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これさえやってれば利用者側はこれまでと同じ一括契約でOK(ただしどんぶり勘定を止めて システムを構築する分の手間はありますけど)ですし、他社もそれなりに参入しやすく なる訳ですよね。JASRACにはこれまでの慣行を改める労力は掛かるでしょうけど、 独占状態でこれまでやってきた体制のままでこれからもやっていこうというのが 大甘な訳ですし……。
手間も何も、JASRAC側では既に全数計数でのシステムは出来てますよ。顧客にもそれに対応する様には働きかけている最中。ただ、客側が対応できないところが多々有る為、移行期間として在来どおりってのも受け入れているだけ。NHKなんかはちゃんと対応していたんじゃなかったっけな。
ま、多分ほとんどのクレームはそういう客から出ているのを、何時もの様にJASRACが矢面に立ってクレームを出しているだけでしょう。JASRACって、傍から見れば倣岸にも見えるが顧客サービスは意外とコマいから。
>「JASRACの料金はダンピングだから、その料金体系を廃止するか、他社と比較して現実的な料金にするかしないとだめだよ」
違うよ。JASRACの包括契約の代金には、他の業者の分も含まれてるはずだから、JASRACはその取り分を自分たちの曲の分だけに減らしなさい。というのが、排除命令の内容だったよ。包括的契約を止めろとは言ってない、逆に他の業者も包括的契約ができるようにJASRACは値引きしろという話です。
でも、減らすとしてもどのくらい減らしたらいいのか?その計算は誰がするのか?JASRACが減額したとしても、放送局が他の業者と契約するかどうかは、JASRACにはどうしようも無いけどどうするの?という点が問題視されています。
>> JASRACの包括契約の代金には、他の業者の分も含まれてるはずだから、JASRACはその取り分を自分たちの曲の分だけに減らしなさい。>ってのはどっから出てきたの?
公正取引委員会の 社団法人日本音楽著作権協会に対する排除措置命令について [jftc.go.jp]という資料はそのような意図で作られていると思われます。
途中にあるグラフが判りやすいと思うんですが、新規業者が参入した場合、放送局が利用するJASRAC登録曲の割合が減るが、利用料が減らない事が問題だとされています。利用料にこの、JASRAC登録曲の割合を反映させろというのは、利用の割合が減るんだから、料金も減らせ
>上記の内容が達成できれば、"減額"だろうが"包括契約を止める"だろうが、やり方は問われません。>little氏が"包括命令を止めろなんて言っていない"とおっしゃるのなら、"減額しろとは言っていない"というのも成り立つのでは?
現実的に可能かどうかを別とすれば、包括的契約を止めるという方法での解決でも良いのですが、どちらにしろ、最終的に放送事業者の負担する金額が増えないようにしつつ、JASRAC以外の管理団体との契約もできるようにしなければいけないのです。
放送業者が現在払ってる金額をAとすると、現在JASRACが受け取っている金額も同じくAです。将来JASRACが受け取るだろう金額をBとし、他の業者が受け取る金額の合計をCとします。A<B+C、かつC>0にしなければいけないのです。そうなると、B<Aになります。
したがって、どんな方法を取ろうと、JASRACは減額しなければならないのです。
あー、ごめんなさい、式ちょっと変だった。
Aを現在放送業者が払っている金額。Bを料金体系の変更後、JASRACが受け取る金額。Cを料金体系の変更後、将来JASRAC以外の団体が受け取る金額。
放送事業者の負担は増えないようにしなければいけないので、B+C≦A
JASRAC以外の管理団体も契約できるようにしなければいけないので、C>0
ですので、B<Aとなります。現在JASRACの受け取っている金額はAと同じなので、AからBへと金額が変化するというのは、減額なのです。
まぁ、現実的な事を無視すれば、放送局が自主的に他の権利団体との契約をしてくれれば、JASRACは何もしなくて済むんですけどね。そういう意味では、JASRACは何もしなくてよいという選択肢もある。
それだと本来は他のライセンス業者がJASRAC程の曲数も提供できないクセにJASRACと同レベルの金額を請求しているのが間違いって事で、その辺りのクレームは他社に出すべきって事に成るんだが。
まあ、新規参入でいながら同様に包括契約1.5%なんてムチャクチャ強気なのが競合ではJASRACは怖くも無いだろうし、利用者として「そんなのは使えん」で終わるんだろうけど。
と考えると、実は競合他社の方に天下りがワンサカで影響力が大きくなったってだけの様にも見えたりして。
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包括的契約 (スコア:3, 興味深い)
これさえやってれば利用者側はこれまでと同じ一括契約でOK(ただしどんぶり勘定を止めて
システムを構築する分の手間はありますけど)ですし、他社もそれなりに参入しやすく
なる訳ですよね。JASRACにはこれまでの慣行を改める労力は掛かるでしょうけど、
独占状態でこれまでやってきた体制のままでこれからもやっていこうというのが
大甘な訳ですし……。
Re: (スコア:1, 参考になる)
手間も何も、JASRAC側では既に全数計数でのシステムは出来てますよ。
顧客にもそれに対応する様には働きかけている最中。
ただ、客側が対応できないところが多々有る為、移行期間として在来どおりってのも受け入れているだけ。
NHKなんかはちゃんと対応していたんじゃなかったっけな。
ま、多分ほとんどのクレームはそういう客から出ているのを、何時もの様にJASRACが矢面に立って
クレームを出しているだけでしょう。
JASRACって、傍から見れば倣岸にも見えるが顧客サービスは意外とコマいから。
Re: (スコア:0)
なんかJASRACにとってみれば「やれるもんならやってみたら?」って感じだと思う。
Re: (スコア:2, 参考になる)
>「JASRACの料金はダンピングだから、その料金体系を廃止するか、他社と比較して現実的な料金にするかしないとだめだよ」
違うよ。
JASRACの包括契約の代金には、他の業者の分も含まれてるはずだから、JASRACはその取り分を自分たちの曲の分だけに減らしなさい。
というのが、排除命令の内容だったよ。
包括的契約を止めろとは言ってない、逆に他の業者も包括的契約ができるようにJASRACは値引きしろという話です。
でも、減らすとしてもどのくらい減らしたらいいのか?その計算は誰がするのか?
JASRACが減額したとしても、放送局が他の業者と契約するかどうかは、JASRACにはどうしようも無いけどどうするの?
という点が問題視されています。
Re: (スコア:0)
> JASRACの包括契約の代金には、他の業者の分も含まれてるはずだから、JASRACはその取り分を自分たちの曲の分だけに減らしなさい。
ってのはどっから出てきたの?
他の業者の曲を使う時に、ユーザ側に追加支出が発生しないようにしなさい、ということであって、"減らしなさい"というのは排除命令を聞いた第三者が勝手に解釈したものじゃないの?
"他の業者の分も含まれてるはずだから"ってのも、ぶっちゃけそういう方向でも解決できる排除命令なんだけれども、"減らしなさい"という解釈を導くために誰かがそう筋道をつけたんじゃないの?元々の排除命令にそういう文言があった?
"減らしなさい"ではなく、"使用料を計算する公的な組織を作ろう!"ということかもしれないよ。
Re: (スコア:2, 興味深い)
>> JASRACの包括契約の代金には、他の業者の分も含まれてるはずだから、JASRACはその取り分を自分たちの曲の分だけに減らしなさい。
>ってのはどっから出てきたの?
公正取引委員会の 社団法人日本音楽著作権協会に対する排除措置命令について [jftc.go.jp]という資料はそのような意図で作られていると思われます。
途中にあるグラフが判りやすいと思うんですが、新規業者が参入した場合、放送局が利用するJASRAC登録曲の割合が減るが、利用料が減らない事が問題だとされています。
利用料にこの、JASRAC登録曲の割合を反映させろというのは、利用の割合が減るんだから、料金も減らせ
Re: (スコア:0)
主文より一部引用。
「(略)放送等利用割合(当該放送事業者が放送番組(放送事業者が自らの放送のために制作したコマーシャルを含む。)において利用した音楽著作物の総数に占める社団法人日本音楽著作権協会が著作権を管理する音楽著作物の割合をいう。)が当該放送等使用料に反映されないような方法を採用することにより,当該放送事業者が他の管理事業者にも放送等使用料を支払う場合には,当該放送事業者が負担する放送等使用料の総額がその分だけ増加することとな
Re:包括的契約 (スコア:1)
>上記の内容が達成できれば、"減額"だろうが"包括契約を止める"だろうが、やり方は問われません。
>little氏が"包括命令を止めろなんて言っていない"とおっしゃるのなら、"減額しろとは言っていない"というのも成り立つのでは?
現実的に可能かどうかを別とすれば、包括的契約を止めるという方法での解決でも良いのですが、どちらにしろ、
最終的に放送事業者の負担する金額が増えないようにしつつ、JASRAC以外の管理団体との契約もできるようにしなければいけないのです。
放送業者が現在払ってる金額をAとすると、現在JASRACが受け取っている金額も同じくAです。
将来JASRACが受け取るだろう金額をBとし、他の業者が受け取る金額の合計をCとします。
A<B+C、かつC>0にしなければいけないのです。
そうなると、B<Aになります。
したがって、どんな方法を取ろうと、JASRACは減額しなければならないのです。
Re:包括的契約 (スコア:1)
あー、ごめんなさい、式ちょっと変だった。
Aを現在放送業者が払っている金額。
Bを料金体系の変更後、JASRACが受け取る金額。
Cを料金体系の変更後、将来JASRAC以外の団体が受け取る金額。
放送事業者の負担は増えないようにしなければいけないので、
B+C≦A
JASRAC以外の管理団体も契約できるようにしなければいけないので、
C>0
ですので、B<Aとなります。
現在JASRACの受け取っている金額はAと同じなので、
AからBへと金額が変化するというのは、減額なのです。
Re: (スコア:0)
排除措置命令の発効前後で、放送業者が払っている総額が一定である必要はない。
JASRACの取り分はそのままで、JASRACと放送業者間の包括契約に新規参入組も入れて、
総額としては排除措置命令の前よりも増加するという選択もあり得る。
#放送業者は反対するだろうし、現実的ではないかもしれないが、排除措置命令は
#その可能性を排除していない。
Re:包括的契約 (スコア:1)
まぁ、現実的な事を無視すれば、放送局が自主的に他の権利団体との契約をしてくれれば、JASRACは何もしなくて済むんですけどね。
そういう意味では、JASRACは何もしなくてよいという選択肢もある。
Re: (スコア:0)
それだと本来は他のライセンス業者がJASRAC程の曲数も提供できないクセにJASRACと同レベルの金額を請求しているのが間違いって事で、その辺りのクレームは他社に出すべきって事に成るんだが。
まあ、新規参入でいながら同様に包括契約1.5%なんてムチャクチャ強気なのが競合ではJASRACは怖くも無いだろうし、利用者として「そんなのは使えん」で終わるんだろうけど。
と考えると、実は競合他社の方に天下りがワンサカで影響力が大きくなったってだけの様にも見えたりして。