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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
感覚抑制に関する複数の疾患 (スコア:1)
精神医学の分野では、感覚抑制に関するいくつかの現象が会ったと思います。
例えば、自閉症スペクトラム疾患では、感覚のフィルタリングに問題があったりします。(知覚過敏・知覚鈍磨という形で表れます)
或は、解離という現象では、通常とは違う、感覚の遮断が体験されます。
自閉症スペクトラムのスケールや、解離体験スケールには、遺伝的相関がありますし、
今回の、研究成果となんらかの関係があるかもしれません。
Re:感覚抑制に関する複数の疾患 (スコア:3, 参考になる)
ヒトでは関係ないといっても過言ではないですね.
マウスで絞り込んだ遺伝子をヒトで調べていますが,500人以上の患者を集めて調べても単独のSNPでは
あまり有為差がみられず,SNPを組み合わせてなんとか形になっている程度(Fig.6D)です.
これは「原因遺伝子」というには通常弱く,統合失調症の患者にみられる一傾向というのが公平な見方かも
しれません.
統合失調症を対象とした全ゲノムの解析はいくつかのグループが着手しており,大規模なプロジェクトも
進行中 [fnih.org]なので,こういった独立した実験で再現されることを期待したいと思います.
ただ,DHAやEPAを精神科の患者に投与するという実験はそれなりに歴史があるのですが,統合失調症に
ついてはほぼ否定的な結果になっています.
今回の研究で対象とした表現型である「感覚フィルター機能」は別に統合失調症に限った表現型ではない
ですし,不飽和脂肪酸は鬱病などには有効だと言う研究は出ていますので,FABPを調べるなら統合失調症
以外の精神疾患を対象にすればもっとよい結果がでたかもしれないのにと思います.
まるで統合失調症しか考慮していないような論文になっているのが不思議ですが.
kaho