には彼が超天才に見えているだろう)、すぐにもそれを認めて行動開始するが吉だ。もし彼が間違っていたら(…よくあることなんだ)、君は譲歩できない。もし君がすべて自らの責任で行動したのなら、「ゲイツの言うとおりにしたから間違えちゃったんだよママン」とか言っても、君はちょうど今と同じくらいに非難されるだろう。この時がMSのマネージャーにとっての決定的瞬間だ。
君は言う。「ゲイツ、昨日10億ドル稼いだそうだね。フォーチュン誌の表紙も飾ったよね。どんなアプリケーションだろうと土日があればVBでコーディングできるくらいすげえ天才だよね多分。でも、君の言うことは間違ってるよ。」
しかし君はなんらポジティブなフィードバックをもらえない。ゲイツは君を冷たく一瞥し、「行きたまえ」という。そしたら君はこうするんだ。出て行かず、自らの論点に関してなおも議論をふっかけるんだ。それをずっと続けるんだ。こうして、君はまた大きなテストにパスすることになる…君がまともな人物かどうかのね。
このテストにおいて、烈火の勢いでゲイツにのたまった人もいた。ゲイツがMSで何をしてるかってのは、実際こういうことなんだ。彼ほどの天才なら、人がプレゼンしてる内容の真否を理解するのに時間はさほど必要ない(論理があからさまに混乱してる場合を除いて)。だからわれわれをテストしたのだ。君は、自分が何かテストされてそうだと気づいた時から、自分が何をしてるか・何をプレゼンしてるかについて長い目で、激しく、考えに考えた。君は何が起ころうともタフにハッタリを効かることが必要だった。そして君は後日、今までの二倍働いて、プレゼンしたハッタリを確実なものにして確実にパスするようにした。
このアプローチには二つの問題点がある。ひとつは、いじめっ子ゲイツたんに立ち向かう際、繊細で紳士的な人(賢い人の中にはそういう人も多いと思うけど)が胃痛とか病気になったりするということだ。MSは貢献者になり得たにもかかわらず、このような熱気に耐えられなかった人を何人も失っている。もうひとつの問題点は、下々の者がこのようなゲイツの態度を見習ってしまうということだ。新卒採用者が「無作法な経営者になれば俺もゲイツのように天才で金持ちになれるんじゃね?」とか考えてしまったりすることほど馬鹿げたことはない。
誤訳 (スコア:0)
○僕がMicrosoftのtomevだった時
tomevとかbillgってのはメアドの名前か。