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日本国籍をもつものとして発言します。
日本においては、愛国心/愛国者=国粋主義者というステレオタイプが、多かれ少なかれあるのです。そしてその国粋主義、ナショナリズムこそが、第2次世界大戦への日本の参戦とそこで行った暴力の根本的な原因であったと、義務教育のあいだ繰り返し教えられるのです。
「アメリカの主権を尊重して、自らの信ずるとおりに行動」するのがアメリカ国民の倫理であり、そこには学校での毎日の『忠誠の誓い』をすることや不当だと感じることを訴訟に持ち込んではっきりさせることが含まれるのと同じように、愛国にはイデオロギー的な胡散臭さを感じ、なんとなく歴史的な経緯から申し訳なさを感じるのが日本人の倫理となっているのではないかと思います。
多くの投稿が、日本とアメリカのそれぞれの枠組みでのみ相手をとらえているので、ここで整理をするために書きます。
私個人としては、愛国心と市民性(civil manner?)、右翼と保守主義とか言葉の意味の違いをその都度洗いなおしてこなかった日本語の弱さが何よりの問題だと思いますが。
#本題からかなり脱線「申し訳ない」
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
アメリカ人としては (スコア:5, 参考になる)
国旗に対する「忠誠の誓い」と直訳すると、すごく日本人には抵抗を感じる表現になるとおもいますが、現地のニュアンスでいうと、「自由と平等の国であるアメリカの一員であることを誓う」というかんじで、アメリカが自由でなくて平等でもなければ抗議をするという信条を思い出させてくれる、なかなか良い文章なのです。
今回の裁判をおこした人も、そういうアメリカの主権を尊重して、自らの信ずるとおりに行動したのでしょう。
問題となったのは、最後の部分にある、"one nation, under God" で、「神のもとに一つの国」という 195
Re:アメリカ人としては (スコア:2, すばらしい洞察)
日本国籍をもつものとして発言します。
日本においては、愛国心/愛国者=国粋主義者というステレオタイプが、多かれ少なかれあるのです。そしてその国粋主義、ナショナリズムこそが、第2次世界大戦への日本の参戦とそこで行った暴力の根本的な原因であったと、義務教育のあいだ繰り返し教えられるのです。
「アメリカの主権を尊重して、自らの信ずるとおりに行動」するのがアメリカ国民の倫理であり、そこには学校での毎日の『忠誠の誓い』をすることや不当だと感じることを訴訟に持ち込んではっきりさせることが含まれるのと同じように、愛国にはイデオロギー的な胡散臭さを感じ、なんとなく歴史的な経緯から申し訳なさを感じるのが日本人の倫理となっているのではないかと思います。
多くの投稿が、日本とアメリカのそれぞれの枠組みでのみ相手をとらえているので、ここで整理をするために書きます。
私個人としては、愛国心と市民性(civil manner?)、右翼と保守主義とか言葉の意味の違いをその都度洗いなおしてこなかった日本語の弱さが何よりの問題だと思いますが。
#本題からかなり脱線「申し訳ない」
Re:アメリカ人としては (スコア:1)
>そこには学校での毎日の『忠誠の誓い』をすることや不当だと感じることを訴訟に持ち込んで
>はっきりさせることが含まれるのと同じように、愛国にはイデオロギー的な胡散臭さを感じ、
> なんとなく歴史的な経緯から申し訳なさを感じるのが日本人の倫理となっているのではないかと思います。
非常に的確な表現だと思います。
単に「日本という国が好きだ」というだけでも、その「申し訳なさを感じる」という感覚がブレーキをかけているのを、自分も感じます (小学校後半、歴史を学んだのは日本でだったから)。
上の文に、アメリカは一つ一つの州が小さな国であって、その連邦に対して帰属するという意味の「忠誠」も存在することを加味していただくとさらに良いかと思います。老婆心ながら。
United States の何が United なのか、日本ではなかなか理解してもらえないので、こうした議論が起こる気もしますね。
考えなきゃいけないことがたくさん。