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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
宇宙エレベーター怖い (スコア:0)
そういう点は誰か考慮してるんでしょうか。もし静止軌道までの距離x2もの長さのリボンが
切れたときのことを考えると物凄く怖いんですが。地上に甚大な被害をもたらしたりしないんですか?
Re: (スコア:5, 興味深い)
CNTみたいに閉じた分子だと「横」には十分な強度では接着できないのでテーパー構造を作れない。テーパー構造を作れないということはすなわち重量がほとんど無駄になる。それは中央部に応力が集中することと同義。中央部はもっとも切れてはいけない部分だがそこが最も切れ易い。
これは材質の限界がどうこうというような話であるから「編んでどうこう」などという摩擦力レベルではてんで話にならない。なのでCNTなんかで作るとするなら全長に渡って全ての繊維(CNTのだ!)をファ
Re: (スコア:0)
繊維を静止軌道から垂らしたとします。繊維には自身の重量によるテンションが発生し
この力は高度が上になるほど強くなり、どこかの高度までくると繊維の強度がテンションに
まけて切れてしまうことになります。
これを防止するためには、繊維が切れてしまう高度に来る手前のテンションが小さい段階で
2本目の繊維を登場させて力を分散させればよいのです。
ということで、2本目の繊維を1本目が限界になる高度のすこし下まで静止軌道から垂らします。
1本目と2本目の結合方法は、接着でも編みこみでも構いませんが、ご指摘の通
Re: (スコア:2, 興味深い)
でも繊維同士の接着強度が低いので、その2本目以降が十分な強度では1本目にくっつかないという問題なのです。
CNTは炭素原子の「腕」を全部使ってるから化学的結合を作れないけど、軌道エレベータで必要とされているのはCNT自身が示しているようにその化学的レベルの結合強度なのだから。
もっとも、欠陥がないように作ればポリエチレンだってそれに近い引っ張り強度が出るから、結合の余地がある分そっちの方が有望だろうね。逆にCNTだとその欠陥が出にくい。接着しにくいという問題の性質自体に因ってね。そういう意味ではCNTにナトリウムあたりを入れて「腕」を増やすという手もある。
# だけど欠陥が出易くなるというジレンマ。
なのでCNTみたいな作りにくい材料よりポリエチレンの欠陥をなくす方が有望な気もする。あるいは逆に思い切り交差結合させるとか。
>落ちてはこない
それもそうか。しかし墓場軌道の廃棄衛星を蹴散らすだろうなぁ...。
Re: (スコア:0)
CNTとポリエチレンでFRPを作ればどうなるの?
繊維と母材との混ぜ方を既存のものからさらに工夫する必要がありそうだけど
その辺を加味しても見当違いな質問?
仮想の話なので手間やコストは度外視の方向で・・
Re: (スコア:1)
# 引っ張りに対抗するにはその方向に繊維を揃える必要があって、そうすると繊維を並べてるのと大差ない。
あと、CNTとポリエチレンじゃ引っ張りに対する硬さが違うので振動が加わってるとバラバラになりそう。
# どっちみちCNTは接着困難だし。
それにFRPはそもそも修理困難だよ。
Re: (スコア:0)
鉄筋コンクリートみたいなノリで、樹脂モノと繊維モノ組合わせて両方のいいトコ取りが出来ればと思ったんですが
簡単にはいかないみたいですね。
ありがとうございました。
Re:宇宙エレベーター怖い (スコア:1)
# コンクリートは結構スカスカでん十年スパンでは浸水を許すので半永久的に持ったりはしませんが。