「アルファブロガートップ40 2006」にあるブログは、7割方の名前は知っているけれど、その半分くらいしか、実際に記事をきちんと読んだ事がない。そして、RSSを「購読」しているのは3つくらいか。 でも、読んでいるブログは「購読」しているブログ、と言われると微妙です。 たとえば更新頻度の低い「高木浩光@自宅の日記」は、記事が出ると話題になる事が多くて、購読してないけど大概読んでいる。 一方、「404 Blog Not Found」は購読しているけれど、読むのはperl関係だけで、ほとんど読んでいない。 なにをもって「○○のブログを読んでいる」となるんだろう。
「○○のブログを読んでいる」とは? (スコア:2, 興味深い)
でも、読んでいるブログは「購読」しているブログ、と言われると微妙です。
たとえば更新頻度の低い「高木浩光@自宅の日記」は、記事が出ると話題になる事が多くて、購読してないけど大概読んでいる。
一方、「404 Blog Not Found」は購読しているけれど、読むのはperl関係だけで、ほとんど読んでいない。
なにをもって「○○のブログを読んでいる」となるんだろう。
Re:そもそも論の設定が間違い (スコア:1, 興味深い)
まずはブログという情報伝播・連鎖の上流下流が生まれるツールの性質を正確に理解しないと
適切な答えが出来ないと思うんだよね。(アルファ→ベータ→ガンマ…)
つまり、人気のエントリネタはいつも特定のアルファが生んでいる事が少なくない、
という現象の発見から定義されたのが始まりで、それを踏まえると、
「人気エントリを見つけたときにアルファとなる記事まで遡りますか?」という、情報学的、
行動学的に興味深い問いが出てくるわけで、単に「アルファブロガーって他人やFPNから
言われている人たちのブログって面白い?読んでるか?」って卑屈な問いでは無くなる。
タレコミはWikipediaを元に「アクセス数が月に数万を超えるブログの書き手」
としか定義してないから、卑屈な視点しかもっていないように感じた。
「アルファである=情報の正誤性まで信用する/しない」では無いというミスリードの指摘は
別の人がやっているのだけど、「信用=主旨を盲信」ではなくエントリ連鎖の一次情報としての
信用と言う意味でなら、もちろん一次ソースとして信用する、逆に言えば誰かに一部引用された
段階では信用できないという議論の余地もあるが、タレコミにそういう意図は感じない。
本来は、Wikipediaにもちゃんと定義されている以下の部分が重要な言葉なわけ。
>議題設定効果が高く、他のブログへの影響力の強いブログの書き手を指す
この定義を意識して上の例を見ると、例えば高木氏のサイトは誰かのブログに対して揚げ足や
ツッコミを入れて人気を取っている訳ではなく、議題を自分で設定しているアルファだと思う、
(ただし、そういうツッコミは「はてなブックマーク」を使って入れはじめている)
逆に弾氏のサイトは、すでに人気のブログエントリに対する彼流アプローチである事が多い。
(はてな初出のRubyコードをPerlにリライト・リファクタリングとかそんなネタが多い)
もちろん、彼のエントリ記事の有用性は認めるがアルファかと言われるとちょっと疑問。
ただ彼の場合、Encodeとか「アルファな仕事」をやっているアルファギークだから、
Perl界隈では彼が取り上げて初めて情報としてレーダーに入ってくる人もいるようだ。
そういう人にとっては、ブロガーとしてもアルファに見えてしまうのかも知れないが、
元々のブログの流れを追ってきた人間には、アルファより追従エントリの人と解ってしまう。
そこで、「どこでアルファと見分けているか」の違いを語るのは多少意味があるかもしれない。
話を戻すと、「(そもそも)なにをもって「○○のブログを読んでいる」となるんだろう。」
という定義の問い直しはタレコミ文が正確な認識に基づいて適切な問いを投げていない事が
原因にしても、意味がないと言わざるを得ないんだよね。
そもそも論を言うならば、読んでる/読んでないの二元論ではなく、ブログを読む態度に、
いつも巡回するブログがアルファな人かどうか意識したり、人気エントリを見つけたら
アルファが誰なのか意識しているか、ブログ読者として1次情報をどのくらい重視するか、
それが「アルファブロガーのブログを読んでいる」という問いになる。
その情報をどこでアルファとするかで切り分けるべきで、何を持って読んでいる/いないを
切り分ける事で、せいぜいブログを読むツール・シチュエーションが色々あるからねとなるだけ。
読み方の多様性を明確にしただけでは、アルファかどうかの定義には近づけない。
アルファを問わない、人気エントリでもなんでもいいとなると、その読者は何に関心あるか
という個々の趣味の差異で落ちてしまうのは目に見えているわけで、弾氏のブログに対して
「読むのはperl関係だけで、ほとんど読んでいない」というのがまさにそういう罠に落ちている。
Re:「○○のブログを読んでいる」とは? (スコア:1)
ここ数ヶ月の更新が月1~2回くらいにまで落ち込んでる
サイトが散見されるわけですが。
そういうサイトは来年になったらβ枠に降格ですかね。
野次馬的にはそういう「あのブログは今」みたいな
追跡もやってくれるといいかも。
Re:「○○のブログを読んでいる」とは? (スコア:0)
「404 Blog Not Found」を読んで
本当は「404 Content Not Found」じゃないかと思った。