ボストン大学の南橋尚明さんと言う方が本年の日本経済学会で"Monopolization Effects by Competition Law: Evidence from FTTH Local Loop Unbundling in Japan"という論文でそのような仮説の妥当性を検証した論文の発表をしています。 http://www.jeameetings.org/2010f/Gabstract/K-007abstract_MinamihashiNa... [jeameetings.org] このような本物の経済学の研究、そしてそれを理解できる人間が政策に関与出来ていないのは大変残念なことです。
高い (スコア:2)
禿の言う事が現実的かどうかは判らないけど、月額を下げる案は賛成。
今ってフレッツ光で6500円くらい、au光で5500円くらい?だっけ?
加入の時に何万円分とかオマケつけて、月々ボッタクるやりかたはもういい加減にして欲しい。(昔の携帯と同じだね)
最初の工事費0円にして月々に転換するくらいはいいと思うけど。
他のスレでも書いてるけど
車無い人<ネット必要 と思うので公共にして税金投入してもいいと思う。
Re: (スコア:0)
eo光のある関西人は勝ち組?
つうか江戸の皆さんがこんな下らないことで大騒ぎしているのが理解できない。
東京電力は何してるの?
Re:だよねえ (スコア:1)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NCC/NEWS/20050802/165727/
「競争できない」とかいう意見も「何言ってんの?」って感じだし、
孫の戯言も、ただのワガママにしか聞こえない。
Re: (スコア:0)
さすがにデータ古すぎ。
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/31388.html [soumu.go.jp]
まあ、滋賀奈良が低いのは変りないんだけど、eoのせいじゃないよ。
eo:Flet'sは概ね1:2~1:3くらいの割合です。
Re: (スコア:0)
eoの初期はすごかったからねぇ。
その頃のことを言いたかったのでは。
NTTがほんの中心部のごく限られた所にだけ提供を始めていた頃に、
eoが一気に広範囲のサービスをスタート。
どう考えてもNTTがサービスしそうにないところまで含めて。
おかげでウチはかなり早い段階でFTTHになりました。
NTTのエリアになったのはその3年後。
頻繁にセールスの電話が掛かってきましたが「あんたとこ遅すぎ」と一蹴したのも懐かしい話。
あ、ちなみに、非採算地域では裏でNTTがeoに「ダークファイバー貸してくれ〜」なんて頭下げてました。
今では巻き返されて大きく水をあけられてしまいましたが
Re:そうそう (スコア:1)
2005年のデータで言いたかった事はそのとおりです。
当時、自前の設備でNTTとちゃんと競争できる会社が出てきたことが
とってもエキサイティングに思えたんです。
電力会社がバックにいるとはいえ資本金300億のeo光ができるんだから、
ソフトバンクなら、ADSLが好調な間にまじめに設備うっていれば正面
から戦えたんじゃないかな、と思うんですね。
だから、メタルはともかく光に関しては「競争できない」っていわれる
と「そもそも全力で競争したの?」と言い返したくなるし、
「光の道」構想をどれだけ熱く語られても、市場競争を俺様ルールの枠
に押し込めて再スタートさせるための詭弁にしか聞こえないんです。
Re:そうそう (スコア:1)
電力会社の子会社であるeoと同等に他の会社が光に参入できるとは考えにくいです。
電力会社の子会社と同等の光ファイバを敷設するための費用には電柱を立てたり、各種設備を設置するスペースを確保したり、その後工事会社を手配するなどの費用と、時間がかかります。
eoが成功したのは、ブロードバンドがブームになるより前から専用線やINS、PHSなどのサービスに向けて光ファイバの敷設を行ってきていたため、いざブームが到来したときにはNTTより早くラストワンマイルを提供する事ができたこと、そしてそのための費用のかなりの部分を電力事業とシェアする事が出来た事にあります。
ソフトバンクが通信サービスに参入した2000年頃にはまだ電柱等の利用に関する法整備は成されていませんでした。
他方eoは1980年代半ばのNTT民営化、通信自由化のタイミングから着々と時前の通信インフラを構築してきており、INS、PHSと失敗を積み重ねてようやくeoでその苦労が成就したわけです。
固定回線より遙かに敷設にかかる期間が短い携帯電話でも、既にインフラのあったボーダフォンを買収したソフトバンクと、全くの新規参入のイー・モバイルが2007年以降に獲得した顧客数を比べると数倍の開きがあります。
また、有線放送である程度インフラを構築していたUSENでさえも市場から事実上の撤退をしています。
総務省がNTTの光ファイバに解放義務を与えず、NTTの光ファイバ料金が高止まりしたままになっていれば、USENは生き残れたかもしれませんが、総務省が計画が順調に進んでも7年目でようやくフローで収支均衡するような料金(実際は10年たっても赤字のまま)にNTTの光を設定したため、光ファイバ単独の採算での市場への参入は事実上不可能だったでしょう。
ボストン大学の南橋尚明さんと言う方が本年の日本経済学会で"Monopolization Effects by Competition Law: Evidence from FTTH Local Loop Unbundling in Japan"という論文でそのような仮説の妥当性を検証した論文の発表をしています。
http://www.jeameetings.org/2010f/Gabstract/K-007abstract_MinamihashiNa... [jeameetings.org]
このような本物の経済学の研究、そしてそれを理解できる人間が政策に関与出来ていないのは大変残念なことです。
Re: (スコア:0)
関西電力は、本業の配電自動化システムのために通信線を大量に必要としていたのですが、
自社投資だけで行うのは負担が大きいため、三セクのような形で大阪メディアポート(OMP)を立ち上げ、
企業向け通信サービスを行う傍らで自社用回線網を整備しました。
eoを提供しているケイ・オプティコムはそのOMPのインフラを引き継いでるだけなので、
「資本金300億で自前の設備」は大いなる誤解なのです。
今もeoは通信サービスのためにバックボーンの整備しているわけではなく、
関西電力のために整備した傍らでエリアが拡大していっているのが現実です。
こっちのコメント [srad.jp]で書かれてるのは2割程度正解ですが、概ね間違いです。
「電力会社の子会社であるeoと同等に他の会社が光に参入できるとは考えにくいです。」はまさにその通りですけどね。
Re:なるほど (スコア:1)
新規参入者の困難性やeoのアドバンテージはよくわかったのですが、それ
でもやはりソフトバンクの提言(アクセスライン公社(仮称)の設立)は
ムチャクチャだと思うんですよねぇ。
参考資料ありがとうございます。アブストでこれだけ興味が沸いた論文は
久しぶりです。ぜひ本文も読んでみたいです。
#最近論文書いてないなあ、若い頃よりも今のほうがいい論文書けそうな
#気がするんだけど、会社の立場的にセカンドオーサより前に出る機会が
#ないっす(泣)
Re:なるほど (スコア:1)
私もソフトバンクの提唱している案は実現不可能な点が多く含まれていると考えています。
メタルの維持が重いコストになるため光への移行を急ぐべきであるとの主張は自分の知る限り10年ほど前には既に学者・事業者の間で検討されており、この点については概ね専門家の間でのコンセンサスが取れていると思います。
しかし、現時点ですぐメタルが全廃できる訳ではありません。
例えば、NTTの指摘している現時点で光で代替できない利用方法について、代替の手法を作成し、提供しなければなりません。
ソフトバンクが言うように技術的に可能であるとしても、具体的な製品、サービスとして置き換えを行うまでには時間がかかります。
仮に孫さんが公社の社長になったとしても、これら問題を一気に解決して2015年までにメタルの全廃が出来るとはとうてい思えません。(こんな議論をしてる間に2011年が見えてきましたし・・・)
2015年頃には全廃可能な条件が整い、NTTが2025年頃を目処に全廃に向けたプランを進める、位なら不思議ではありません。
それを経営形態を変える等によって2020年に短縮することが可能か、そしてそれにメリットがあるかは検討する価値があると思います。
Re:そうそう (スコア:1)
「eoが成功したのは、ブロードバンドがブームになるより前から専用線やINS、PHSなどのサービスに向けて光ファイバの敷設を行ってきていたため、いざブームが到来したときにはNTTより早くラストワンマイルを提供する事ができたこと、そしてそのための費用のかなりの部分を電力事業とシェアする事が出来た事にあります。
ソフトバンクが通信サービスに参入した2000年頃にはまだ電柱等の利用に関する法整備は成されていませんでした。
他方eoは1980年代半ばのNTT民営化、通信自由化のタイミングから着々と時前の通信インフラを構築してきており、INS、PHSと失敗を積み重ねてようやくeoでその苦労が成就したわけです。」
eoについての言及は上記のようにしましたが、8割方間違いというほどおかしいですか?
eoが単独で通信のためにインフラを敷設したと書いていれば大間違いだとは思いますが、電力事業と様々な費用をシェアしてきた事がeoが存続してきた原因、という趣旨には同意されているようですが。
また、「eoは通信サービスのためにバックボーン整備をしているわけではなく」と述べられていますが、関電は通信事業を重要な新事業と見なしており、社内用途のみならず社外向け通信サービスにも利用可能なネットワークを構築しています。
インフラ整備は電力事業が主であり通信は従と言うことと、通信事業のために整備をした、ということは両立すると思いますがいかがですか?