アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
最初のバージョンは常に打ち捨てられる。
なんだかな (スコア:0)
Re:なんだかな (スコア:0)
日本の国会なんて証人喚問とか牛歩戦術とか居眠りとか、
本業とは関係のないことばかりやっていて、肝心の法案
成立が先延ばしになってるというイメージがあるぞ。
Re:なんだかな (スコア:0)
本会議はその結果を上演する寸劇に過ぎません。
Re:なんだかな (スコア:1)
法律を作ってる(=議会の本業をやってる)のは官僚でしょう。
どちらも嘘とは言いきれない。と言うか… (スコア:3, 興味深い)
(主に与党提出の)法律が出来る流れとしては
a.政治家や財界などが法案の基本を考える。この時に官僚(ここで言う官僚は霞ヶ関にいる上級職が主となる)が協力したり官僚主導の場合も多い
b.官僚が具体的な法案を策定する(ここでは下級職員が文章を書く場合がある)
c.(与党)政治家に具体的な法案を持っていく
d.与党内部での調整が始まる←ここで根回しに料亭が使われる
e.委員会に法案提出
f.審議しながら与野党の国会対策担当間で調整←ここでも根回しに料亭で各党の上層部や政治家や官僚などが集まることがある
g.調整がつく→すんなり委員会を可決、本会議提出間もd-fが繰り替えされて大抵の場合は強行採決や牛歩などとならずに可決成立にまで行く
g-2.調整がつかなかった→委員会で揉める、大抵は塩漬けとか再提出でa-fを繰り返すが、たまに与党などが暴走して強引に委員会可決したことにしてしまう→この場合、大抵国家百年の計に関わる案件だったりもするので(消費税)
世論が二分するか強行採決自体を不快かつ不本意と思う方が多くなるので、本会議提出後もd-fが繰り返されたりもするとはいえ調整がつかなかったり調整つけようにも各党を支持している(次の選挙で投票見込みの高い)有権者が調整をつける事を許さないで、なおかつ本会議を強引に通そうとして審議を打ち切る場合に「牛歩戦術」などで数的に劣勢の野党が抵抗と承認しない態度を国民/有権者にアピールする
こういう構図を衆愚だ何だと切り捨てるのは簡単ですが、
議会の一番の役割は法律を可決する事自体ではなく、可決に値するか審査する事と法運用をチェックする事にある
と言う議会制民主主義の基本(これは直接民主主義でも日本のような完全な間接民主主義でも変わらない)を考えると、与党が数的優位で暴走すると言うのはまずいし、牛歩なんてことになる場合って、大抵は本会議で議論していては法律が可決(もしくは次の本会議にもちこし)できなくて、議長が審議打ち切りから採決に強引に持ち込む場合がほとんどではなかったかと。
つまりは、外国には外国の事情があるからともかく、最低でも55年体制に入って以降の日本の場合には議会が法案や法運用を監査する機関として正常に機能しない場合が余りに多すぎる訳で。
それを繰り替えして、野党が叩かれて選挙制度が変わった事もあって死票率が格段に上がって与党が圧倒多数になることが多くなって政官財のお偉いさんたちが奢り昂った果てが、
今の「格差社会」だなんだとロクでもない無様で明日の飯が喰えるかどうかわからん人も明日の飯のために長時間のサービス残業を受け入れて無理が祟って心身やられてしまったりする人も激増している状況であることを考えると、
牛歩が起きる状況の前提にある条件自体が「国民全体への奉仕者」である義務を課せられている国会議員や(中央)官僚のありかたとして不健全であったし、
あまつさえ「牛歩とかなくなってどんな法案でも直ぐに通るようになってよかったね」なんてマスコミとかが喜んでる状況ってのは、完全に議会が自らに課せられた義務を真っ当出来ないでいつづけることを自ら容認して多数派の偉い人が勝手放題やっちゃえる状況と直結するから(現実にお偉いさんたちに節度があればここまで経済的におかしくはなっていない。日本の現状はィエリツィン大統領全盛期のロシア全体の国情…簡単に言うと利権を持った旧共産党の高級官僚(ノーメンクラートゥラ)が作った新興財閥や経済マフィアとその利害代表になった政治家や国の上層部がロシア自体を私物化して何から何まで西側に安売りしまくって、国内の貧富の差が極限まで行ってしまった…のと非常に酷似している所がある訳で)、さらにまずいだろうと思うんですけど。