アカウント名:
パスワード:
地球温暖化については中学の理科や高校の社会でしか習っていませんでした。そこでは「二酸化炭素には温室効果がある→人間活動により二酸化炭素が大量に排出される→地球の気温が上昇する」という非常に簡単な説明しかありませんでした。で、アメリカ副大統領のゴア氏の不都合な真実を読んで逆に「気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える」というこれまた大雑把な理屈、すなわち件の公開されている書籍のp35(pdfでは47枚目)にある懐疑論者の反論と同じことを考えていました。で、そこから先の地球温暖化支持者の反論がいまいち理解できない。門外漢で、しかも懐疑論者寄りの自分
>気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える
まず前提として,緩やかな気温の変動に関してはこれは正しい事です.ですので,何らかの原因で気温が上がると大気中の二酸化炭素が増え,逆に二酸化炭素が増えると気温が上がると考えられています.(正のフィードバック効果.ただし当然無限に膨らむわけではない)ただ,後述するように急速に二酸化炭素が増えているためちょっと状況は違います.
さて,ではまず二酸化炭素の増加が人類の活動由来である,という点に関して.ここで,人間の排出している二酸化炭素量(要は使った化石燃料の炭素換算)は
> ・高層大気は冷えているらしい(かなり確実な実験事実),から断熱性は上がってそう
断熱性が上がる、という言い方だと、太陽が地表を温める効果も少なくなりそうな気がしますが、それはまた別の話なんでしょうか?
>断熱性が上がる、という言い方だと、太陽が地表を温める効果も少なくなりそうな気がしますが、
確かに,放射に関するものなのでただ単に「断熱」というとご指摘の通り変な言い方かもしれませんが,まあ,地上からの放射の波長域での放射断熱性の増大,ということで.
注釈:太陽からの放射はおよそ6000Kの放射で,地表面からの放射は300K程度ですので,放射強度分布(各波長の光でどのぐらいのエネルギーが出て行くかという分布)では大きな違いが現れます.6000Kではおよそ500nmあたりにピークをもって,300Kですと10μmあたりにピークがきます.そのため,数百nmあたりの光を選択的に散乱するものが増えれば入射光は減少する(入射側の断熱性が上がる)一方放射で逃げていくのはあまり阻害せず,逆に数-数十μmあたりの光を選択的に散乱するものが増えれば入射光に関してはほぼ素通りする一方放射側を強く散乱するため熱が逃げていく方に関しての断熱性が上がります.
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
門外漢から見ると極論しか導けない? (スコア:1)
地球温暖化については中学の理科や高校の社会でしか習っていませんでした。
そこでは「二酸化炭素には温室効果がある→人間活動により二酸化炭素が大量に排出される→地球の気温が上昇する」
という非常に簡単な説明しかありませんでした。
で、アメリカ副大統領のゴア氏の不都合な真実を読んで逆に「気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える」というこれまた大雑把な理屈、
すなわち件の公開されている書籍のp35(pdfでは47枚目)にある懐疑論者の反論と同じことを考えていました。
で、そこから先の地球温暖化支持者の反論がいまいち理解できない。
門外漢で、しかも懐疑論者寄りの自分
Re: (スコア:4, 参考になる)
>気温が上昇する→大気中の二酸化炭素が増える
まず前提として,緩やかな気温の変動に関してはこれは正しい事です.ですので,何らかの原因で気温が上がると大気中の二酸化炭素が増え,逆に二酸化炭素が増えると気温が上がると考えられています.(正のフィードバック効果.ただし当然無限に膨らむわけではない)
ただ,後述するように急速に二酸化炭素が増えているためちょっと状況は違います.
さて,ではまず二酸化炭素の増加が人類の活動由来である,という点に関して.
ここで,人間の排出している二酸化炭素量(要は使った化石燃料の炭素換算)は
Re: (スコア:0)
> ・高層大気は冷えているらしい(かなり確実な実験事実),から断熱性は上がってそう
断熱性が上がる、という言い方だと、太陽が地表を温める効果も少なくなりそうな気がしますが、
それはまた別の話なんでしょうか?
Re:門外漢から見ると極論しか導けない? (スコア:1)
>断熱性が上がる、という言い方だと、太陽が地表を温める効果も少なくなりそうな気がしますが、
確かに,放射に関するものなのでただ単に「断熱」というとご指摘の通り変な言い方かもしれませんが,まあ,地上からの放射の波長域での放射断熱性の増大,ということで.
注釈:
太陽からの放射はおよそ6000Kの放射で,地表面からの放射は300K程度ですので,放射強度分布(各波長の光でどのぐらいのエネルギーが出て行くかという分布)では大きな違いが現れます.6000Kではおよそ500nmあたりにピークをもって,300Kですと10μmあたりにピークがきます.
そのため,数百nmあたりの光を選択的に散乱するものが増えれば入射光は減少する(入射側の断熱性が上がる)一方放射で逃げていくのはあまり阻害せず,逆に数-数十μmあたりの光を選択的に散乱するものが増えれば入射光に関してはほぼ素通りする一方放射側を強く散乱するため熱が逃げていく方に関しての断熱性が上がります.
Re: (スコア:0)