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>二者間の通話内容を10分間暗号化するために1,200,000バイトの暗号鍵を事前共有
これが物理的に不可能なの?現代のコンピュータ工学的及び統計学的に不可能であって、物理学的には可能という気がするのだが・・・もちろん私に証明はできません^^物理学的に不可能というのは、流れている信号が量子そのものであって、その状態を確認しようと量子に干渉すると、データそのものが破壊されるという仕組みじゃなきゃだめなんじゃないの?
#シュレイディンガーの猫は可哀想学派なのでAC
>これが物理的に不可能なの?
他のコメントでも大勢の方が書かれていますが、暗号文と同程度の長さの鍵をワンタイムで使う限り、物理的に解読は不可能です。通常の暗号で同じ鍵に対し十分な例文があれば解けるってのは、「どの文も同じ解読法で意味の通る文になる」という制限がつくからです。
ある暗号文Aがあって、これに何らかの変換fを施すと平文になる(f(A) -> plain text)、これが解読です。同じ変換で多数の暗号文が復号できるなら、f(A)もf(B)も……f(N)も平文になるような変換、ということでfに制限がつきます。f(A)は平文っぽいものになったけど、f(B)は意味がな
「鍵の長さ」と「暗号文の長さ」が同じ、というのがポイントです。
「n bit の文」を「n bit の鍵」で暗号化することを考えます。衝突のないアルゴリズムであれば、任意の暗号文に対し「n bit の鍵」全てで復号すれば、2n 通りの平文ができます。一方、「n bit の文」が取り得る組み合わせも 2n 通りですから、どんな平文でも、その平文に復号されるような鍵が存在することになります。
つまり、『複数のfが「会話としてちゃんと成り立っている」別々の平文を導き出す可能性』があるどころか、「会話としてちゃんと成り立っている、同じ長さの平文」全てに対し、そう復号できる鍵fが存在することになります。
会話として成り立っているかどうかは、鍵の正しさの証明にはなりません。
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物理学的に? (スコア:0)
>二者間の通話内容を10分間暗号化するために1,200,000バイトの暗号鍵を事前共有
これが物理的に不可能なの?
現代のコンピュータ工学的及び統計学的に不可能であって、物理学的には可能という気がするのだが・・・もちろん私に証明はできません^^
物理学的に不可能というのは、流れている信号が量子そのものであって、その状態を確認しようと量子に干渉すると、データそのものが破壊されるという仕組みじゃなきゃだめなんじゃないの?
#シュレイディンガーの猫は可哀想学派なのでAC
Re: (スコア:2, 参考になる)
>これが物理的に不可能なの?
他のコメントでも大勢の方が書かれていますが、暗号文と同程度の長さの鍵をワンタイムで使う限り、物理的に解読は不可能です。
通常の暗号で同じ鍵に対し十分な例文があれば解けるってのは、「どの文も同じ解読法で意味の通る文になる」という制限がつくからです。
ある暗号文Aがあって、これに何らかの変換fを施すと平文になる(f(A) -> plain text)、これが解読です。
同じ変換で多数の暗号文が復号できるなら、f(A)もf(B)も……f(N)も平文になるような変換、ということでfに制限がつきます。f(A)は平文っぽいものになったけど、f(B)は意味がな
Re: (スコア:0)
どの解読法(f)が正しいのか証明できないし、KABAみたいに短い文では有効なのはわかりました。(たぶん)
ですが、多くの通話はKABAよりは相当程度に長いと思うわけです。
すると、複数のfが「会話としてちゃんと成り立っている」別々の平文を導き出す可能性は、それこそあんまり
無いと思うんですよ。
であれば、ある特定のfによって得られた平文が「言葉として成り立っている」場合、それが正しいかどうか
証明できないながらも「たぶんこれで合ってんじゃね?」ってことで実用的にはOKなんじゃないでしょうかね?
どうなんでしょう?
Re:物理学的に? (スコア:3, 参考になる)
「鍵の長さ」と「暗号文の長さ」が同じ、というのがポイントです。
「n bit の文」を「n bit の鍵」で暗号化することを考えます。
衝突のないアルゴリズムであれば、
任意の暗号文に対し「n bit の鍵」全てで復号すれば、2n 通りの平文ができます。
一方、「n bit の文」が取り得る組み合わせも 2n 通りですから、
どんな平文でも、その平文に復号されるような鍵が存在することになります。
つまり、『複数のfが「会話としてちゃんと成り立っている」別々の平文を導き出す可能性』があるどころか、
「会話としてちゃんと成り立っている、同じ長さの平文」全てに対し、そう復号できる鍵fが存在することになります。
会話として成り立っているかどうかは、鍵の正しさの証明にはなりません。