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直前に バグ [ubuntu.com]が見つかるなどあった Ubuntu 10.04(Lucid Lynx)LTS が4月29日(現地時間)リリースされました。日本語 Remix CD はゴールデンウィーク中にリリースの見込みのようです。(ダウンロードページ [ubuntu.com] [ubuntu.com](日本語訳 [ubuntu.com]), 技術概要 [ubuntu.com](日本語訳 [ubuntulinux.jp]))
今回はLTS(Long Term Support)なので、サポート期間はデスクトップ版で3年、サーバ版で5年となっている。
主な新機能及び変更点は下記の通り。
25秒かかるのが嫌でしたらスタンバイ・レジューム機能を使えばいいのでは…?スタンバイモードからでしたらいまどきノートPCであろうとデスクトップであろうとOSが何であろうとたとえ5400rpmのHDDであろうと5秒もかからずに戻るんじゃないでしょうか。起動速度にロマンをお求めでしたらアレですけど。
スリープ・スタンバイ・ハイバネーション…。この辺の機能って10年くらい前は実装機器が限られていたり、OSによってはできなかったり、設定が面倒だったりしてたんですけど、ここ数年で空気のように使えるようになってPCが本当に便利になりました。
スタンバイ (Suspend-to-RAM) は良いのですが,ハイバネーション (Suspend-to-Disk, STD) 残念ながら使い難くなっていますよね. 原因は,主記憶の量が増えたのにも関わらず, HDD の速度がそれほど上がっていないことです.
もし, 200MB/秒 で HDD から読み出せたとしても, 8GB の主記憶を埋めるためには 40 秒かかります. 実際には,主記憶の全てを読み出すわけではありません (ディスクキャッシュ等は捨てられる) が,ディスクアクセスがそこまで早くないことや,ハードウェアの初期化が必要になるので,操作可能になるまでには1分程度はかかってしまいます. また,この読み出しはシーケンシャルアクセスですので, HDD を SSD にしてもほとんど改善しないか,場合によっては悪化します.
HDD の転送速度が劇的に改善される見通しは無いので,SSDが高速化されるか,不揮発性の主記憶 (MRAM等) が普及するかしないと,バッテリーを消費しない待機状態は使い辛くなる一方でしょうね.
そもそも全てのメモリ使用中領域をディスクから復旧させてからでないと操作可能にならない、ってあたりが間違いじゃないですかね。以前組み込み機器を1秒で起動、ユビキタスが新技術を開発 [srad.jp]ってストーリーが立ちましたけど、これがやってることは組み込み機器に限らない、ハイバネの復帰高速化技術 [impress.co.jp]です。
仮想記憶を使ったOSでは、そもそもOS稼働中に、ユーザランド側では「メモリの内容がディスクに待避してる状態」ってのがあるわけですから、kernelのスワップアウトできない部分だけ復帰して、ユーザーランドは全てスワップアウト中ってことにすれば、必要最小限の読み出しだけでOSは動き出します。あとはOSの通常処理のの流れで稼働中のプロセスが順次スワップイン。
#1757719 の AC です.
kernelのスワップアウトできない部分だけ復帰して、ユーザーランドは全てスワップアウト中ってことにすれば
そうですね.そのためにはkernelと必要最小限のプロセスの起動が必要になるわけで,元々の OS の起動高速化が重要という話とほとんど同じになります.
ただし,プロセスがスワップアウトした状態と言っても,ファイルオープン状態やセマフォ等の kernel 側にある情報は事前に復元しなければなりません.また,ユーザの操作を妨げないためには,適切な順序で (必要になる前に) プロセスをスワップインしておく必要があります
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
タレこもうと思っていたのにー (スコア:5, 参考になる)
直前に バグ [ubuntu.com]が見つかるなどあった Ubuntu 10.04(Lucid Lynx)LTS が4月29日(現地時間)リリースされました。日本語 Remix CD はゴールデンウィーク中にリリースの見込みのようです。(ダウンロードページ [ubuntu.com] [ubuntu.com](日本語訳 [ubuntu.com]), 技術概要 [ubuntu.com](日本語訳 [ubuntulinux.jp]))
今回はLTS(Long Term Support)なので、サポート期間はデスクトップ版で3年、サーバ版で5年となっている。
主な新機能及び変更点は下記の通り。
Re: (スコア:2, 興味深い)
Youtubeに続々と動画上がってますが、最短で10秒以内、遅くても20秒くらいで起動してる様子。
SSDだと10秒付近が当たり前のようで、7200rpmHDDでも11秒で起動しちゃう人もいるみたい。
なのに・・・うちは25秒くらい。5400rpmHDDで/パーティション暗号化してるせいかなあ。ビデオがATIなのも影響してるかも。悔しい
Re: (スコア:0)
25秒かかるのが嫌でしたらスタンバイ・レジューム機能を使えばいいのでは…?
スタンバイモードからでしたらいまどきノートPCであろうとデスクトップであろうと
OSが何であろうとたとえ5400rpmのHDDであろうと
5秒もかからずに戻るんじゃないでしょうか。
起動速度にロマンをお求めでしたらアレですけど。
スリープ・スタンバイ・ハイバネーション…。
この辺の機能って10年くらい前は実装機器が限られていたり、OSによってはできなかったり、設定が面倒だったりしてたんですけど、
ここ数年で空気のように使えるようになってPCが本当に便利になりました。
Re: (スコア:3, 参考になる)
スタンバイ (Suspend-to-RAM) は良いのですが,ハイバネーション (Suspend-to-Disk, STD) 残念ながら使い難くなっていますよね. 原因は,主記憶の量が増えたのにも関わらず, HDD の速度がそれほど上がっていないことです.
もし, 200MB/秒 で HDD から読み出せたとしても, 8GB の主記憶を埋めるためには 40 秒かかります. 実際には,主記憶の全てを読み出すわけではありません (ディスクキャッシュ等は捨てられる) が,ディスクアクセスがそこまで早くないことや,ハードウェアの初期化が必要になるので,操作可能になるまでには1分程度はかかってしまいます. また,この読み出しはシーケンシャルアクセスですので, HDD を SSD にしてもほとんど改善しないか,場合によっては悪化します.
HDD の転送速度が劇的に改善される見通しは無いので,SSDが高速化されるか,不揮発性の主記憶 (MRAM等) が普及するかしないと,バッテリーを消費しない待機状態は使い辛くなる一方でしょうね.
Re:タレこもうと思っていたのにー (スコア:2, 参考になる)
そもそも全てのメモリ使用中領域をディスクから復旧させてからでないと操作可能にならない、ってあたりが間違いじゃないですかね。
以前組み込み機器を1秒で起動、ユビキタスが新技術を開発 [srad.jp]ってストーリーが立ちましたけど、これがやってることは組み込み機器に限らない、ハイバネの復帰高速化技術 [impress.co.jp]です。
仮想記憶を使ったOSでは、そもそもOS稼働中に、ユーザランド側では「メモリの内容がディスクに待避してる状態」ってのがあるわけですから、
kernelのスワップアウトできない部分だけ復帰して、ユーザーランドは全てスワップアウト中ってことにすれば、
必要最小限の読み出しだけでOSは動き出します。あとはOSの通常処理のの流れで稼働中のプロセスが順次スワップイン。
Re: (スコア:0)
#1757719 の AC です.
そうですね.そのためにはkernelと必要最小限のプロセスの起動が必要になるわけで,元々の OS の起動高速化が重要という話とほとんど同じになります.
ただし,プロセスがスワップアウトした状態と言っても,ファイルオープン状態やセマフォ等の kernel 側にある情報は事前に復元しなければなりません.また,ユーザの操作を妨げないためには,適切な順序で (必要になる前に) プロセスをスワップインしておく必要があります