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公開APIなどを見てみますと、ディスクアクセスその他に関しては基本的にBIOSまかせで、「OS」としての本質はround-robinスケジューリングでTSS的なマルチタスク処理をする部分にあるようですね。おそらくBIOS呼び出し部分はOSが管理していて、排他処理その他のタスク間調停を行っているのでしょう。
BIOS部分はともかくとして、タスク管理・メッセージ通信機能を持つ軽いOSということで、イメージ的にはI-TRONを考えれば良いのでしょうかね。I-TRONにマルチウィンドウGUIライブラリとディスク上のファイルアクセス機能を追加したものというか。
I-TRONとの比較に無理があるようでしたら、もっと近いイメージとしてはKallistiOS [sourceforge.net]のPC-AT版と言えるかな。リンク先をたどっても少し分かりづらいので軽く説明すると、kallistiosというのはDreamcastで動作する、BSD LicenseのマルチタスクOSで、ゲームなどの開発にむいたグラフィックやサウンドなどのライブラリやファイルシステムサポートなど、一通りのものを持っています。
NOWSMART 386-OSは見たところPC/ATアーキテクチャに依存しているため、軽いとは言ってもI-TRONのような汎用組み込みOSとしては使えないでしょうが、上との類似で考えると、AT互換機上でWindowsなど無しで、ゲームなどの自己完結した軽いアプリケーションのbootableメディアを作成する、などの目的には使えそうです。もっとも、同じ事をeCosやLinux・BSDなどでもできるので、そういう意味ではどういうところで「売り」にしようと思っているのか今一つピンとこないとこはありますが……。
/.-Jの論調(と作者のページ)をみると、「国産であること」「作者が独りで作っていること」が重要なのであるという雰囲気ですが、そのことにどんな意味があるのかは良くわかりません。
「ドキュメント等が日本語で書いてある」 「作者への問い合わせに日本語が使える」ということでしょうか。 (ぼくはこれは大切なことだと思います)。
あるいは、その OS で日本語が使える、ということでしょうか。 これも、大切なことです。ぼくにはこれがいちばん大切なことに 思えますが、日本人が作ったからといって必ずしも日本語が使える ソフトウェアとは限らないし、外国人が作ったからといって 日本語が使えないとも限りません。(今回はたまたま、 日本語が使えるのですが)。ですので、「国産」 というキーワードで「日本語が使える」ということを 意味するのは、ちょっと無理があるように思います。
それとも、「日本経済にとって云々」ということがあるのでしょうか。 (このへん、詳しくないので、もしそういうことなら、どなたか 解説していただけたらうれしいです)。
あるいは、「同じ日本人としてうれしい」 ということなのでしょうか。
WAIT中にはタスクディスパッチャ復帰で無駄な停止時間は無しとあるんですが、 毎回WAITのタスクに切り替えが起きると思うのでどうも嫌です。 また、このOSでsleepをするといったいどうなるのかも気になります。
ソースが公開されていれば眺めてみたかも。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
OSとしては (スコア:3, 参考になる)
公開APIなどを見てみますと、ディスクアクセスその他に関しては基本的にBIOSまかせで、「OS」としての本質はround-robinスケジューリングでTSS的なマルチタスク処理をする部分にあるようですね。おそらくBIOS呼び出し部分はOSが管理していて、排他処理その他のタスク間調停を行っているのでしょう。
BIOS部分はともかくとして、タスク管理・メッセージ通信機能を持つ軽いOSということで、イメージ的にはI-TRONを考えれば良いのでしょうかね。I-TRONにマルチウィンドウGUIライブラリとディスク上のファイルアクセス機能を追加したものというか。
I-TRONとの比較に無理があるようでしたら、もっと近いイメージとしてはKallistiOS [sourceforge.net]のPC-AT版と言えるかな。リンク先をたどっても少し分かりづらいので軽く説明すると、kallistiosというのはDreamcastで動作する、BSD LicenseのマルチタスクOSで、ゲームなどの開発にむいたグラフィックやサウンドなどのライブラリやファイルシステムサポートなど、一通りのものを持っています。
NOWSMART 386-OSは見たところPC/ATアーキテクチャに依存しているため、軽いとは言ってもI-TRONのような汎用組み込みOSとしては使えないでしょうが、上との類似で考えると、AT互換機上でWindowsなど無しで、ゲームなどの自己完結した軽いアプリケーションのbootableメディアを作成する、などの目的には使えそうです。もっとも、同じ事をeCosやLinux・BSDなどでもできるので、そういう意味ではどういうところで「売り」にしようと思っているのか今一つピンとこないとこはありますが……。
/.-Jの論調(と作者のページ)をみると、「国産であること」「作者が独りで作っていること」が重要なのであるという雰囲気ですが、そのことにどんな意味があるのかは良くわかりません。
国産であることの意義 (スコア:1)
「ドキュメント等が日本語で書いてある」 「作者への問い合わせに日本語が使える」ということでしょうか。 (ぼくはこれは大切なことだと思います)。
あるいは、その OS で日本語が使える、ということでしょうか。 これも、大切なことです。ぼくにはこれがいちばん大切なことに 思えますが、日本人が作ったからといって必ずしも日本語が使える ソフトウェアとは限らないし、外国人が作ったからといって 日本語が使えないとも限りません。(今回はたまたま、 日本語が使えるのですが)。ですので、「国産」 というキーワードで「日本語が使える」ということを 意味するのは、ちょっと無理があるように思います。
それとも、「日本経済にとって云々」ということがあるのでしょうか。 (このへん、詳しくないので、もしそういうことなら、どなたか 解説していただけたらうれしいです)。
あるいは、「同じ日本人としてうれしい」 ということなのでしょうか。
Re:OSとしては (スコア:0)
WAIT中にはタスクディスパッチャ復帰で無駄な停止時間は無しとあるんですが、
毎回WAITのタスクに切り替えが起きると思うのでどうも嫌です。
また、このOSでsleepをするといったいどうなるのかも気になります。
ソースが公開されていれば眺めてみたかも。