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ラノベの本が山のようにあり、他の人も山のように持っている間は、その本にはなんの価値もない。故に、それをデジタル化するのになんの躊躇もなかろう。ここまではよい。
では、その後、多くの人が同じようにデジタル化を行い、その過程で多くの紙製の本が破砕、破棄され、紙の本の稀少性が高まったときに、あなたは己がやったことに耐えられるだろうか。あぁ、あの時本をちょんぎらなければ、今頃は秋葉原での価値が10倍にはなっていただろうに という事実に。特に初版・初刷。
というわけで、私は「自動ページ送り + デジカメ」によるデジタル化は賛成だが、本を破砕して ScanSnap に飲ませる方式には反対だったりする。それはやっている当人が意図していない、一種の焚書ではないか、と。
大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。
書籍はすべて燃やされることになったために読書家は本を情報の形にして持つようになり、主人公はひょんなことから本を手に入れたために彼らに加わり本を情報化することになる、というSFを書いていた人がいましたっけ。「自炊」報告を読んでると「棚の空間一つ空けたら全部裁断するまで止まらなくなった」なんて言ってる人もいて、ちょっと怖いかも。
>「自炊」報告を読んでると「棚の空間一つ空けたら全部裁断するまで止まらなくなった」なんて言ってる人もいて、ちょっと怖いかも。怖いかしら?自分にとっては(今2000冊、あと2000冊で手持ちは量子化終了)床が物理的に抜ける方が怖かったです。ただ其れより恐ろしいのは生来の活字中毒を抑えていたのが部屋の崩壊であったためか、購入頻度が再びうなぎ登りに orz
速読まで学んでガンガン読むのはいいんですが、予算が orz
ライトノベルのような、毎月のように玉石混淆で大量に出版される文庫本の場合、結構一期一会で今買わなければ二度と手に入らない。って本が山のようにあります。但し、手に入らないからといって希少価値が上がるわけでもなく、ホントに消え去るだけなんですよ。だから、部屋が本で埋まってて新しく買うのを躊躇する方が、弊害が大きいです。
また後々価値が上がる本なんて、極々一部なわけで。それも初版本だから高いわけではなくて、手に入らない=出荷数が少なかった。から高くなっているだけなんですよね。そんなわけで、昔のSF本みたいに初版=希少価値で高いってのは、昨今の文庫本には当てはまらないと思います。せめてハードカバーでないと。
>大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。
デジタル化されるほど売れる本は、まだ実本としても何刷りもされてますよ。でもあまりにもロングテールが期待できない業界なので、出版社が早々に品切れさせてしまう。むしろデジタル本化は、いつでもいつまでも本が手に入るためにヤッてほしい。
> むしろデジタル本化は、いつでもいつまでも本が手に入るためにヤッてほしい。でも盗作騒動が起きたら、(実際に盗作してたかどうかにかかわらず)速攻でリモートから消される予感(amazonがかつてやったみたいに)。紙の本なら少なくとも一度買ったものは手元に残るけど。
ラノベがたった10倍程度じゃそれまで保管に掛かる東京の家賃に対してまったく引き合わないと思う。# 日本の本ってほんと安いよね> 大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。でも自炊したものほどの自由度はありえないでしょうね(コピー制御的な意味で)。
絶版本の電子化はいずれ行われたとしても、残念ながらそういうのが欲しい場合は買いなおしになると思われます。 なので、すでに持っている書籍の電子版が出ることにはあまり意味がないです。
文庫の希少価値なんてたかが知れているという点に関しては、激しく同意です。電子版が出るようになれば、今よりもっと希少性が下がるだろうし……。
okky氏が言ってるのは「投機」だと思う。
いや、「投機」かどうかはどうでもよくて。
ようするにそういう事態に陥ったときに「後悔する」というストレスがかかるわけですよ。
株を売ったら、さらに値段が上がった、とか古本屋に売ったら、実は初版初刷本はものすごく冊数が少なかった、とか最初はあまり面白くないので読み終わったらとっとと破棄していたのだが、後半になったら面白くなったので全部そろえて読み直そうとしてももう手に入らない、とか# 最後の例はたとえば「鳴きの竜」とか「超人ロック」とか…
それと同じで、何かを「破棄する」っていうのは常に、その後にストレスがかかる可能性がある、というのがでかいんです。
>最初はあまり面白くないので読み終わったらとっとと破棄していたのだが、>後半になったら面白くなったので全部そろえて読み直そうとしてももう手に入らない、とか
そのための電子的な保存手段なんですが>スキャンスナップ
本をスキャンしている人にも色々いると思うのですが、1) 電子化したデーターを活用することが目的の人2) 本を処分しなくてはならないが、後で読み返したりするかもしれないから保存したい人3) iPad等を買ったのでブームだからやってみようという人4) とにかく電子化するのが趣味の人
(1)は、例えば海外出張などで大量の本を持ち運びたいなど、色々なパターンがあるようです。わたしは(2)なのですが、部屋の広さは決まっているのに本が増えすぎ、仕方なく興味の薄れた本を処分すると。(ScanSnap以前は、資源ゴミや古本屋に持ち込んでいたのですが、今となったら勿体ないことをしたと思ってます)(3)は(1)と似ているかもしれないですが、何か面白そうだからやってみたいっていうのは動機としてアリです。
>それと同じで、何かを「破棄する」っていうのは常に、その後にストレスがかかる可能性がある、というのがでかいんです。スキャンする目的が同じような事なので理解できます。破棄するストレスを軽減するために、「一応」データの形で保存して、捨てやすくしているので。違うのは売ればいくらになるかって点ですか……本は読めれば良いので気にしたこと無いなぁ
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
それは後の後悔をどう評価するか、だ (スコア:1)
ラノベの本が山のようにあり、他の人も山のように持っている間は、その本にはなんの価値もない。
故に、それをデジタル化するのになんの躊躇もなかろう。ここまではよい。
では、その後、多くの人が同じようにデジタル化を行い、その過程で多くの紙製の本が破砕、破棄され、紙の本の稀少性が高まったときに、あなたは己がやったことに耐えられるだろうか。あぁ、あの時本をちょんぎらなければ、今頃は秋葉原での価値が10倍にはなっていただろうに という事実に。特に初版・初刷。
というわけで、私は「自動ページ送り + デジカメ」によるデジタル化は賛成だが、本を破砕して ScanSnap に飲ませる方式には反対だったりする。それはやっている当人が意図していない、一種の焚書ではないか、と。
大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。
fjの教祖様
はげどう (スコア:2)
書籍はすべて燃やされることになったために読書家は本を情報の形にして持つようになり、主人公はひょんなことから本を手に入れたために彼らに加わり本を情報化することになる、というSFを書いていた人がいましたっけ。
「自炊」報告を読んでると「棚の空間一つ空けたら全部裁断するまで止まらなくなった」なんて言ってる人もいて、ちょっと怖いかも。
Re: (スコア:0)
>「自炊」報告を読んでると「棚の空間一つ空けたら全部裁断するまで止まらなくなった」なんて言ってる人もいて、ちょっと怖いかも。
怖いかしら?
自分にとっては(今2000冊、あと2000冊で手持ちは量子化終了)床が物理的に抜ける方が怖かったです。
ただ其れより恐ろしいのは生来の活字中毒を抑えていたのが部屋の崩壊であったためか、購入頻度が再びうなぎ登りに orz
速読まで学んでガンガン読むのはいいんですが、予算が orz
Re:それは後の後悔をどう評価するか、だ (スコア:1)
ライトノベルのような、毎月のように玉石混淆で大量に出版される文庫本の場合、
結構一期一会で今買わなければ二度と手に入らない。って本が山のようにあります。
但し、手に入らないからといって希少価値が上がるわけでもなく、ホントに消え去る
だけなんですよ。だから、部屋が本で埋まってて新しく買うのを躊躇する方が、弊害
が大きいです。
また後々価値が上がる本なんて、極々一部なわけで。それも初版本だから高いわけでは
なくて、手に入らない=出荷数が少なかった。から高くなっているだけなんですよね。
そんなわけで、昔のSF本みたいに初版=希少価値で高いってのは、昨今の文庫本には
当てはまらないと思います。せめてハードカバーでないと。
>大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。
デジタル化されるほど売れる本は、まだ実本としても何刷りもされてますよ。
でもあまりにもロングテールが期待できない業界なので、出版社が早々に品切れ
させてしまう。
むしろデジタル本化は、いつでもいつまでも本が手に入るためにヤッてほしい。
Re: (スコア:0)
> むしろデジタル本化は、いつでもいつまでも本が手に入るためにヤッてほしい。
でも盗作騒動が起きたら、(実際に盗作してたかどうかにかかわらず)速攻でリモートから消される予感(amazonがかつてやったみたいに)。
紙の本なら少なくとも一度買ったものは手元に残るけど。
Re: (スコア:0)
ラノベがたった10倍程度じゃそれまで保管に掛かる東京の家賃に対してまったく引き合わないと思う。
# 日本の本ってほんと安いよね
> 大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。
でも自炊したものほどの自由度はありえないでしょうね(コピー制御的な意味で)。
Re:それは後の後悔をどう評価するか、だ (スコア:1)
実際に高価格で取引される書籍は、希少性が高まった後でも極一部でしょう。
ハヤカワ銀背やサンリオ文庫なんて滅多にない話だ。
まして「残っているだけで稀少」で「価値があるレベル」は数百年から数千年のオーダーでしょうね。
akiraani氏が自炊するのは
>大丈夫。面白い本ならそのうちデジタル化されたものが出版されるよ。
出版されるまでの間を凌ぐ&出版されないときの保険、でしょう。
自分が面白いと思う物が必ずしも評価されると限りませんから。
あの「マイクロチップの魔術師」ですら、絶版で再版投票でも票が集まらないんだから。
Re:それは後の後悔をどう評価するか、だ (スコア:1)
絶版本の電子化はいずれ行われたとしても、残念ながらそういうのが欲しい場合は買いなおしになると思われます。
なので、すでに持っている書籍の電子版が出ることにはあまり意味がないです。
文庫の希少価値なんてたかが知れているという点に関しては、激しく同意です。電子版が出るようになれば、今よりもっと希少性が下がるだろうし……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:それは後の後悔をどう評価するか、だ (スコア:1)
いや、「投機」かどうかはどうでもよくて。
ようするにそういう事態に陥ったときに「後悔する」というストレスがかかるわけですよ。
株を売ったら、さらに値段が上がった、とか
古本屋に売ったら、実は初版初刷本はものすごく冊数が少なかった、とか
最初はあまり面白くないので読み終わったらとっとと破棄していたのだが、後半になったら面白くなったので全部そろえて読み直そうとしてももう手に入らない、とか
# 最後の例はたとえば「鳴きの竜」とか「超人ロック」とか…
それと同じで、何かを「破棄する」っていうのは常に、その後にストレスがかかる可能性がある、というのがでかいんです。
fjの教祖様
Re:それは後の後悔をどう評価するか、だ (スコア:1)
>最初はあまり面白くないので読み終わったらとっとと破棄していたのだが、
>後半になったら面白くなったので全部そろえて読み直そうとしてももう手に入らない、とか
そのための電子的な保存手段なんですが>スキャンスナップ
本をスキャンしている人にも色々いると思うのですが、
1) 電子化したデーターを活用することが目的の人
2) 本を処分しなくてはならないが、後で読み返したりするかもしれないから保存したい人
3) iPad等を買ったのでブームだからやってみようという人
4) とにかく電子化するのが趣味の人
(1)は、例えば海外出張などで大量の本を持ち運びたいなど、色々なパターンがあるようです。
わたしは(2)なのですが、部屋の広さは決まっているのに本が増えすぎ、仕方なく興味の薄れた本を処分すると。
(ScanSnap以前は、資源ゴミや古本屋に持ち込んでいたのですが、今となったら勿体ないことをしたと思ってます)
(3)は(1)と似ているかもしれないですが、何か面白そうだからやってみたいっていうのは動機としてアリです。
>それと同じで、何かを「破棄する」っていうのは常に、その後にストレスがかかる可能性がある、というのがでかいんです。
スキャンする目的が同じような事なので理解できます。破棄するストレスを軽減するために、「一応」データの形で保存して、
捨てやすくしているので。
違うのは売ればいくらになるかって点ですか……本は読めれば良いので気にしたこと無いなぁ