「JTBが、飛行船「ツェッペリンNT」号による東京上空遊覧を商品化」記事へのコメント

ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

だそうで、こないだ見積を御願いしたら、納期が分かりません(≒そっちに回す分はネーヨ)と云う返事が来ました。このツアーは大丈夫かなぁ？

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[narunaru (30931)]

いいこと思いついた。

浮力を得られればそれで良いのだから、軽い気体で満たすのではなくて
真空にしたら良いんじゃないの？硬式飛行船なら中を真空にできるよね？

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

アーサー・C・クラークの「メデューサとの遭遇」だったかなぁ、高強度薄膜軽量のガラス球を真空にしたものを詰め込んだ飛行船が出てきましたね。
近年だと、野尻抱介の「ふわふわの泉」が、微細な分子構造の中が真空になって浮き上がる素材を題材にしてました。

問題は、実際に真空にして耐えられる素材が見つかってないコトですね…。
飛行船規模で真空にしたら気圧に耐えないし、小型モジュール単位で真空にしても今度は重すぎて浮かんでくれない。

素直に水素でも詰め込みゃいいと思うんですけどね。
今時爆発もせんでしょう。ヒンデンブルク号は塗料が“テルミット”だった＝ガワが超絶に燃えやすかったのが原因なのに、水素が悪役にされた結果水素型飛行船は絶滅しちゃいましたけど、ヘリウムみたいな貴重な資源浪費するのはもったいない…。
原子核崩壊したアルファ粒子由来なんですよ、地球にあるヘリウムって。けっこう稀少です。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[TarZ (28055)]

ヘリウムみたいな貴重な資源浪費するのはもったいない…。

「宇宙的に見れば2番目に多い元素なのに、地球上では少ない」というのも、釈然としないものはありますね。

核融合実験炉ITERが稼動を始めても、大した量のヘリウムはできないし。そもそも長時間の定常運転を開始するのが2030年予定だし、技術的・経済的にITERの後があるか微妙だし。
ガス惑星から運ぶのも手間かかりすぎるしなあ。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

月から運べばいいじゃない [moon.jaxa.jp]。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

んじゃ、Cloud nineみたいに熱気球方式にするとか。
http://en.wikipedia.org/wiki/Cloud_nine_(Tensegrity_sphere) [wikipedia.org]

# 人工的に加熱するのなら可能だけど、太陽光での加熱のみで浮遊するのは無理かも。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[narunaru (30931)]

いいこと思いついた！！

地上にミラーを配置して上空の飛行船に光を照射すれば、燃料不要、ヘリウムも使わない
新しい熱気球が実現できるんじゃない？太陽熱発電とかのシステムを応用すれば簡単にできるよね？

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[TarZ (28055)]

熱気球は、大した浮力が得られないと思いますよ。巨大な気嚢を使って、ようやく人が何人か乗れるカゴを吊るせるくらいですよね。

有名なシャルルの法則より、空気は300度くらいに熱してもようやく比重半分です。一方、ヘリウムは空気の1/5くらいですね。

ノンちゃん雲に乗る

[SteppingWind (2654)]

300℃まで加熱するなら, 空気ではなく水蒸気を使うというのも手です. 空気が28.8g/molであるのに対し水蒸気は18g/molですから, 気相を維持さえできればそれだけで2/3, 加熱を併用すればそれ以下になります. その上, 水素やヘリウムに比べれば封止が楽で入手も簡単ですから場合によっては有効な選択となりえます.

積乱雲がでかいのも, 元をたどればこの水蒸気の比重の小ささに行き着くんですよね.

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

>ヘリウムは空気の1/5くらいですね。

ずいぶん重いヘリウムを使われているんですね

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[TarZ (28055)]

orz

…なにと間違えたんだろう。1/7くらいですね。

Re:ノンちゃん雲に乗る

[TarZ (28055)]

そういえば、金星大気の探査で、水蒸気の気球を使うなんてアイディアがありますね。

金星気球 ―気球による惑星探査と日本の金星気球計画― [isas.jaxa.jp]

# ちなみに、真空気球(?)ではないけど、剛体金属気球というアイディアもここに載っています。

ただ、金星のように暑い場所ならともかく、地球だと危ないかも…。気体なら温度が低下しても徐々に浮力を失うだけですが、水蒸気が凝結したら一気に浮力を失います。

Re:ノンちゃん雲に乗る

[Anonymous Coward]

気球の外皮を１００℃以上に保つか、外皮との間に断熱層を設ける必要がありますね。
気球内面で凝結する水蒸気という構図は一種のヒートパイプを連想させます。
空気を用いる熱気球に対し、放熱効率があまりに高すぎるのではないでしょうか。

Re:ノンちゃん雲に乗る

[TarZ (28055)]

そういえば、水蒸気よりもうちょっと有望そうなガスがありました。アンモニアは水蒸気よりちょっと軽いし、万一熱が失われても（飛行船が飛ぶくらいの高度なら）液化してしまう心配もないです。もともと空気より軽いので、ゆるやかな下降が見込まれます。

ただ、住宅地での使用は控えたほうがよいかも。万一ガス漏れしたらかなりの刺激臭だし、近距離では毒性が問題になるほどの濃度になるかも。

Re:ノンちゃん雲に乗る

[Anonymous Coward]

空気より軽いけど萌えるので危険です＞アンモニア

#ということで、これからのトレンドは「空気嫁」ではなくて「アンモニア嫁」を！

Re:ノンちゃん雲に乗る

[Anonymous Coward]

> 一気に浮力を失います。

いきなり墜落ですか。
なんかイカロスを連想してしまった。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

># 人工的に加熱するのなら可能だけど、太陽光での加熱のみで浮遊するのは無理かも。

昔の黒いゴミ袋でもちゃんと太陽熱で浮力を得られたから不可能では無いかと。

まあ、世の中には「夜」ってもんがあるので大変だとは思いますが。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

>アーサー・C・クラークの「メデューサとの遭遇」だったかなぁ、高強度薄膜軽量のガラス球を真空にしたものを詰め込んだ飛行船が出てきましたね。

「ターザンの世界ペルシダー」でも、グレイストーク卿（ターザン）の出資で金属外壁に内部が真空の飛行船が建造され、
それ使って南極の穴から、地底世界ペルシダーに突入してましたなあ。

Re:ヘリウムが世界的に品薄

[Anonymous Coward]

ヘリウムはウラン鉱山の副産物としてとれるのが一般的のようですね。 原発利用の使用燃料を集めて、ほっとくとヘリウム出来るとか無理ですかね。 絶対量がすくなそうですが。