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XIMの設計者としてLinuxでの多言語入力の礎を作られ
ちょっと違うな。あれはモロにlocale依存で、例えば日本語localeで簡体字中国語を入力するみたいな使い方は想定されていない。ご本人もXIMの設計には満足していなかったようで、一刻も早く抹殺したいっておっしゃっていましたが…
IIIMFも設計されました。
あれはJava Stationに熱中していたSunの事情によるところが大きいけど、Solarisの入力フレームワークにいろいろ後付けして妙に複雑にしていた印象があって正直よくないと思った。そもそも今となっては思想が古すぎたな。今はUNIX風のOSもパーソナルコンピュータとして使うようになってるしね。まあジ
>Tabataさん-Hiuraさんの諍いからかAnthyのサポートが遅れたのも痛かった。
これは当時Anthyに興味を持っている人がuimに行っちゃったってのもあるけど、IIIMFのLE(言語エンジン)を作ること自体が敷居が高すぎたと思う。仕様が複雑な上に、ドキュメントがあるにはあるけど目に付くところにはなかった。SCIMにはAnthyを使った入力エンジンができてたし、im-jaみたいなフレームワークを介さずに直接ツールキット固有のAPIにアクセスするような実装(後にXIMサーバにもなったけど)でもAnthyは比較的早期にサポートされてた。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
マジでー(AAry (スコア:4, 興味深い)
ちょっと違うな。あれはモロにlocale依存で、例えば日本語localeで簡体字中国語を入力するみたいな使い方は想定されていない。ご本人もXIMの設計には満足していなかったようで、一刻も早く抹殺したいっておっしゃっていましたが…
あれはJava Stationに熱中していたSunの事情によるところが大きいけど、Solarisの入力フレームワークにいろいろ後付けして妙に複雑にしていた印象があって正直よくないと思った。そもそも今となっては思想が古すぎたな。今はUNIX風のOSもパーソナルコンピュータとして使うようになってるしね。まあジ
Re: (スコア:0)
Re:マジでー(AAry (スコア:3, 興味深い)
「まるで存在していないかのような軽さと安定性」が必要なのですが、
初期のIIIMFは非常に不安定で、悪い意味で「存在感」がありすぎでした。
事情を知らないユーザにしてみれば「Fedoraはよく固まる」ということになり、
初期Fedoraの悪評の一因になってしまっていたような気がします。
パッケージングもモジュールが多いので非常に大変でした。
Fedora版のソースRPMには公式リリースに含まれていないパッチが多く入っていて、
何をベースにしたらいいのか困りました。
Tabataさん-Hiuraさんの諍いからかAnthyのサポートが遅れたのも痛かった。
フリーで使える連文節変換エンジンがCannaじゃインパクトがないですから。
ユーザとしてIIIMFを愛用するには至りませんでしたが、
世界各国の優秀なメンバーを集めて多言語入力を議論する場を作ったことは
有益だったのではないでしょうか (IIIMFの"Owners [openi18n.org]"を参照)。
XIMなどの仕組みは、単に作るだけでなく、上流に取り込んでもらうための英語交渉力と人脈が必要です。
コードを書くだけでなく受け入れてもらうための交渉もできる人はなかなかいないと思います。
Re:マジでー(AAry (スコア:1, 興味深い)
>Tabataさん-Hiuraさんの諍いからかAnthyのサポートが遅れたのも痛かった。
これは当時Anthyに興味を持っている人がuimに行っちゃったってのもあるけど、IIIMFのLE(言語エンジン)を作ること自体が敷居が高すぎたと思う。仕様が複雑な上に、ドキュメントがあるにはあるけど目に付くところにはなかった。SCIMにはAnthyを使った入力エンジンができてたし、im-jaみたいなフレームワークを介さずに直接ツールキット固有のAPIにアクセスするような実装(後にXIMサーバにもなったけど)でもAnthyは比較的早期にサポートされてた。
Re:マジでー(AAry (スコア:1, 興味深い)