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アンテナハウスのブログの記事 [antenna.co.jp]もまじ入れとけ。策定の背景にも言及している。
アンテナハウスのブログより、
>これにより、世界中のどのソフトウエア・ベンダも日本語組版機能を正しく実装することができるようになります。>このことは日本の印刷系ソフトウエア・ベンダにとっては大変な脅威です。日本開発の印刷系ソフトウエアで、広く使われているのはあるのでしょうか。QuarkXPressやInDesign、FrameMaker、LaTeXは、元は海外製で、日本語組版機能はすでに実装されています。
海外製の何というソフトが日本製の何というソフトに対して脅威となるのかわかりません。
>>QuarkXPressやInDesign、FrameMaker、LaTeXは、元は海外製で、日本語組版機能はすでに実装されています。
元写植屋のオサーンから言わせてもらえば、QXやInDesignなど海外製DTPソフトは、英語のかわりに日本語が使えるというだけで、とても日本語組版ができるソフトとはいえません。日本の組版は、活版、写植、電算写植、DTPと進化をしてきたんですが、電算写植以降は組版ではなく、ワープロの延長上にあるパソコンソフトで組版の代用を続けている、といったほうが早いかもしれません。今回のW3Cの要件文書は、日本の出版界の長い歴史の中で築きあげられてきた専門用語や暗黙の了解、組版ルールといったものがドキュメント化できたという面だけでも画期的なことだと思います。
>>海外製の何というソフトが日本製の何というソフトに対して脅威となるのかわかりません。
一般の人にはあまり馴染みはないと思いますが、DTP業界には純国産のDTPソフト(EDIAN、EDICOLOR、SpicyTradなどなど)が多くあります。海外製と大きく違う点は、日本語組版に特化しているだけにルビや表組みに強かったり(海外はグラフが主流なため表組に弱い)、バッチ処理や流し込みに強いという特徴をもっています。このようなドキュメントが完成したからといって、海外のDTPソフトで日本語組版ができるようになるとは思えませんが、ベースとなる規格、仕様が明確に定義されることで、文化的側面を得ずとも日本語組版が理解され、これまでよりはるかに機能実装がしやすくなると思いますよ。
「一応文字組が出来る」というのと、「編集者の希望を100%満たせる」というのは違いますからね。確かに部外者から見ると「こまけぇこたぁいいんだよ!!」というレベルの問題ですが、彼らに言わせるとそれらの海外製のソフトではぜんぜんダメらしいです。今まではほとんどブラックボックスだった「こまけぇこと」がこうして明文化されただけでも大きいかと。
個人的にはそろそろTeX系を駆逐できるレベルのフリーの組版処理ソフトが出てきて欲しいところですね。
> 明文化されただけでも大きいこれ自体、なんでも文書化するところから始める欧米と目で盗む秘伝にしたがる日本との文化の違いが表れているような気がします。# 出羽守なのでAC
まあ元写植屋さんだとそういう意見になるよね。
日本の組版は、活版、写植、電算写植、DTPと進化をしてきたんですが、電算写植以降は組版ではなく、ワープロの延長上にあるパソコンソフトで組版の代用を続けている、といったほうが早いかもしれません。
電算写植→DTPの過程はそれまでと大きく異なるというか、システムもさることながらオペレーターの方も前提知識のない人間が携わるようになってしまって質の低下を招いてしまってたり。
まあでもInDesignやQuarkはまだいいよ。世の中にはMS WordやExcel(!)で組版をやらせようという需要があって泣かされる。
元写植屋のオサーンから言わせてもらえば、QXやInDesignなど海外製DTPソフトは、英語のかわりに日本語が使えるというだけで、とても日本語組版ができるソフトとはいえません。
京極夏彦先生の立場は……
あれ、InDesignは日本主導で作られてませんでしたっけ?# まだPageMaker使ってるのでAC
手動かどうかは存じませんが、少なくとも、日本語のための機能はたくさんあります。...バグもたくさんいるのが悩ましいのですが。# 縦中横におかしなバグがあるせいでCS4にバージョンアップできないよ! orz
日本語に限った話ではないと思いますが、英語以外で組もうとすると、やっぱり専用の機能を相当積まないとだめなんじゃないでしょうかね。
ごめんなさい。
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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
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アンテナハウスのブログの記事 [antenna.co.jp]もまじ入れとけ。策定の背景にも言及している。
Re: (スコア:0)
アンテナハウスのブログより、
>これにより、世界中のどのソフトウエア・ベンダも日本語組版機能を正しく実装することができるようになります。
>このことは日本の印刷系ソフトウエア・ベンダにとっては大変な脅威です。
日本開発の印刷系ソフトウエアで、広く使われているのはあるのでしょうか。
QuarkXPressやInDesign、FrameMaker、LaTeXは、元は海外製で、日本語組版機能はすでに実装されています。
海外製の何というソフトが日本製の何というソフトに対して脅威となるのかわかりません。
Re:関連リンク (スコア:5, 参考になる)
>>QuarkXPressやInDesign、FrameMaker、LaTeXは、元は海外製で、日本語組版機能はすでに実装されています。
元写植屋のオサーンから言わせてもらえば、QXやInDesignなど海外製DTPソフトは、英語のかわりに日本語が使えるというだけで、とても日本語組版ができるソフトとはいえません。
日本の組版は、活版、写植、電算写植、DTPと進化をしてきたんですが、電算写植以降は組版ではなく、ワープロの延長上にあるパソコンソフトで組版の代用を続けている、といったほうが早いかもしれません。
今回のW3Cの要件文書は、日本の出版界の長い歴史の中で築きあげられてきた専門用語や暗黙の了解、組版ルールといったものがドキュメント化できたという面だけでも画期的なことだと思います。
>>海外製の何というソフトが日本製の何というソフトに対して脅威となるのかわかりません。
一般の人にはあまり馴染みはないと思いますが、DTP業界には純国産のDTPソフト(EDIAN、EDICOLOR、SpicyTradなどなど)が多くあります。
海外製と大きく違う点は、日本語組版に特化しているだけにルビや表組みに強かったり(海外はグラフが主流なため表組に弱い)、バッチ処理や流し込みに強いという特徴をもっています。
このようなドキュメントが完成したからといって、海外のDTPソフトで日本語組版ができるようになるとは思えませんが、ベースとなる規格、仕様が明確に定義されることで、文化的側面を得ずとも日本語組版が理解され、これまでよりはるかに機能実装がしやすくなると思いますよ。
Re:関連リンク (スコア:2, 参考になる)
「一応文字組が出来る」というのと、「編集者の希望を100%満たせる」というのは違いますからね。
確かに部外者から見ると「こまけぇこたぁいいんだよ!!」というレベルの問題ですが、
彼らに言わせるとそれらの海外製のソフトではぜんぜんダメらしいです。
今まではほとんどブラックボックスだった「こまけぇこと」がこうして明文化されただけでも大きいかと。
個人的にはそろそろTeX系を駆逐できるレベルのフリーの組版処理ソフトが出てきて欲しいところですね。
Re: (スコア:0)
> 明文化されただけでも大きい
これ自体、なんでも文書化するところから始める欧米と目で盗む秘伝にしたがる日本との文化の違いが表れているような気がします。
# 出羽守なのでAC
Re: (スコア:0)
まあ元写植屋さんだとそういう意見になるよね。
電算写植→DTPの過程はそれまでと大きく異なるというか、システムもさることながらオペレーターの方も前提知識のない人間が携わるようになってしまって質の低下を招いてしまってたり。
まあでもInDesignやQuarkはまだいいよ。世の中にはMS WordやExcel(!)で組版をやらせようという需要があって泣かされる。
Re: (スコア:0)
元写植屋のオサーンから言わせてもらえば、QXやInDesignなど海外製DTPソフトは、英語のかわりに日本語が使えるというだけで、とても日本語組版ができるソフトとはいえません。
京極夏彦先生の立場は……
Re: (スコア:0)
あれ、InDesignは日本主導で作られてませんでしたっけ?
# まだPageMaker使ってるのでAC
Re:関連リンク (スコア:1)
手動かどうかは存じませんが、少なくとも、日本語のための機能はたくさんあります。
...バグもたくさんいるのが悩ましいのですが。
# 縦中横におかしなバグがあるせいでCS4にバージョンアップできないよ! orz
日本語に限った話ではないと思いますが、英語以外で組もうとすると、やっぱり専用の機能を相当積まないとだめなんじゃないでしょうかね。
s/手動/主導/ (スコア:1)
ごめんなさい。