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ぶっちゃけ今のIBMは実質的にITソリューションを提供するサービス業が本業。その視点で考えれば、今もOS/2を使い続けてる企業に対して移行先を提供するというのは、市場規模次第ではうまみのある話だし、OS/2の知的所有権を持つIBM以外には提供できないサービスではある。WINEのような互換APIの提供であれば、OSまるごとの保守よりは手間がかからないような気がしないでもない。
理論的にありえない話ではないと思うが、肝心の市場規模ってのが問題。金のあるところは、OS/2ベースのシステムなんてとうの昔にリプレースされてると思うんで、ターゲットになりうるのは
というゾーンになると思う。OS/2復活にしろ、互換環境開発にしろ、その手間に見合う市場規模があるようには思えない。
単に、IBM社内でも
という感じで、実はOS/2をもてあましてるような気がする。
OS/2復活か? | エンタープライズ | マイコミジャーナル [mycom.co.jp]の中で
IBMの計画とはOS/2の再利用で、Linuxコアの上にOS/2サービスを実装する形態をとるという。OS/2復活の理由はシンプルで、IBMの顧客でOS/2を動かしているユーザーがいまだ少数ながら存在し、これを最小限の労力でリプレイスする方法としてLinux + OS/2というソリューションが検討されているようだ。(中略)SDC.comによれば、米ニューヨークにある「too-big-to-fail」な大手金融機関も給与システムをOS/2で稼働中という話だ。
とある。
肝は最小限のステップでOS/2サービスをLinuxへ実装するという話なのに、なぜWorkplace Shellを含めたOS/2本体を丸ごとLinuxに移植するかのような過度の期待をもたせるストーリーになっているのかが分からん。
それに今 RC という名目上のβテストを繰り返している eComStation 2.0 [ecomstation.com] でさえ、ACPIのデバイスドライバが追加されてマルチコアプロセッサのサポートが可能になったくらいで、内部的には10年前のOS/2システム(ただし2001年末リリースのWarp4.51コンビニエンスパッケージのこと)と変わらないけどな。その eComStation 2.0RC7 のインストーラですら仮想環境へのインストール [ameblo.jp]が選択肢にあがっているというのにw
それに日記 [srad.jp]でも触れたが、高収益体質を目指してリストラを繰り返しているIBMが「マイクロソフトに一矢報いるためにも Linux-OS/2 を実現しようとする」中の人の意見を受け入れるとはとても思えない。
# 復活の兆しってほどのタレコミでもないよなと思ったが、名前を呼ばれたような気がしたので敢えてIDでw# 「老兵は死なず」?まだ死んじゃいないんだけどwIBM - OS/2 Warp - OS/2 Withdrawal from Marketing and Change in Support [ibm.com]
Build identifier: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.2.3) Gecko/20100401 Firefox/3.6.3
>私はその頃、OS/2デバイスドライバの開発(DVD)で頑張ってました。
DVD/UDF SUPPORT FOR OS/2 ですね(最終版は v2.1.6/2006-01-27)。一時期ありがたく使っておりました。今でもカスタマイズしないとちょっと使う気になれないOS/2環境ですが、デバイスドライバの供給がネックとなりつつある昨今ですw ご興味あれば是非 OS/2 Netlabs [netlabs.org]へ
# Firefox 6 beta for OS/2 試用中なのでID
Build identifier: Mozilla/5.0 (OS/2; Warp 4.5; rv:6.0) Gecko/20110731 Firefox/6.0
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
今のIBMならまぁ判らんでもない (スコア:4, すばらしい洞察)
ぶっちゃけ今のIBMは実質的にITソリューションを提供するサービス業が本業。その視点で考えれば、今もOS/2を使い続けてる企業に対して移行先を提供するというのは、市場規模次第ではうまみのある話だし、OS/2の知的所有権を持つIBM以外には提供できないサービスではある。WINEのような互換APIの提供であれば、OSまるごとの保守よりは手間がかからないような気がしないでもない。
理論的にありえない話ではないと思うが、肝心の市場規模ってのが問題。金のあるところは、OS/2ベースのシステムなんてとうの昔にリプレースされてると思うんで、ターゲットになりうるのは
というゾーンになると思う。OS/2復活にしろ、互換環境開発にしろ、その手間に見合う市場規模があるようには思えない。
単に、IBM社内でも
という感じで、実はOS/2をもてあましてるような気がする。
Re:今のIBMならまぁ判らんでもないが、ありえなさそう (スコア:2, 参考になる)
OS/2復活か? | エンタープライズ | マイコミジャーナル [mycom.co.jp]の中で
とある。
肝は最小限のステップでOS/2サービスをLinuxへ実装するという話なのに、なぜWorkplace Shellを含めたOS/2本体を丸ごとLinuxに移植するかのような過度の期待をもたせるストーリーになっているのかが分からん。
それに今 RC という名目上のβテストを繰り返している eComStation 2.0 [ecomstation.com] でさえ、ACPIのデバイスドライバが追加されてマルチコアプロセッサのサポートが可能になったくらいで、内部的には10年前のOS/2システム(ただし2001年末リリースのWarp4.51コンビニエンスパッケージのこと)と変わらないけどな。その eComStation 2.0RC7 のインストーラですら仮想環境へのインストール [ameblo.jp]が選択肢にあがっているというのにw
それに日記 [srad.jp]でも触れたが、高収益体質を目指してリストラを繰り返しているIBMが「マイクロソフトに一矢報いるためにも Linux-OS/2 を実現しようとする」中の人の意見を受け入れるとはとても思えない。
# 復活の兆しってほどのタレコミでもないよなと思ったが、名前を呼ばれたような気がしたので敢えてIDでw
# 「老兵は死なず」?まだ死んじゃいないんだけどw
IBM - OS/2 Warp - OS/2 Withdrawal from Marketing and Change in Support [ibm.com]
Build identifier: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.2.3) Gecko/20100401 Firefox/3.6.3
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
Re:今のIBMならまぁ判らんでもないが、ありえなさそう (スコア:1)
>私はその頃、OS/2デバイスドライバの開発(DVD)で頑張ってました。
DVD/UDF SUPPORT FOR OS/2 ですね(最終版は v2.1.6/2006-01-27)。一時期ありがたく使っておりました。
今でもカスタマイズしないとちょっと使う気になれないOS/2環境ですが、デバイスドライバの供給がネックとなりつつ
ある昨今ですw ご興味あれば是非 OS/2 Netlabs [netlabs.org]へ
# Firefox 6 beta for OS/2 試用中なのでID
Build identifier: Mozilla/5.0 (OS/2; Warp 4.5; rv:6.0) Gecko/20110731 Firefox/6.0
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
IBM、International Business Machines → International Business Services へ変更したほうがいいよ。