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現状の一般家庭でのネットワーク関連サービスの利用状況を見れば、ADSLクラスの速度でも十分満足できるし、そんなに急激に需要が伸びるとも思えない。そもそも、固定電話自体が徐々に携帯電話に置き換わっていくんじゃないかという気がするので、電話のメタル回線を光ファイバに置き換えるFTTHという考え方にはあまり賛同できません。
ただ、携帯電話のアンテナを整備するためにはやはりバックボーンとして光ファイバ網を整備する必要があるし、そういうインフラを整備するための公共機関に近い組織はあってもいいんじゃないかという気がします。
それは、先頃の事業仕分けの対象になった情報通信研究機構(NICT)の「新世代ネットワーク技術の研究開発」についての議論の中に出てきた発言だと思いますが、「(NICTが年間20億円の予算を付けて開発している)光(ルータ)よりも早い方式が(どこかの国の研究機関や企業から)出てきたら」という括弧内の補完は議論のやりとりを聞いていた常識ある方には自明だと思います。
こうして議論のやりとりを伝えるために実際の会話を補完することなく、逆に会話の言葉尻をそのまま伝えることで読み手や受け手に誤解を生じさせ、自らに都合の良い議論の方向に向けさせようとするメディアにおける「マスゴミ」と呼ばれる部分を揶揄されようとしているのだと思いますが、念のため補足させて頂きます。
括弧内が付こうが付くまいが同じ。最初じゃなくなる可能性があるから、あるいはできても技術革新で抜かれるからやめろってのは「やめろ」と言ってるだけ。理屈なんてなくてまさにはじめに結論ありき。
理屈なんてなくてまさにはじめに結論ありき。
政権担当能力のない民主党のやることなんて...左がかった奴らのやることなんて...まさに「結論ありき」の感情論ですなぁ。いやぁ、お見事お見事。
「年間に20億円もの予算を付ける価値があるかどうか説明しておくんなまし」と水を向けたんでしょうが。基礎研究が重要だというなら、その研究の結果どれだけのリターン(短期的にも長期的にも)があるかをきちんと説明すればいいし、実用できるものを開発しているなら、そのリターンはもっと説明しやすいはず(きっと短期的な見返りが期待できるんでしょう?)。価値をちゃんと
そもそも基礎研究って物を誤解してると思うんだが、それ単体でリターンを見込める基礎研究なんてまず無いよ。基礎だけでビルが建たないのと同じで、基礎研究って言うのはその上の応用があって初めて生きる部分だから。NICTがやるのはあくまでネットワーク部分にまつわる部分の開発で、利用方法を考えたり実際に商業利用して収益を上げるのは政府と各企業が考える部分だから、リターンをNICTに尋ねるのは間違ってる。卑近な例えで言えば、大工さんに「ここに店を建てたら、年商いくらくらい見込めますかね?」って聞くくらい阿呆。#だからこそ、行政法人つくって国の予算で研究してるんだし。
一応付け加えておくと、開発の途中で特許なんかを取れればその収益は見込めるし、世界標準になればそれだけで日本のブランドイメージ向上に繋がるから全くリターンの見込みがない訳ではない。また、外国が開発した技術を使うとなれば使用料を取られることが予想されるので、ネットワークの基幹技術みたいな長く使用すると思われる技術を持っておくのは、法外な値段をふっかけられた時の逃げ道にもなる。ただ、そういうのはあくまでお役人が考えるべき事で、NICTの事業仕分けでの質問事項としては不適当だと思うけど。#結構な部分を総務省の人が応えてたから、なんか総務省の仕分けみたいになっちゃってたけどさ。
基礎研究だからいくらでも予算を投じても良い、というわけではないわけです。基礎研究をNICTがやる理由、そしてそのための予算を総務省経由で出す理由が必要です。独法仕分けの狙いは国が関与すべき事項ではあるが、無駄な独法が関与していることにより費用が高止まりしている、目的が達成できていない、等の事柄をチェックするものでした。光ルータ開発事業に関しても、本当に民間企業ではできない研究なのか、他の研究機関ではなくNICTが行う理由はあるのか、他から買うのではなく開発を行うべき理由はあるのか、科学研究費補助金のような資金ではなく別途予算を設けるのは何故か、等を明確にすることが求められています。残念なことに、質問者の聞き方が悪かったためか、NICT側は質問の意図を上手くくみ取れず、話はかみ合わないまま終わってしまいました。
事業仕分けの作業プロセスがショー化しており、選定のプロセスとして有効なものであるかどうかにはいささか疑問がつくやりとりではありましたが、きちんと説明ができるのであれば再度企画を立ち上げることもできるでしょう。また、研究成果が出ているのであれば、科学研究費を用いて研究する事もできると思います。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
世帯には不要、バックボーンには必要 (スコア:2, すばらしい洞察)
現状の一般家庭でのネットワーク関連サービスの利用状況を見れば、ADSLクラスの速度でも十分満足できるし、そんなに急激に需要が伸びるとも思えない。
そもそも、固定電話自体が徐々に携帯電話に置き換わっていくんじゃないかという気がするので、電話のメタル回線を光ファイバに置き換えるFTTHという考え方にはあまり賛同できません。
ただ、携帯電話のアンテナを整備するためにはやはりバックボーンとして光ファイバ網を整備する必要があるし、そういうインフラを整備するための公共機関に近い組織はあってもいいんじゃないかという気がします。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:3, 参考になる)
それは、先頃の事業仕分けの対象になった情報通信研究機構(NICT)の「新世代ネットワーク技術の研究開発」についての議論の中に出てきた発言だと思いますが、「(NICTが年間20億円の予算を付けて開発している)光(ルータ)よりも早い方式が(どこかの国の研究機関や企業から)出てきたら」という括弧内の補完は議論のやりとりを聞いていた常識ある方には自明だと思います。
こうして議論のやりとりを伝えるために実際の会話を補完することなく、逆に会話の言葉尻をそのまま伝えることで読み手や受け手に誤解を生じさせ、自らに都合の良い議論の方向に向けさせようとするメディアにおける「マスゴミ」と呼ばれる部分を揶揄されようとしているのだと思いますが、念のため補足させて頂きます。
Re: (スコア:1)
括弧内が付こうが付くまいが同じ。
最初じゃなくなる可能性があるから、あるいはできても技術革新で抜かれるからやめろってのは「やめろ」と言ってるだけ。
理屈なんてなくてまさにはじめに結論ありき。
Re: (スコア:0)
政権担当能力のない民主党のやることなんて...左がかった奴らのやることなんて...まさに「結論ありき」の感情論ですなぁ。
いやぁ、お見事お見事。
「年間に20億円もの予算を付ける価値があるかどうか説明しておくんなまし」と水を向けたんでしょうが。
基礎研究が重要だというなら、その研究の結果どれだけのリターン(短期的にも長期的にも)があるかをきちんと説明すればいいし、
実用できるものを開発しているなら、そのリターンはもっと説明しやすいはず(きっと短期的な見返りが期待できるんでしょう?)。
価値をちゃんと
Re:世帯には不要、バックボーンには必要 (スコア:1)
そもそも基礎研究って物を誤解してると思うんだが、それ単体でリターンを見込める基礎研究なんてまず無いよ。
基礎だけでビルが建たないのと同じで、基礎研究って言うのはその上の応用があって初めて生きる部分だから。
NICTがやるのはあくまでネットワーク部分にまつわる部分の開発で、利用方法を考えたり実際に商業利用して収益を上げるのは政府と各企業が考える部分だから、リターンをNICTに尋ねるのは間違ってる。
卑近な例えで言えば、大工さんに「ここに店を建てたら、年商いくらくらい見込めますかね?」って聞くくらい阿呆。
#だからこそ、行政法人つくって国の予算で研究してるんだし。
一応付け加えておくと、開発の途中で特許なんかを取れればその収益は見込めるし、世界標準になればそれだけで日本のブランドイメージ向上に繋がるから全くリターンの見込みがない訳ではない。
また、外国が開発した技術を使うとなれば使用料を取られることが予想されるので、ネットワークの基幹技術みたいな長く使用すると思われる技術を持っておくのは、法外な値段をふっかけられた時の逃げ道にもなる。
ただ、そういうのはあくまでお役人が考えるべき事で、NICTの事業仕分けでの質問事項としては不適当だと思うけど。
#結構な部分を総務省の人が応えてたから、なんか総務省の仕分けみたいになっちゃってたけどさ。
Re:世帯には不要、バックボーンには必要 (スコア:1)
基礎研究だからいくらでも予算を投じても良い、というわけではないわけです。
基礎研究をNICTがやる理由、そしてそのための予算を総務省経由で出す理由が必要です。
独法仕分けの狙いは国が関与すべき事項ではあるが、無駄な独法が関与していることにより費用が高止まりしている、目的が達成できていない、等の事柄をチェックするものでした。
光ルータ開発事業に関しても、本当に民間企業ではできない研究なのか、他の研究機関ではなくNICTが行う理由はあるのか、他から買うのではなく開発を行うべき理由はあるのか、科学研究費補助金のような資金ではなく別途予算を設けるのは何故か、等を明確にすることが求められています。
残念なことに、質問者の聞き方が悪かったためか、NICT側は質問の意図を上手くくみ取れず、話はかみ合わないまま終わってしまいました。
事業仕分けの作業プロセスがショー化しており、選定のプロセスとして有効なものであるかどうかにはいささか疑問がつくやりとりではありましたが、きちんと説明ができるのであれば再度企画を立ち上げることもできるでしょう。
また、研究成果が出ているのであれば、科学研究費を用いて研究する事もできると思います。