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朝の放送で元パイロットらしき人のコメントにも出てましたが、MD-11は事故発生の頻度が特出してるらしい。
Wikiにもそのような記述が見受けられるんだけど、そのあたりの調査ってされているんだろうか?
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
MD-11の特異性 (スコア:1)
朝の放送で元パイロットらしき人のコメントにも出てましたが、
MD-11は事故発生の頻度が特出してるらしい。
Wikiにもそのような記述が見受けられるんだけど、
そのあたりの調査ってされているんだろうか?
Re: (スコア:5, 参考になる)
巡航時の抵抗を減らすために、重心位置を制御する機構を装備していますので、必要な水平尾翼のダウンフォースを少なくする
事が可能になったため、水平尾翼の面積はDC-10の7割程に削られました。
また、重心位置後退による空力的な安定が減った結果を、LSASというコンピューター制御の操縦系でアクティブコントロールして
補ってます(ですので、縦方向はFBW機です)。
このLSASの出来が悪い為、巡航時の重心位置が後退した状態では基本的に手動操縦禁止ですし、手動操縦可能な領域の
操縦特性も良い方では無いようです。
さらに操縦桿操作から実際に舵面が動くまでのレイテンシーが0.2secほどあるため、ガスト時の操縦は難しいとされてます。
今回の事故も、97年の事故で指摘されていたPIO(レイテンシーが大きいためオーバーコントロールになって、
パイロットが過修正のループに陥る現象)に入った可能性が大きいです。
Re:MD-11の特異性 (スコア:2, 興味深い)
操縦特性と言うよりは飛行特性と言った方がよいかもしれませんね。
乗り心地や安全性に直結する部分で、旅客機としては不人気かつ早期退役し貨物機転用された機体が多いのも、不安定な飛行特性のためだと言われています。
三発機であることが経済性や騒音で不利の原因だけならば、中古改造の貨物機としても成り立たないはずですから。
>パイロットが過修正のループに陥る現象に入った可能性が大きいです。
ビデオ画像を見るとまさにそんな感じですね。
不安定化した機体の修正に失敗したような。
ただ、最初の接地時にすでにハードライディングっぽく見えるのですが。
降下率と侵入速度が適切だったかどうか。
不適切だったならその原因は何か、適切だったならばバウンドした原因は何か、知りたいと思います。
御指摘のとうりの航空機としての設計上の問題点を露呈したとなると、これを機会に同型機は貨物機としても退役が進むかもしれません。ただ問題は後継候補となる767の中古機が787の遅れで潤沢に出回るのがしばらく先になることでしょうか。
水平尾翼の小型化や燃料移送によるバランス維持などアレゲな機体でしたがやはり設計に無理があったのでしょうか。