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何の速度なのかにもよりますが、影響するでしょう。OSの役割基本的な役割ははハードウェアの制御と抽象化、そしてリソース管理なのだから、これら設計思想と出来具合によってはハードウェアパフォーマンスを上手く使えるかが変わると思う。
WindowsでもXP/Vista/7、32bit/64bitでメモリやディスクアクセスに差が出るし、OSの上で動くソフトウェアの実効速度にも影響出るでしょう。
ただ、HDDの回転速度には影響しないと思います。
関係ありません. あったとしても微々たる物. ハードウェア構成やら取り扱うタスクやらのパターンが極端なので, 汎用的なOSの性能指標・チューニング戦略は当てはまらない場合が多いのです.
じゃあなんでLinuxとかUNIX系が多いかと言えば, シェルスクリプトやらコマンドやらが手元のPCやワークステーションと共通して使えるというのが大きいです. スパコンの利用形態って基本的に計算タスクを非対話的にバッチ処理するって形なので, 計算元のデータや計算結果のファイル指定, 計算前/後の(判断を伴う)付随的な処理, 計算プログラム本体へのパラメータ指定などをスクリプトで処理する必要があります. 今ならWindowsでもPowerShellとかがありますが, 標準的なcmd.exeなんかじゃあまりにも力不足. となると, 取りあえず使えるのはシェルスクリプトとなってUNIX系を採用って流れですね. まあスパコンのOSの種類についてはカーネルよりもむしろユーザーフロントエンドとしての面が大きいので, ユーザが使い慣れているからと言っちゃってもいいかと思います.
> 今ならWindowsでもPowerShellとかがありますが, 標準的なcmd.exeなんかじゃあまりにも力不足.
10年以上前からOSに標準で付属していた、Windows Scripting Host [microsoft.com]は無視ですかそうですか。
無視でいいと思う。正直10年前レベルだとHPCにWindowsを使いたいなんて言っても正直言って出来なかったし、コマンドラインシェルの使い勝手よりもどのリソースを使えるかの方が重要だったから。
スケジューラ性能は、過負荷状態でLinuxよりSolarisやFreebsdの方が上だった覚えがあります。
ただ、マルチプロセスにする必然性がなく、シングルプロセス/コア数分マルチスレッドで貼り付けでしょうから、影響がすくないのではないでしょうか。
それよりI/Oスピードが重要で、RDMAやらInfinibandの低レイテンシハードに対するOS/ドライバの対応が重要になると考えられます。
昔 IAサーバ + Linux2.4 から Netra X1 に入れ換えたら、Disk I/O が遅くて結局パフォーマンスが出なかったとか聞いたことがある。パフォーマンス云々はドライバの出来も含めて、やはりシステム全体で見るべきだよな~。
「オープンソースだからチューニングし易い」とかなんですかね。
まあ、私が十数年前に関わっていたスパコンは、フロントエンドが全てSunのワークステーションで、スパコン自身のOSもUN*X風のものでしたから、システム管理のノウハウも含めた過去の資産継承という理由で、UN*Xと構成が似通ったLinuxが採用されているのかもしれません。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
OSって、スパコンの速度に寄与するのですか? (スコア:3, すばらしい洞察)
寄与しないなら、統計的な意味はない。
Re:OSって、スパコンの速度に寄与するのですか? (スコア:3, 興味深い)
何の速度なのかにもよりますが、影響するでしょう。
OSの役割基本的な役割ははハードウェアの制御と抽象化、
そしてリソース管理なのだから、
これら設計思想と出来具合によっては
ハードウェアパフォーマンスを上手く使えるかが変わると思う。
WindowsでもXP/Vista/7、32bit/64bitで
メモリやディスクアクセスに差が出るし、
OSの上で動くソフトウェアの実効速度にも影響出るでしょう。
ただ、HDDの回転速度には影響しないと思います。
Re:OSって、スパコンの速度に寄与するのですか? (スコア:2, 興味深い)
関係ありません. あったとしても微々たる物. ハードウェア構成やら取り扱うタスクやらのパターンが極端なので, 汎用的なOSの性能指標・チューニング戦略は当てはまらない場合が多いのです.
じゃあなんでLinuxとかUNIX系が多いかと言えば, シェルスクリプトやらコマンドやらが手元のPCやワークステーションと共通して使えるというのが大きいです. スパコンの利用形態って基本的に計算タスクを非対話的にバッチ処理するって形なので, 計算元のデータや計算結果のファイル指定, 計算前/後の(判断を伴う)付随的な処理, 計算プログラム本体へのパラメータ指定などをスクリプトで処理する必要があります. 今ならWindowsでもPowerShellとかがありますが, 標準的なcmd.exeなんかじゃあまりにも力不足. となると, 取りあえず使えるのはシェルスクリプトとなってUNIX系を採用って流れですね. まあスパコンのOSの種類についてはカーネルよりもむしろユーザーフロントエンドとしての面が大きいので, ユーザが使い慣れているからと言っちゃってもいいかと思います.
Re: (スコア:0)
> 今ならWindowsでもPowerShellとかがありますが, 標準的なcmd.exeなんかじゃあまりにも力不足.
10年以上前からOSに標準で付属していた、Windows Scripting Host [microsoft.com]は無視ですかそうですか。
Re: (スコア:0)
無視でいいと思う。
正直10年前レベルだとHPCにWindowsを使いたいなんて言っても正直言って出来なかったし、コマンドラインシェルの使い勝手よりもどのリソースを使えるかの方が重要だったから。
Re: (スコア:0)
Windowsもそう馬鹿にしたものでもなくて、WinNT/AlphaとDEC Fortranを入れて、これでクラスタが組めたらいいんだけどねえみたいな話はしていましたよ。
Re: (スコア:0)
スレッドのプライオリティとアフィニティマスクを適切に設定して、適切に同期APIを使って待機状態にしておき、オブジェクトをシグナル状態にして一斉に実行状態に遷移させれば、いいんじゃね?
Re:OSって、スパコンの速度に寄与するのですか? (スコア:1, 興味深い)
スケジューラ性能は、過負荷状態でLinuxよりSolarisやFreebsdの方が上だった覚えがあります。
ただ、マルチプロセスにする必然性がなく、シングルプロセス/コア数分マルチスレッドで貼り付けでしょうから、影響がすくないのではないでしょうか。
それよりI/Oスピードが重要で、RDMAやらInfinibandの低レイテンシハードに対するOS/ドライバの対応が重要になると考えられます。
Re: (スコア:0)
昔 IAサーバ + Linux2.4 から Netra X1 に入れ換えたら、Disk I/O が遅くて結局パフォーマンスが出なかったとか聞いたことがある。
パフォーマンス云々はドライバの出来も含めて、やはりシステム全体で見るべきだよな~。
Re: (スコア:0)
Re:OSって、スパコンの速度に寄与するのですか? (スコア:1)
OSのバージョンアップでMIPS値が上がると宣伝していました。
# HP9000-300の頃(PA-RISCでは無くMC68000シリーズだったはず)
(記憶ですいません、当時の雑誌広告であったはずですが手元にはもうありませんでした)
Re: (スコア:0)
高速性を求めるのであれば、最低でも対象とするハードウェアの性能を引き出す必要があります。
そのため、高い性能を出そうとすれば最新のハードウェアがもつ機能に対応するOSが必須です。
Windowsだとどうしても、この部分の対応が遅いから x86 系のハードウェアでクラスタを組むとLinuxの方が速度を出しやすいです。
もちろん、Linuxを利用していても古いバージョンだと速度がでない事が多々あります。
Re: (スコア:0)
当然、カスタマイズするでしょう。
自動車だって、レースに出すときは、エンジンや足回りをチューンアップするでしょう。
Re:OSって、スパコンの速度に寄与するのですか? (スコア:1)
「オープンソースだからチューニングし易い」とかなんですかね。
まあ、私が十数年前に関わっていたスパコンは、フロントエンドが全てSunのワークステーションで、スパコン自身のOSもUN*X風のものでしたから、システム管理のノウハウも含めた過去の資産継承という理由で、UN*Xと構成が似通ったLinuxが採用されているのかもしれません。