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ヘモグロビンの違いと生物の分岐 [tohoku.ac.jp]
ヘモグロビンは脊椎動物すべてがもっているので、異なる生物のヘモグロビンを比較すると、ヘモグロビン自体がどのように進化しているかがわかる。 たとえば、αヘモグロビンは百四十一個のアミノ酸が連なってできているが、ヒトとイヌのαヘモグロビンを比べてみると、百四十一個のアミノ酸のうち二十三個が異なっている。イモリとヒトを比べると六十二個、コイとヒトでは六十八個のアミノ酸が異なる。この分岐関係と、前述のアミノ酸の違いを比べてみると、ずっと昔に分岐した生物の間でのアミノ酸の違いは大きく、比較的最近になって分岐した生物の間では小さいことがわかる。つまり、分かれずに一つの祖先生物でいたとき
ヘモグロビンは脊椎動物すべてがもっているので、異なる生物のヘモグロビンを比較すると、ヘモグロビン自体がどのように進化しているかがわかる。 たとえば、αヘモグロビンは百四十一個のアミノ酸が連なってできているが、ヒトとイヌのαヘモグロビンを比べてみると、百四十一個のアミノ酸のうち二十三個が異なっている。イモリとヒトを比べると六十二個、コイとヒトでは六十八個のアミノ酸が異なる。
この分岐関係と、前述のアミノ酸の違いを比べてみると、ずっと昔に分岐した生物の間でのアミノ酸の違いは大きく、比較的最近になって分岐した生物の間では小さいことがわかる。つまり、分かれずに一つの祖先生物でいたとき
T-Rexのデータは当初生データ(質量分析機からの直接の出力)を提出しないなど検証上の問題が指摘され,批判されましたが,今回はPRIDE [ebi.ac.uk]にT-Rexも含め投稿され,公開されていますので,配列も再現することは可能です.個別データへのリンクの取得方法が分からないので問い合わせ番号で示しますと,8633がT. rex,9284と9285がB. canadensisとなっています.私は質量分析機の解析をできる能力はないので検証できませんが,このように公開して査読も通ったということはかなり確度が高いと思いますが,前回の不誠実さもありますので,他の研究者による検証を期待したい所です.論文を眺めた所,コラーゲンについてはトリコラーゲンへの反応もよく,量も多くとられているので信用してよさそうに見えますが,ヘモグロビンについては抗体がポリクロナルでそれほどはっきりと認識されておらず,質量分析機で取得された量も少ないので解析は厳しいかもしれないと思いました.
今回得られた恐竜の配列が機能上の意味があるかどうかは今後の実験を待つ必要があるかとは思いますが,配列が本当かどうか分からないので進められなかった実験も今回の発表で推進されるかもしれません.
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
ヘモグロビンの違いが分かれば (スコア:5, 参考になる)
ヘモグロビンの違いと生物の分岐 [tohoku.ac.jp]
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:ヘモグロビンの違いが分かれば (スコア:5, 参考になる)
T-Rexのデータは当初生データ(質量分析機からの直接の出力)を提出しないなど検証上の
問題が指摘され,批判されましたが,今回はPRIDE [ebi.ac.uk]に
T-Rexも含め投稿され,公開されていますので,配列も再現することは可能です.
個別データへのリンクの取得方法が分からないので問い合わせ番号で示しますと,
8633がT. rex,9284と9285がB. canadensisとなっています.
私は質量分析機の解析をできる能力はないので検証できませんが,このように公開して査読も通った
ということはかなり確度が高いと思いますが,前回の不誠実さもありますので,他の研究者による
検証を期待したい所です.
論文を眺めた所,コラーゲンについてはトリコラーゲンへの反応もよく,量も多くとられているので
信用してよさそうに見えますが,ヘモグロビンについては抗体がポリクロナルでそれほどはっきりと
認識されておらず,質量分析機で取得された量も少ないので解析は厳しいかもしれないと思いました.
今回得られた恐竜の配列が機能上の意味があるかどうかは今後の実験を待つ必要があるかとは思います
が,配列が本当かどうか分からないので進められなかった実験も今回の発表で推進されるかもしれません.
kaho