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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
給与 (スコア:2, 参考になる)
驚くのがその給与。基本給が30万円だそうで。やすーい。
ISS勤務が決まれば手当てで給与が7割増になるそうですが、それでも51万円、かな?
人材不足で悩んでいるなら、もっと給与を出して熱烈に応募したくなるほうがよいんじゃないかと思うけど、あちらのお財布事情もあるんでしょうねぇ。
# WEBのソースを探してみたが見つからず。
# http://gizumoko.exblog.jp/8335346/ [exblog.jp] 同じテレビを見ていたと思われる人のブログはあった。
アーネスト・シャックルトン曰く (スコア:4, 参考になる)
暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。
成功の暁には名誉と称賛を得る」
"Men wanted for Hazardous Journey. Small wages, bitter cold,
long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful.
Honour and recognition in case of success."
20世紀初頭、イギリスの探検家サー・アーネスト・シャックルトンが
南極探検隊員を募集したときの新聞広告です。
簡潔にして要を得た、人の琴線に触れるこの名広告が掲載されると
シャックルトンのもとには英国各地から五千人もの応募者が殺到したそうであります。
ロマンだけじゃメシは食えませんが、人を動かすものはカネだけじゃあないでしょう。
#ちなみにこのシャックルトン探検隊の驚異的なところは成功したところではなく、
#船が氷に閉じ込められ座礁し、人跡未踏の南極圏で隊員27人が完全に孤立したところから一人も欠けることなく
#生還を果たした点でありその顛末は『エンデュアランス号漂流』という本があるので興味のある方はご一読を。
現代の広告 (スコア:2, おもしろおかしい)
誰にでもできる簡単なお仕事です。
月収30万円も可能。
住み込み歓迎。
Re:アーネスト・シャックルトン曰く (スコア:1, 興味深い)
> 暗黒の長い日々。絶えざる危険。生還の保証なし。
> 成功の暁には名誉と称賛を得る」
>
> "Men wanted for Hazardous Journey. Small wages, bitter cold,
> long months of complete darkness, constant danger, safe return doubtful.
> Honour and recognition in case of success."
>
> 20世紀初頭、イギリスの探検家サー・アーネスト・シャックルトンが
> 南極探検隊員を募集したときの新聞広告です。
> 簡潔にして要を得た、人の琴線に触れるこの名広告が掲載されると
> シャックルトンのもとには英国各地から五千人もの応募者が殺到したそうであります。
>
> ロマンだけじゃメシは食えませんが、人を動かすものはカネだけじゃあないでしょう。
どうも違うらしいですよ。
「シャクルトンに消された男たち - 南極横断隊の悲劇 -」 (*)の34ページには、
「・・・ただし伝説にあるような広告文のかたちでではない。たしかにこの壮大な企てには
似つかわしい話だが、この出典の疑わしい広告が実在した証拠は一度として見つかっていないのだ」
とあります。
もし、この伝説の広告が実在したとしても、当時のシャクルトンはすでに何度も南極圏を探検した
極地探検の英雄の一人として超有名人だったので、その名声で人が集まったという面の方が大きいでしょう。
また、この本では、シャクルトンは相対的には(決死の覚悟の探検旅行としては)安いものの、
絶対額ではそれなりの給与を支払う契約を行っていますし、
本書の主役である別働隊への資金供給が間に合わなかった際には、幾人もが隊から離れています。
「浪漫あふれる旅の参加者であっても、やはり金が無ければ動かない」という厳然たる事実があるんですね。
*:
このタイトルだとまるでシャクルトンが陰謀を巡らせた悪人のように思えますが、
内容は シャクルトンの探検(予定では南極大陸横断だった)経路の後半部分の
資材・食料を支援するため、大陸の反対側からの別動部隊の探検行を描いたドキュメンタリーです。
もちろん、シャクルトンが何か悪意や陰謀で彼らの存在を消そうとしたわけではなく、
(むしろ、逆に様々な面で彼らの行為に報いようとしていたことが描かれている)
あまりにも「遭難したが、全員生還」という偉業が大きく取り上げられたため、
別働隊の成果が省みられなかったことを指しているんですね。
実は「南極大陸には上陸すらできなかった本隊」に比べると、
足掛け3年に渡り、当時の未踏ルートでもっとも南極点に近い探検行を実現し、
その間に様々な科学観測を行ったこの別働隊の方が南極探検の成果としては
大きかったんだ! という 本です。
『エンデュアランス号漂流』と合わせて読むと、より立体的に当時の状況・探検行が理解できます。