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トウモロコシに依存している米国の農業・畜産業の構造を示す点で有意義とのことだ。
など、そう単純な話ではありませんが。だいたい日本の農家が楽しているなんて実態を知らないとしか思えません。時給256円が179円に下がった(農水省統計情報部が赤旗に回答) [jcp.or.jp]なんて信じがたい酷さです。
そもそも世界的に見れば食べ物は不足しているのです(例 [reuters.com])。日本が農業をないがしろにしても、今のところ食べていける(輸入できる)のは経済的な格差のおかげです。しかし、産業がこの先ずんずん空洞化していけば、きっと多数の日本人は派遣斡旋待ち状態で年収百数十万となって、不作の年には円相場しだいで文字通り食えなくなってしまいますよ。
農業は工業よりも遥かに命に直結しています。工業と違って簡単に生産を増やすことはできませんし、生産を安定させることにも限度があります。田んぼをつぶせば水資源から無くなってしまいます。がんばっても天候が変わるわけではありません。天候により出来不出来があることを前提として米なんか余るときには余らせれば良いのです。余った米もきちんと国家が買い取れば、現物による援助先に事欠くことはありません。日本企業が受注することをあてにした「援助」とか日本企業進出用インフラ整備「援助」とかよりもずっと良いと思うんですが、やっぱり命より金ですかね。
# フレームの元か…
一方で、農業=農家という日本の構造はなんとかならんのかと思います。おかげで未だに結婚が家業と連動してしまい農家を継ぐなら結婚できないという非人間的な(前時代的なというべきか)選択が待っている。(他の職業では人間と結婚するが農業では農「家」と結婚する感じ?) 農業振興=農家保護では農業に興味がある人が参入できないし、農家を継ぎたくない人が農業つぶしという後ろめたさを背負い込む。農地をはじめとする生産手段が個人所有(実際は家所有)から法人(事業組合とか会社とか:既存の農協は農家から構成されているので農家と競合できない)に移行できないと日本の農業には展望がない気がします。
って事で農家が買い叩かれた物が中間流通の利益を乗せて消費者の前に来た頃には高価格になる。 ま、ぶっちゃければ「農協が仕事して無いクセにボッタクリ過ぎ」ってだけの話だが。
って事で無駄な中間流通を減らしてマトモに取引をすれば相当マシになる。
事故米騒動でも、中間流通が20段近くも有る事を見て不思議に思う人間が少ないのが何だかね。
#本当はアホなバラマキ政策する位なら国産食料は消費税免除にでもすりゃずっと効果が有るだろうに。 #ま、間違いなくアノ国は騒ぐだろうが。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
日本の場合 (スコア:3, 興味深い)
と対比させるなら、日本の場合、「何からできているか」よりも「海外産の品物に依存している割合」を調査したほうが有用な気がします。
# なんかもう凄い数字になりそうな気がしますが
# というか自給率が低すぎるのは周知の事実だから今更調査する必要もない?
神社でC#.NET
Re: (スコア:0)
日本は国土が狭くて人口が多いんだからさ、強い方向に集中するしかないでしょ。
人を減らして、今の豊かな生活レベルを放棄するんなら可能かもしれんが・・・。
Re: (スコア:0)
そうなのだが、安全な食物を輸入するための担保が何も無いのが不安のもと。
軍事力と外交力がもっとあればいいと思うけどね。
その辺にアレルギーのある人は、内向きに考えるんだろうな。
Re: (スコア:0)
開放してきた結果がこれじゃないの?
軍事力はともかく外交力にアレルギーのある人なんているの?
Re:日本の場合 (スコア:1, 興味深い)
50年後に自由貿易協定なしで国家が対等に経済に組み込まれる可能性なんてゼロに近い。
それなら、早めに開放すればするほどショックなしで競争力をつけられるはずだったのに
それを遅らせて保護しまくったからいまだに前世代的な小規模農業しかやれない国なのさ。
効率悪い農業続けたあげくに人手不足とかいいはじめたらもう救いようがない。
工業製品の製造と同じ貨幣価値の中で成長してきた国と、工業製品よりはるかに過保護に
された日本の農業が張り合えるわけがない。
Re:日本の場合 (スコア:2, 興味深い)
など、そう単純な話ではありませんが。だいたい日本の農家が楽しているなんて実態を知らないとしか思えません。時給256円が179円に下がった(農水省統計情報部が赤旗に回答) [jcp.or.jp]なんて信じがたい酷さです。
そもそも世界的に見れば食べ物は不足しているのです(例 [reuters.com])。日本が農業をないがしろにしても、今のところ食べていける(輸入できる)のは経済的な格差のおかげです。しかし、産業がこの先ずんずん空洞化していけば、きっと多数の日本人は派遣斡旋待ち状態で年収百数十万となって、不作の年には円相場しだいで文字通り食えなくなってしまいますよ。
農業は工業よりも遥かに命に直結しています。工業と違って簡単に生産を増やすことはできませんし、生産を安定させることにも限度があります。田んぼをつぶせば水資源から無くなってしまいます。がんばっても天候が変わるわけではありません。天候により出来不出来があることを前提として米なんか余るときには余らせれば良いのです。余った米もきちんと国家が買い取れば、現物による援助先に事欠くことはありません。日本企業が受注することをあてにした「援助」とか日本企業進出用インフラ整備「援助」とかよりもずっと良いと思うんですが、やっぱり命より金ですかね。
# フレームの元か…
一方で、農業=農家という日本の構造はなんとかならんのかと思います。おかげで未だに結婚が家業と連動してしまい農家を継ぐなら結婚できないという非人間的な(前時代的なというべきか)選択が待っている。(他の職業では人間と結婚するが農業では農「家」と結婚する感じ?) 農業振興=農家保護では農業に興味がある人が参入できないし、農家を継ぎたくない人が農業つぶしという後ろめたさを背負い込む。農地をはじめとする生産手段が個人所有(実際は家所有)から法人(事業組合とか会社とか:既存の農協は農家から構成されているので農家と競合できない)に移行できないと日本の農業には展望がない気がします。
Re:日本の場合 (スコア:1)
「農水省」がいってるという段階でホンマかいなと思う今日この頃。
# 農水省に限らず、役人の言ってること全般がそうなんだが。
Re: (スコア:0)
制限がいろいろありそうですが、参入の募集 [maff.go.jp]もしていますね。
Re:日本の場合 (スコア:1, すばらしい洞察)
国産は本当に超高級品で金持ちしか買えないってことになっていた可能性だって
あると思うんだけどどうなんだろう?
外国の安いものに負けないように保護政策ではなく
あえて解放を選んだ農業に条件的に不利な国って存在するのかな
日本みたいな条件で大規模化・法人化をすすめたとしても勝てるのかね
別に保護政策を擁護しているのではなく純粋な素人の疑問として
Re: (スコア:0)
>国産は本当に超高級品で金持ちしか買えないってことになっていた可能性
マズい商売はダメになるべきなのが市場原理。米作農家が1/10になったかわりに
1/10の農家が10倍所得を得ることができればいい。わが国の地理的気候的条件は
少量多品種で勝負すればかなり有利なんだから負けた9割は米よりも付加価値のある
商品を開発していけばいい。保護しなかったら、ちゃんと値段が上昇して、生産性
をあげれば儲かるという価格帯で平衡したはず。そしたらこの20年で生産性は何割
も増えていたかもしれ
Re: (スコア:0)
土壌や気候の問題もある。
あるものだけ食え、で済むならまだしもねぇ。
それこそおかず食うな、米食え、腹いっぱいになるだけなら十分。
少量多品種は、工業製品ですらそんなにうまくいってないような。
どちらかというとかゆいところに届くものがないくらいじゃないかと。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
#1900年当時の人口は約20億人、現在は60億を余裕で突破
#農業生産性は3倍以上になったのかな?
Re: (スコア:0)
そのスパンでの収穫量だけなら米も飛躍的に伸びてそうだから、さぼってたわけじゃないという気がするけど。
それに近代化を考えるなら、ここ3~40年の周りの情勢と比較しないとダメなんじゃない?
しかも、多品種で。さらに加えるなら日本人の口に合うもので。
肝は、同じもの作ってもスケールメリットで負けるってトコなんだし。
同じ手法を導入すれば追いつけるってシロモノなのかなぁ。
Re: (スコア:0)
人当たりの収穫量は飛躍的に高くでますよ。それこそ、10倍とか100倍とかいう単位で。
日本の農業は土地代もそうですが、人件費が高すぎるので、相当コストを圧縮できると思います。
Re: (スコア:0)
もし日本でそうなってないなら、何が原因か探る必要はあるでしょうね。
Re: (スコア:0)
人口が3倍になったのに農業生産性が3倍にならなかったとしたら、増えた分の人口は何を食えばいいんだ?
Re: (スコア:0)
そんな人を食ったようなことを… (スコア:1)
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200811180029.html [cnn.co.jp] てなことが。
燃料用アルコールの前に食肉に、さらに前には穀物に。
お、そうすると、バイオ燃料の同位体分析でも何か判るということか。
Re:日本の場合 (スコア:1, すばらしい洞察)
基本的な食材で競争力がつくというのは夢物語です。
どこに大規模化によるコストダウンのための平地がありますか?ないです。
アジア他国なみに安い人材がどこにいますか?ないです。
研修という欺瞞で安く人間をアジアから買ってくるよりほかないです。
安い人材、単位面積あたりの効率がおちようが気にならない広大かつ均一な農地。
これに対して、保護しなければ競争力がついただろうと言うのは、一種の夢物語ですね。
もちろん、そういういい条件が整った国は農産物の自由貿易を望むでしょう。必ず勝てますから。
輸送コストの驚異的な上昇と行った要因のないかぎり、これは変わりません。
工業で金を稼ぐことを選んだのなら、国内食料生産をどの程度確保しておくかは安全保障、食料確保etcの絡んだ選択問題です。
Re:日本の場合 (スコア:1, 興味深い)
商業の世界では普通なのだし、農業に限ってそーゆー方向を取らせなくしたのは
失敗と言えなくもないんじゃないかなー、とは思うけどね。
実はもっと単純で (スコア:0)
って事で農家が買い叩かれた物が中間流通の利益を乗せて消費者の前に来た頃には高価格になる。
ま、ぶっちゃければ「農協が仕事して無いクセにボッタクリ過ぎ」ってだけの話だが。
って事で無駄な中間流通を減らしてマトモに取引をすれば相当マシになる。
事故米騒動でも、中間流通が20段近くも有る事を見て不思議に思う人間が少ないのが何だかね。
#本当はアホなバラマキ政策する位なら国産食料は消費税免除にでもすりゃずっと効果が有るだろうに。
#ま、間違いなくアノ国は騒ぐだろうが。