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またここでグーグル帝国主義について大騒ぎが始まるのでしょうが、そんなに恐れることはありません。
今回の和解に入りたくなければ除外を申し出ればいいのですから。例えば日本の作家団体でまとめて会員リストを送って「入らない」ということだってできます。あるいは英語以外の言語についての著作についてはとかいろいろ条件をつけて除外することだってできるかもしれません。そんな大雑把なことをしないことを望みますが。
個人的には、入手不可能な本を入手可能にするのはすばらしいことだと思います。そのためには、アクティブに著作権による金儲けを追求されていない本は基本的にOKという今回のようなやりかたに賛成です。
ITmediaの記事 [itmedia.co.jp]の新聞広告を見ましたが、概要だけで細かい部分が不明(最初は和解に加わらず、後から参加は可能なのか、とか)で、さらに問い合わせもできないようで、ちょっと胡散臭い感じがします。和解への異議申し立てと不参加には今年の5/5までの書面での申し立てが必要で、急がせてる割にはかなり不親切な説明だな、という印象です。実際には内容をきちんと精査しなければいけないので確かですが、簡単に諸手を上げて賛同というものでもないと思います。
そんな単純な話ではないでしょう。本題とはだいぶ外れてるんですが、興味深かったので、コメントさせていただきました
除外させてもらえる権利があるだけで、グーグル帝国につながらないというのはおかしな話で、たとえで言うならば、100人の集団で、一人のボスが人を集めてもう80人近くの主流派を形成しかかったところに、私は嫌ですといったら、人が目もくれないようなマイノリティーに自ら下ることになるわけですそれをどう選択するかは個々の判断でしょうが、それでグーグル帝国にならないというのはいささ安直な気がしますね
それどころか、この除外する権利をやるという手法はかなり手が込んでいて、つまり、裏返しに除外すると申請しなかったならば、「自分の意思で参加した」ということに名義上できてしまいますこれは権力の隠蔽につながるのです。あるいは別の見方をすれば、旧来の権力イメージでは捉えきれなくなってしまいます旧来型の権力イメージは、国家に象徴されるように、物理的暴力の独占による強制がその源泉だが、その場合、自らの意思で国を選択するということがあまり現実的なものではないということが前提されるそれに対してグーグルの手法は、新種の権力への参加を自らの意思でなされたものとしてしまうのですもっとわかりやすくいえば、拒否できる権力をやる=強制力はありませんよアピールです。
つまり、重要なのは、参加不参加を決められるということにあるわけではなく、この仕組みが自然拡大をしていくうちに、検索ランキングのように、多大な影響力を持ってしまうということなのです。
>それに対してグーグルの手法は、新種の権力への参加を自らの意思でなされたものとしてしまうのです
だからオプトアウトなのは米国法上の問題なんじゃねーの?グーグルの手法って何さ。
なるほど。米国の法律については素人ですが、もしそうであれば、たしかに法体系の問題として見ることは可能だと思いますしそういう前提で、グーグルだけがやってるわけじゃないという意味で、グーグルの手法という呼び方も誤りです。
その上で話を進めるならば、この話は法律だけでは捉えきれない部分があると思っています。というのも、オプアウトだからみんなが参加させられてるという以上に、たとえオプトインにしたって、便利だから、利益が出るからといって、今回の事態ほどじゃないにせよ、権利者たちが参加してしまうんじゃないかと思うわけです。そもそも今回の事件そのものが、権利者たちが参加するのは満更でもないということの象徴だと思うのですあえてまたグーグルの手法という言葉に戻るならば、グーグルの影響力と規模だけがやれることという意味で、これは利益誘導式の権力形成手法じゃないかと思うわけですね。
除外をすると、Googleによるデータ化と利用を止められません。参加した上で拒否申請を行わないと、勝手に利用されてしまいます。ちなみに、除外すると配当を受ける権利もないので完全にただ乗りされます。
除外は今回の訴訟以前の状況にもどるだけで、グーグルに「ただ乗り」するお墨付きを与えるわけではありません。グーグルを訴える権利はあるわけで、実際、この件はまだまだ訴訟が絶えないんじゃないでしょうかね。
>現実的に日本の一個人でしかない作家にアメリカでgoogle相手に裁判なんて不可能
これは今回の和解によって生じた現実ではないですね。
今回の和解からopt outした人は、今回の和解と関係なくなるわけで、opt outしていない著作権者とGoogleの間に和解が成立することに文句をつける筋合いはありませんね。
>除外を申し出ればいいグーグルの方から作品を使わせてくれと言いに来るのが筋だと思うのだけど。ホント、グーグルは人を苛つかせるな。
こういうこと言うなら著作権もoptoutにしようぜ。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
大騒ぎすることはない (スコア:2, すばらしい洞察)
またここでグーグル帝国主義について大騒ぎが始まるのでしょうが、そんなに恐れることはありません。
今回の和解に入りたくなければ除外を申し出ればいいのですから。例えば日本の作家団体でまとめて会員リストを送って「入らない」ということだってできます。あるいは英語以外の言語についての著作についてはとかいろいろ条件をつけて除外することだってできるかもしれません。そんな大雑把なことをしないことを望みますが。
個人的には、入手不可能な本を入手可能にするのはすばらしいことだと思います。そのためには、アクティブに著作権による金儲けを追求されていない本は基本的にOKという今回のようなやりかたに賛成です。
Re:大騒ぎすることはない (スコア:2)
ITmediaの記事 [itmedia.co.jp]の新聞広告を見ましたが、概要だけで細かい部分が不明(最初は和解に加わらず、後から参加は可能なのか、とか)で、さらに問い合わせもできないようで、ちょっと胡散臭い感じがします。
和解への異議申し立てと不参加には今年の5/5までの書面での申し立てが必要で、急がせてる割にはかなり不親切な説明だな、という印象です。実際には内容をきちんと精査しなければいけないので確かですが、簡単に諸手を上げて賛同というものでもないと思います。
Re:大騒ぎすることはない (スコア:1)
そんな単純な話ではないでしょう。
本題とはだいぶ外れてるんですが、興味深かったので、コメントさせていただきました
除外させてもらえる権利があるだけで、グーグル帝国につながらないというのはおかしな話で、
たとえで言うならば、100人の集団で、一人のボスが人を集めてもう80人近くの主流派を形成しかかったところに、
私は嫌ですといったら、人が目もくれないようなマイノリティーに自ら下ることになるわけです
それをどう選択するかは個々の判断でしょうが、それでグーグル帝国にならないというのはいささ安直な気がしますね
それどころか、この除外する権利をやるという手法はかなり手が込んでいて、
つまり、裏返しに除外すると申請しなかったならば、「自分の意思で参加した」ということに名義上できてしまいます
これは権力の隠蔽につながるのです。あるいは別の見方をすれば、旧来の権力イメージでは捉えきれなくなってしまいます
旧来型の権力イメージは、国家に象徴されるように、物理的暴力の独占による強制がその源泉だが、その場合、自らの意思で国を選択するということがあまり現実的なものではないということが前提される
それに対してグーグルの手法は、新種の権力への参加を自らの意思でなされたものとしてしまうのです
もっとわかりやすくいえば、拒否できる権力をやる=強制力はありませんよアピールです。
つまり、重要なのは、参加不参加を決められるということにあるわけではなく、
この仕組みが自然拡大をしていくうちに、検索ランキングのように、多大な影響力を持ってしまうということなのです。
Re: (スコア:0)
>それに対してグーグルの手法は、新種の権力への参加を自らの意思でなされたものとしてしまうのです
だからオプトアウトなのは米国法上の問題なんじゃねーの?グーグルの手法って何さ。
Re:大騒ぎすることはない (スコア:1)
なるほど。
米国の法律については素人ですが、もしそうであれば、たしかに法体系の問題として見ることは可能だと思いますし
そういう前提で、グーグルだけがやってるわけじゃないという意味で、グーグルの手法という呼び方も誤りです。
その上で話を進めるならば、
この話は法律だけでは捉えきれない部分があると思っています。
というのも、オプアウトだからみんなが参加させられてるという以上に、
たとえオプトインにしたって、便利だから、利益が出るからといって、今回の事態ほどじゃないにせよ、権利者たちが参加してしまうんじゃないかと思うわけです。
そもそも今回の事件そのものが、権利者たちが参加するのは満更でもないということの象徴だと思うのです
あえてまたグーグルの手法という言葉に戻るならば、グーグルの影響力と規模だけがやれることという意味で、これは利益誘導式の権力形成手法じゃないかと思うわけですね。
Re: (スコア:0)
除外をすると、Googleによるデータ化と利用を止められません。
参加した上で拒否申請を行わないと、勝手に利用されてしまいます。
ちなみに、除外すると配当を受ける権利もないので完全にただ乗りされます。
Re: (スコア:0)
除外は今回の訴訟以前の状況にもどるだけで、グーグルに「ただ乗り」するお墨付きを与えるわけではありません。
グーグルを訴える権利はあるわけで、実際、この件はまだまだ訴訟が絶えないんじゃないでしょうかね。
Re: (スコア:0)
訴えないんならタダで使うぜ、ってのがgoogleのスタンス
お墨付きが無くたって使うでしょ奴らは。いままでもそうしてるんだし。
まぁ訴えられて発生する損害賠償や和解金を予算に計上した上で、この商売イケる、
って判断したからやってるんでしょうけどね。
自覚的に罪を犯す奴に法なんて無意味。
Re: (スコア:0)
>現実的に日本の一個人でしかない作家にアメリカでgoogle相手に裁判なんて不可能
これは今回の和解によって生じた現実ではないですね。
今回の和解からopt outした人は、今回の和解と関係なくなるわけで、opt outしていない著作権者とGoogleの間に和解が成立することに文句をつける筋合いはありませんね。
Re: (スコア:0)
>除外を申し出ればいい
グーグルの方から作品を使わせてくれと言いに来るのが筋だと思うのだけど。
ホント、グーグルは人を苛つかせるな。
Re: (スコア:0)
こういうこと言うなら著作権もoptoutにしようぜ。
Re: (スコア:0)