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その前に、私は定額給付金をどう使うか。個人としてはこの政策に反対ですから、期待されない使い方をしようと考えます。・金、プラチナなどの貴金属商品を買う。・国債、公社債などの債券を買う。・貯蓄する。この政策を失敗に終わらせるために、周囲にも可能な限り消費に回さないことを強く推奨したいと考えています。
さて、この批判の多い定額給付金。消費喚起効果がほとんどないことは、あの「地域振興券」を見るに明らかですが、なぜか与党は異常なまでの執念で実施を強行しようとしています。はっきり言ってこの政策のお
文句はないですが頭が悪い(主に想像力の欠如)です。
> その前に、私は定額給付金をどう使うか。> 個人としてはこの政策に反対ですから、期待されない使い方をしようと考えます。
> ・金、プラチナなどの貴金属商品を買う。商品を扱っている業者の収益になります。ありがとうございます。
> ・国債、公社債などの債券を買う。国債の引受にご協力していただきありがとうございます。
> ・貯蓄する。銀行の資金になります。まことにありがとうございます。
> この政策を失敗に終わらせるために、周囲にも可能な限り消費に回さないことを
コメント返ししておきましょう。
>> ・金、プラチナなどの貴金属商品を買う。>商品を扱っている業者の収益になります。ありがとうございます。
これらの商品の価格構成要素は基本的に原価+ほぼ一定額の手数料収入ですから、総売買高よりも、売買回数が増えない限り収入増加にはあまりつながりません。それに、原価の構成要素である貴金属は国内産出がほとんどありませんから、結果的に外貨として海外に流出していくことになりますので、国内の消費を拡大する効果は限られます。
>> ・国債、公社債などの債券を買う。>国債の引受にご協力していただきありがとうございます。
銀行に退蔵されると自己資本比率が上がりますんで、貸し剥がしの抑制やリスクを伴った貸し出しが可能になります。また、ファンダメンタルが悪くても最悪日本国債に流れますので、ドイツのように長期の起債に失敗する、なんてことも起きにくくなります。国債ってのは入札で償還金額が決まりますので、引き受け手がいないと国債の発行そのものができなくなります。今の日本国債の利回りは30年物でも1.8%(額面2.4%)程度なのですが、30年物の起債ができない=その間にデフォルトするだろうと市場が予想するということなのですね。現に韓国なんかは短期の1年物すら起債できなくなってます。
今回の給付金は消費喚起と合わせ、銀行の信用創造機能の回復と市場流動現金の不胎化によるハイパーインフレーションを抑える手札を作るという「即効性があり、リスクが少ない」手段の両方を見据えていますので、景気対策としては効果が低くても、銀行システムに相応の効果がありますから財政赤字の拡大という副作用はあれど、信用創造システム回復後のインフレーションでリスクは限定的になります。
#今回は世界中の中央銀行が金融緩和政策を採っていますので、希釈化の手段を持っておくのは非常に重要なことです。
マクロ経済の理屈をマスメディアがきちんと解説していないのが問題なのですが、いわゆる「ヘリコプターマネー」は最新の経済理論から見ると非常に理にかなった政策といえます。加えてキャリー取引消滅によるデレバレッジ、リワインド状態で、国債の引き受け手は元々日本国内に限定されていたものが、通貨逃避による外国人投資家の日本国債買いにより過度に円高に振れている状態です。国債の発行により通貨を希釈させ、かつ日本の銀行がこれを引き受けることにより為替相場を適正水準に保つこともできます。
そこんところを踏まえていないか知らない振りをしている糞新聞糞テレビが雁首そろえて報道しない自由を行使してるので、このように至極まっとうな政策にもかかわらずネガティブキャンペーンが起きる原因になっているのです。このような緊急事態にもかかわらずろくな政策も提示できずに政権交代政権交代と念仏のように唱えてる政党は如何なものかと思います。彼らが選択すべきはまずは大連立による危機打開でした。政界再編はその後の話です。異論はあるでしょうが、オバマ政権が機能し始める6-8月まで、唯一まともなハードカレンシーであるわが国の財政金融当局を脳死状態に置くのは世界に対する大いなる犯罪行為といっても過言ではないでしょう。ちなみに、USドル、ユーロ、UKポンド、スイス・フラン、円、カナダドル、デンマーク・クローネ、スウェーデン・クローナ、ノルウェー・クローネ、オーストラリア・ドルのうちまともに機能しているのは円とノルウェークローネで、決済シェアを考慮すれば円のみです。公共事業だとか福祉とか言ってますが、1-2年程度のずれが発生する上、報酬は後払いになりますから、倒産リスクが高く資金の借り入れが難しい建設業は受注するにしてもその間資産を維持するための短期資金を高金利で借り入れるしかないため、実際に家計セクターに回る真水分はかなり減ることになります。今は信用危機なんですからこの手の伝統的な手法は信用リスクが回復した後になります。
ついでに言えば、たった二兆円では不十分で、個人的には6-8兆円程度の「ばら撒き」が必要だと思っております。公的資金を突っ込んで官製不況を作り出すよりは家計セクターへの配分がなされ、信用収縮を回避するだけましだと思っております。
ネタだとおもうのですがマジレス。
> 銀行に退蔵されると自己資本比率が上がりますんで、
BIS規制上の自己資本比率は、リスク量に対する自己資本の割合なので、増加した預金量で、国債等の非リスク資産を購入したとしてもリスクは減らないですし、リスクを伴った投資を行えば、自己資本比率の低下につながります。
まぁ、増加した預金量ですべて国債を購入して、金利差分が銀行の収益になって、それが自己資本比率の上昇につながることはつながるんでしょうが、そんな微々たるものではなんともならない経済情勢なわけで。
マクロ経済学は忘却の彼方だけど。
ヘリコプターマネーってのはもとの文脈だと、貨幣供給を増やすときに金融機関を経由せずに直接家計に渡そうって話ではなかったっけ?
今回の給付金の話では財源をどうするつもりなのかよくわかっていないのだけど、少なくとも国債を日銀に引き受けさせるという話にはなっていないよね。ということは、給付するための現金をどこかから調達しなければならないわけで、それこそ埋蔵金でも使うのでなければ税金か市中で調達するかのどちらかしかない。ということは古典的な(≠古典派)有効需要管理政策に近いのではないのかなぁ。
最悪日本国債に回ってもいいとか書いてあるけど、伊吹なんかは政府短期証券で調達とか言っていたりして、そこまでして配った現金が日本国債の消化に回るなんてほとんどナンセンスジョークの世界に思える。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
なぜ定額給付金なのか。 (スコア:3, 興味深い)
フレームを承知であえて書きます。
文句あるならIDで来い!
その前に、私は定額給付金をどう使うか。
個人としてはこの政策に反対ですから、期待されない使い方をしようと考えます。
・金、プラチナなどの貴金属商品を買う。
・国債、公社債などの債券を買う。
・貯蓄する。
この政策を失敗に終わらせるために、周囲にも可能な限り消費に回さないことを
強く推奨したいと考えています。
さて、この批判の多い定額給付金。
消費喚起効果がほとんどないことは、あの「地域振興券」を見るに明らかですが、
なぜか与党は異常なまでの執念で実施を強行しようとしています。はっきり言って
この政策のお
Re: (スコア:3, すばらしい洞察)
文句はないですが頭が悪い(主に想像力の欠如)です。
> その前に、私は定額給付金をどう使うか。
> 個人としてはこの政策に反対ですから、期待されない使い方をしようと考えます。
> ・金、プラチナなどの貴金属商品を買う。
商品を扱っている業者の収益になります。ありがとうございます。
> ・国債、公社債などの債券を買う。
国債の引受にご協力していただきありがとうございます。
> ・貯蓄する。
銀行の資金になります。まことにありがとうございます。
> この政策を失敗に終わらせるために、周囲にも可能な限り消費に回さないことを
Re: (スコア:1)
コメント返ししておきましょう。
>> ・金、プラチナなどの貴金属商品を買う。
>商品を扱っている業者の収益になります。ありがとうございます。
これらの商品の価格構成要素は基本的に原価+ほぼ一定額の手数料収入ですから、
総売買高よりも、売買回数が増えない限り収入増加にはあまりつながりません。
それに、原価の構成要素である貴金属は国内産出がほとんどありませんから、
結果的に外貨として海外に流出していくことになりますので、国内の消費を拡大
する効果は限られます。
>> ・国債、公社債などの債券を買う。
>国債の引受にご協力していただきありがとうございます。
マクロ経済と信用と金融と貨幣の危機 (スコア:2, 参考になる)
銀行に退蔵されると自己資本比率が上がりますんで、貸し剥がしの抑制やリスクを伴った貸し出しが可能になります。
また、ファンダメンタルが悪くても最悪日本国債に流れますので、ドイツのように長期の起債に失敗する、なんてことも起きにくくなります。
国債ってのは入札で償還金額が決まりますので、引き受け手がいないと国債の発行そのものができなくなります。
今の日本国債の利回りは30年物でも1.8%(額面2.4%)程度なのですが、30年物の起債ができない=その間にデフォルトするだろうと市場が予想するということなのですね。
現に韓国なんかは短期の1年物すら起債できなくなってます。
今回の給付金は消費喚起と合わせ、銀行の信用創造機能の回復と市場流動現金の不胎化によるハイパーインフレーションを抑える手札を作るという「即効性があり、リスクが少ない」手段の両方を見据えていますので、景気対策としては効果が低くても、銀行システムに相応の効果がありますから財政赤字の拡大という副作用はあれど、信用創造システム回復後のインフレーションでリスクは限定的になります。
#今回は世界中の中央銀行が金融緩和政策を採っていますので、希釈化の手段を持っておくのは非常に重要なことです。
マクロ経済の理屈をマスメディアがきちんと解説していないのが問題なのですが、いわゆる「ヘリコプターマネー」は最新の経済理論から見ると非常に理にかなった政策といえます。
加えてキャリー取引消滅によるデレバレッジ、リワインド状態で、国債の引き受け手は元々日本国内に限定されていたものが、通貨逃避による外国人投資家の日本国債買いにより過度に円高に振れている状態です。
国債の発行により通貨を希釈させ、かつ日本の銀行がこれを引き受けることにより為替相場を適正水準に保つこともできます。
そこんところを踏まえていないか知らない振りをしている糞新聞糞テレビが雁首そろえて報道しない自由を行使してるので、このように至極まっとうな政策にもかかわらずネガティブキャンペーンが起きる原因になっているのです。
このような緊急事態にもかかわらずろくな政策も提示できずに政権交代政権交代と念仏のように唱えてる政党は如何なものかと思います。
彼らが選択すべきはまずは大連立による危機打開でした。政界再編はその後の話です。
異論はあるでしょうが、オバマ政権が機能し始める6-8月まで、唯一まともなハードカレンシーであるわが国の財政金融当局を脳死状態に置くのは世界に対する大いなる犯罪行為といっても過言ではないでしょう。
ちなみに、USドル、ユーロ、UKポンド、スイス・フラン、円、カナダドル、デンマーク・クローネ、スウェーデン・クローナ、ノルウェー・クローネ、オーストラリア・ドルのうちまともに機能しているのは円とノルウェークローネで、決済シェアを考慮すれば円のみです。
公共事業だとか福祉とか言ってますが、1-2年程度のずれが発生する上、報酬は後払いになりますから、倒産リスクが高く資金の借り入れが難しい建設業は受注するにしてもその間資産を維持するための短期資金を高金利で借り入れるしかないため、実際に家計セクターに回る真水分はかなり減ることになります。
今は信用危機なんですからこの手の伝統的な手法は信用リスクが回復した後になります。
ついでに言えば、たった二兆円では不十分で、個人的には6-8兆円程度の「ばら撒き」が必要だと思っております。
公的資金を突っ込んで官製不況を作り出すよりは家計セクターへの配分がなされ、信用収縮を回避するだけましだと思っております。
Re:マクロ経済と信用と金融と貨幣の危機 (スコア:1)
ネタだとおもうのですがマジレス。
> 銀行に退蔵されると自己資本比率が上がりますんで、
BIS規制上の自己資本比率は、リスク量に対する自己資本の割合なので、
増加した預金量で、国債等の非リスク資産を購入したとしてもリスクは減らないですし、
リスクを伴った投資を行えば、自己資本比率の低下につながります。
まぁ、増加した預金量ですべて国債を購入して、金利差分が銀行の収益になって、
それが自己資本比率の上昇につながることはつながるんでしょうが、
そんな微々たるものではなんともならない経済情勢なわけで。
Re:マクロ経済と信用と金融と貨幣の危機 (スコア:1)
マクロ経済学は忘却の彼方だけど。
ヘリコプターマネーってのはもとの文脈だと、貨幣供給を増やすときに金融機関を経由せずに直接家計に渡そうって話ではなかったっけ?
今回の給付金の話では財源をどうするつもりなのかよくわかっていないのだけど、少なくとも国債を日銀に引き受けさせるという話にはなっていないよね。ということは、給付するための現金をどこかから調達しなければならないわけで、それこそ埋蔵金でも使うのでなければ税金か市中で調達するかのどちらかしかない。ということは古典的な(≠古典派)有効需要管理政策に近いのではないのかなぁ。
最悪日本国債に回ってもいいとか書いてあるけど、伊吹なんかは政府短期証券で調達とか言っていたりして、そこまでして配った現金が日本国債の消化に回るなんてほとんどナンセンスジョークの世界に思える。