問題がとてつもなく難しいのか、未だかつて誰も正解した人がいない問題 Z があるとします。 で、あなたと私がTOEICを受けたとしましょう。ただし、同じタイミングでは受けていません。なので解いた問題は違います。 運がいいのか悪いのか、あなたの解いた問題には Z が含まれていました。私の場合は含まれていませんでした。
もし、単純に Z に対して固定の点数…例えば10点…を割り振ったとすると、あなたの TOEIC のスコアはどうやっても10点マイナスになってしまいます。仮に私が 905点であなたが900点だった場合、本当の実力は貴方の方が上なのかもしれませんよね?単に、問題 Z があったためにあなたは 900点だったが、問題Zの代わりに普通の問題が出されていれば(点数が10点なのは変わらないので)あなたの点数は910点だった可能性がある。
そこで、Zについては「Zが解けなくても、ほとんど点数に影響しない」ように y のスコアを限りなく0に近くするんです。
一方。仮にあなたが「史上初、Zが解けた人」だったとしましょう。今まで誰も解けなかった問題が解けるんです。多分、あなたの英語の実力はすごく高いんじゃないか、と推測されますよね? その場合に Z が解けたなら高い点を割り振るのは当然ですよね? だから x のスコアの値は大きな値…たとえば 100点とかにするわけです。
つーか、 (スコア:0)
マークシートの試験って、時間余りません?
鉛筆削るより、その分寝た方が成績上がるに一票。
筆記よりもマークシートが異様に得意なのでAC
Re: (スコア:1)
たとえばTOEICでは、時間が余るのは上級者だけです。。。
#内容読まずに感だけでマークする場合を除く
Re: (スコア:0)
TOEICいつも時間が30分以上余ります。
良くて700点台なので上級者ではありませんが。
昔公文をやっていた影響で、ペーパーテストは急いでやる癖がついてしまったため大抵の試験は時間が余りますが、暇なだけで特に点数に良い影響はないです。
問題を読んで考えて答えを書く一連の動作のスピードを上げているだけですのでテクニックもないですね。
# 強いて言えば「他のことを考えない」でしょうか。他の人に話を聞くと、どうも難問に当たると「これができないと○点・・・」などど集中力が切れる人が多い気がします。そんなこと試験中に考えてたら時間も足りなくなりますって。
Re: (スコア:1)
それは実力がスコアに反映されていない証拠ですね。
というか、TOEICを解くときの解き方がわかっていない。
.....
TOEICは、最低点が 10点、最高点が 990点です。
リスニング,リーディングそれぞれ 最低点が 5点、最高点が 495点になるようにできていて、合算が最終スコア。
で。一番大事な情報は「最低点が5点」という所です。普通の配点・採点方式ならこんな下駄を履かせる必要はありません。0点からはじめればいい。なのに5点、下駄が履かせてある。なぜか。
ようするに、TOEICでは各問題に予めスコアが割り振られているわけじゃない、ということです。
TOEICのスコア
fjの教祖様
Re: (スコア:1)
ということは。皆が解ける問題を解いてもスコア的には伸びない。もちろん、皆が解ける問題を外すと被害は大きいでしょうが。 逆に皆が解けない問題を解けなくても被害は小さい。皆が解けない問題を解くとスコアは大きく伸びる。そういう性質が出てくることが予測されます。
そそんなばかな。どういうスコアのつけ方をしても、
スコアの大きい問題を解けなければ被害は大きく解けばスコアが大きく伸び、
スコアの小さい問題を解けなくても被害は小さく解いてもスコア的には伸びない
という組み合わせになるはず。
どういうスコアのつけ方がされるか、おそらく全体としての分散を安定化させるためには、 それぞれの問題の分散が同程度になるように、皆が解ける問題と皆が解けない問題は同じようにスコアが大きくなり、人によって解けるかどうかがばらける問題はスコアが小さくなるように調整されているのではないでしょうか。
Re:つーか、 (スコア:1)
間違い。それは1問1値型評価システムしか思い浮かばないからそうなる。
偏差値型のスコアリングは、問題に対して2つの数字が割り当てられます。
- 解けた場合に足されるスコア ( x 点としましょうか。 x ≧ 0 であることが多いです)
- 解けなかった場合に足されるスコア ( y点としましょうか。 y ≦ 0 であることが多いです)
たとえば TOEICの場合、あなたの初期スコアは 500点です。
で、1問づつ解の正誤が評価され、それに基づいて x あるいは y が加算されます。
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話を簡単にするために、「ランダムに選択肢を選ぶ限り、正解になる可能性は0」であるような選択肢数を考えてください。たとえば…1兆個ぐらい選択肢がある。その中から正解を選ばなくちゃいけない。実現性に関してはちょっと無視をしてね。
問題がとてつもなく難しいのか、未だかつて誰も正解した人がいない問題 Z があるとします。
で、あなたと私がTOEICを受けたとしましょう。ただし、同じタイミングでは受けていません。なので解いた問題は違います。
運がいいのか悪いのか、あなたの解いた問題には Z が含まれていました。私の場合は含まれていませんでした。
もし、単純に Z に対して固定の点数…例えば10点…を割り振ったとすると、あなたの TOEIC のスコアはどうやっても10点マイナスになってしまいます。仮に私が 905点であなたが900点だった場合、本当の実力は貴方の方が上なのかもしれませんよね?単に、問題 Z があったためにあなたは 900点だったが、問題Zの代わりに普通の問題が出されていれば(点数が10点なのは変わらないので)あなたの点数は910点だった可能性がある。
このような比較方法では不公平でしょう? あなたと私の英語の実力の差を本当の意味で比較出来るようなスコアにならない。
そこで、Zについては「Zが解けなくても、ほとんど点数に影響しない」ように y のスコアを限りなく0に近くするんです。
一方。仮にあなたが「史上初、Zが解けた人」だったとしましょう。今まで誰も解けなかった問題が解けるんです。多分、あなたの英語の実力はすごく高いんじゃないか、と推測されますよね? その場合に Z が解けたなら高い点を割り振るのは当然ですよね? だから x のスコアの値は大きな値…たとえば 100点とかにするわけです。
もちろん、逆もあります。過去、誤答率が0だった問題は、正答してもほとんど0点です(x=0)。でも間違ったら…そりゃよっぽど実力がないんでしょう。誤答したら100点ぐらい引くのは妥当だよね(y=-100)。
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各問題の (x,y) の値は、他の問題の (x, y) の値と相対的に決定します。500点に x の値を全て加えて行くと 1000点に、yの値を全て加えて行くと0点になるように配分する。ただし、このような方法だと、合計点が1000点に近い部分と 0点に近い部分は、統計的手法が通用しない例外状態かもしれません。だから、990点以上は全部990点、10点未満は全部10点にして「計測不能」とするんです。また、判ると思いますが、仮に合算結果が1000点になっても、あなたが全問正解している保証はありません。もしかすると y=0 な問題についてはあなたは誤答していたかもしれません。
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この方法のメリットは、「あくまでも平均的な実力の持ち主が 500点を取得出来る」と言う点です。結果として、TOEICのスコアは常に「相対的に見て、あなたの実力はどのへんにあるのか」を教えてくれます。
その代わり、あなたの実力の絶対値は判りません。でもそれでいいんです。英語の知識の全体像なんて誰も判らない。大学入試のように「出題範囲が決まっている」わけではない以上、あなたがこの世に存在する英語の知識のうち何%を理解しているのか、なんてテスト出来るわけがない。だから TOEIC は、
「あなたの英語の実力は他人と比べてどの程度なのか」
をスコアの形で示す事を目標にしているんです。
fjの教祖様
Re:つーか、 (スコア:1)
受験者平均と比べるんですか?
Re:つーか、 (スコア:1)
TOEICの場合、最初に試験のセットを作った段階で1万人ぐらいのサンプルを取って各問題をスコアリングしたはずです。
で、定期的(なのか一定の受験者数ごとなのか知りませんが)に、過去の受験者のスコアを加味して再スコアリングしたはずです。
fjの教祖様